2011年5月9日月曜日

新常識・非常時に備えた保存食にはシリアルがいい

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


◆震災関連
阪神大震災後からの教訓 増税は税収を減らす
菅首相がとうとう口にした「タブー」 初めてのこと
経営術“ゼロ”政権につける薬がほしい
被災3県の全仮設住宅群に診療所 厚労省
被災3県の都内アンテナ店盛況 来店客「少しでも力に」

◆原発・放射能関連
「浜岡は特別に切迫」首相、他の原発停止は否定
放射線どれだけ浴びると危険か 低レベルでは個人差


私のような年代は非常食=乾パンと刷り込まれています。

福島第一原発で過酷な復旧作業をされている人達は
劣悪な環境下でも食事も乾パンなどだそうで、信じられません。

私は普段はまったくシリアル食品は食べませんが、
よいものを選べば乾パンより栄養価ははるかによく日持ちもしますし、
乾パンよりおいしいです。

シリアル食品を食べる時にはそのままパリパリ食べることを
おすすめします。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。

****************************【以下転載】****************************

東日本大震災以来、懐中電灯やヘルメットなど「いざという時の備え」を固める人が増えている。これは非常に良いことだが、その際、古い常識には極力捕らわれない方がいい。例えば懐中電灯にしても、今は直視できないほど明るい200ルーメンのLED電灯が3000~4000円で買える。しかも小型なので、昔ながらの豆電球型の電灯よりよほど役に立つ。

保存食も同様で、災害時の保存食というと反射的に「乾パン」「カップ麺」と思ってしまう人が多いのではないか。だが、必ずしもこれらが最適とは限らず、シリアル食品にも目を向けて欲しいと指摘する人もいる。日本ケロッグ合同会社の広報室室長、井出留美さんだ。井出さんは栄養学の博士でもある。

「当社は2004年の中越地震の時も、また今回の東日本大震災でも、発生後できるだけ短時間で被災地にシリアルを寄付すべく働き掛けて来ました。今回は最初にシリアルスナック22万800食を、また二度目には23万9700食を被災地に届けることができました。22万食というと10トントラックで2.5台分です。二度目の時には一部をNPOのトラックに積み、私自身も一緒に届けて来ました。

ただ今回は災害の規模が大きく指揮系統が複雑化していたこともあり、シリアルの寄付を申し入れても、『その件なら首相官邸に』『いや○○県庁に』『シリアルの保管所は新町駐屯地に』『いや入間基地に』……と二転三転し、大変苦労しましたね。こうした経験の中、実際に中越地震の被災者の方から、『電気もガスも水道も止まっている中で、栄養バランスの取れたシリアルを食べることができて有難かった』というお電話を戴いたのです。『食器も地震で壊れ、何もなかったけど、シリアルは箱を開けて直接食べられた』と。

私も今回、炊き出しのボランティアに行っており、被災地に行っている多くのNPOの友人たちからも現地の状況を聞いています。その結果言えるのは、非常時にはカップ1杯の熱湯さえ得にくい状況になるということ。カップ麺さえ作れないライフラインの断絶時でも、箱を開けるだけで食べられるシリアルの利便性はもっと広く知って戴きたいと思います」。

また、4月26日の新聞報道にもあった通り、宮城県が沿岸部13市町の避難所の栄養状況を調査した結果、多くの被災者がカロリーだけでなくビタミン不足にも陥っていることが分かった。「私が見聞きした例では、被災地の食事はカップ麺やおむすび、菓子パンが多く、中には1日の配給が菓子パン6個という所もありました。これではどう考えても栄養バランスが良い筈がありません。このように被災地では精製された穀物からなる『主食』が中心になり、炭水化物をエネルギーに換えるためのビタミンB群が不足しがちです。またビタミンB群には老廃物を排泄する働きもあるので、これが不足するとエネルギーが効率的に取れないだけでなく疲れやすくなったり、イライラしたりします。一方、当社のシリアルはビタミンB1、B2などのビタミンB群やナイアシン、鉄分などのミネラルが強化されています」。


こう聞いてくると、いざという時にシリアルがあれば随分違うという気がするが、備蓄しても長持ちしなければ困ってしまう。シリアルの保存性はどうなのだろうか。「生鮮食品の場合、一般的に水分量は10%以上あって保存時にカビが生えやすい。一方シリアルの水分量は3%程度で、ドライフルーツ入りのものでも約5%です。このため保存には向いており、直射日光や高温多湿の場所を避けて戴ければ1年程度の備蓄は可能です。日本は食品の消費期限に厳しいので1年と表示されていますが、海外ではシリアルは1年半程度の消費期限を記しているものが多いですね。新型インフルエンザが流行した時も、食品の衛生面を気にされる方はシリアルに注目されていました」。

さて、ではどんなシリアルがいいのか。色々な種類があるので、普段スーパーに行かないビジネスマンは迷ってしまうかも知れない。「当社のシリアルはどれもビタミンやミネラルを強化しているので、そういう意味ではどれでもお薦めできます。ただ、非常時にもう一つ考えなければならないのが排泄の問題。今、多くの避難所ではトイレの環境が整わずに大変苦労されているようですが、それに加え、被災地では食事量や運動量が少なくなるため、便秘や痔になりがちです。その意味では、『オールブラン』『ブランフレーク』など小麦ふすまから作られたシリアルや、玄米の成分がそのまま入っている『玄米フレーク』などが食物繊維が多いのでお薦めです。なるべく水分を多く取りながら、これらのシリアルをうまく使って戴ければと思います」。

なお取材後、記者もさっそくシリアルを何箱か備蓄した。何事も起こらず期限切れになりそうなら普通に朝食で食べて消費すればいいので、その点もカサカサで食べにくい乾パンなどより有利だ。読者の皆さんにもお薦めしたい。

(出典:日本経済新聞)

0 件のコメント: