2012年4月23日月曜日

「長生きしたくない」老後不安の未婚者 産地研調査


いつもありがとうございます。

ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。

毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。





人生三大不安は病気・貧困・孤独と言われています。



閉塞感が強く夢も希望も持ちにくいと感じてか、

長生きしたくない人が少なくないそうですが、

日本の常識で暮らしていれば、長生きしない時代だと思います。





将来のリスクへの十分な備えのためには、



・元気に楽しく働くために健康維持・増進、抗加齢に努める

 的を射たことの実践がカギで、意外と簡単



・経済力を高める

 雇用されない複業=福業を立ち上げる

 本業の生産性向上につながり、サービス残業なしで仕事を終わらせ、

 見捨てられない働き方にもなり、独立も可能になる



この2つで人生が好転でき、お役に立てております。





私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。

私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。





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****************************【以下転載】****************************



未婚者の増加が止まらない。結婚件数は過去最低を更新し、また単身者世帯は全体の3分の1を占めるまでになった。そんな、「結婚しない人々」は、老後に大きな不安を抱いており、「長生きしたくない」とまで思っていることが日経産業地域研究所の調査でわかった。そのため、彼らは独身消費生活を謳歌しているとは言いがたい状況である。「独身貴族」という言葉はすでに死語で、「貧乏女子」が注目されている今日この頃。未婚の若者、特に女性をターゲットにするマーケティングには、重大な岐路が訪れているといえよう。



 

当研究所が2月に実施した調査(20~40代の独身男女1030人回答)では、「結婚したいと思う」のは72.0%。「結婚したいと思わない」は24.3%となり、4分の1近くにまで及ぶ。結婚したいと思わない人は、年齢とともに多くなるが、20代でも男性20.9%、女性15.0%にもなる。



近年は「婚活」疲れも指摘されているが、実際かなり低調。現在しているのはわずか13.7%に過ぎず、一番熱心なのは男性30代(19.9%)だが、それでも2割を超えない。



また、「一生独身でもかまわない」(独身覚悟派)という人は全体の35%にも及ぶ(図表1)。「結婚したいと思わない」の回答率よりも多いが、「したくないわけではないが、できなくてもかわまない」という人々が加わっているようだ。この独身覚悟派は、20代でも男性25.2%、女性24.3%と全体の4分の1に及んでいる。



独身についての考え方.jpg



「長生きしたいと思うか」という質問に対し、「あまり思わない」という人は全体の29.0%、「全然思わない」は11.2%となった。つまり、4割が「長生き消極派」だ(図表2)。女性のほうが男性より長生き願望が薄く、30代と40代では5割弱にまで迫る。また、見て分かるように、独身覚悟派と「一生独身でいるつもりはない」結婚執着派では、明らかに独身覚悟派のほうが長生き願望が薄い。どの年代をとっても大きく違いがある。



長生きしたいか.jpg



実際、どれくらいまで生きたいのか、あるいは生きたくないのか。現在、男性の平均寿命は約80歳、女性は約86歳。「長生き」をいくつくらいからと見るかは意見の分かれるところだろうが、「80歳以上」生きたい人についてみると、男性は20代が51.5%、30代40.8%、40代39.8%。女性が20代44.2%、30代33.5%、40代43.7%で、概して半分に満たない。また、独身覚悟派は20~40代全体で25.1%、結婚執着派は同51.6%と、違いはここでも明瞭で、男性20代でも、結婚執着派55.8%に対して独身覚悟派38.5%だ。男女どの世代をみても80歳を超えた長命を望む独身覚悟派は少ない。



老後について、「大いに不安を感じる」と「やや不安を感じる」の合計は、独身覚悟派(82.7%)でも結婚執着派(86.0%)でも同じくらい存在する。ただ「大いに不安を感じる」は独身覚悟派44.8%、結婚執着派32.2%と大きな差が開く。



その理由の大半は「お金」に尽きる(図表3)。次いで「病気」「(自分の)介護が必要になる」などパーソナルな問題、そして自分に降りかかってくる「将来の社会や経済の情勢」などだ。



老後に不安なこと.jpg



しかしこの中で、独身覚悟派と結婚執着派の間で差が大きいのは、やはり「お金」だ(独身覚悟派86.2%、結婚執着派80.9%)。実は、両者の間では、現況での世帯年収にはやや差があるものの、個人年収ではそれほどの違いはない。しかし、「望む結婚ができなければ一生独身でいい」と思っている半面では、経済的に頼れる人がいないことを懸念しているのは明らかだ。



老後に備えて現時点でしていることでは、トップが「貯金」で全体では59.7%。次いで「医療保険や入院保険、終身保険など自分のためになる保険商品の購入」(38.8%)で、年代が上がると男女ともに多くなる。また、若干女性のほうが多めで、40代ではかなり男女差がある(「貯金」は男性51.5%、女性65.0%)。いざというときへの備え意識は概して女性が高そうだ。これと似ているのが「健康管理」(36.6%)で、保険商品と同様の動機から気にしているとみられ、これも上の年代ほど、また女性ほど多い。



独身覚悟派と結婚執着派の別では、全体で見るとほとんど違いはなく、男女差や年代差が主に影響しているようだ。ただ「貯蓄」についてみると、1カ月の平均貯蓄額は、独身派4万2726円に対し、結婚執着派は2万9788円で、男女どの世代を見ても独身派がたくさん貯めている(図表4)。



独身覚悟派の貯蓄額.jpg



独身覚悟派と結婚執着派の消費の仕方を、使えるお金のうち、どれくらいを消費に回しているかという行動面で見ると、男女・年代別ともにその違いがほとんどない。「独身生活を謳歌」するために独身でいる、というわけでは、もはやなくなっている。



自由に使えるお金のうち、実際に何割を使っているかを見ると、極端な差は見られず、60%前後。もちろん、元の収入は個人によってまちまちなので、それが差となって反映するだろうが、「どこまで使うか」という生活感覚では差がないといえる。



自由に使えるお金のうち「自分の好きなことに何割くらいお金を使っているか」で見ると、女性20代だけは独身覚悟派の出費割合が高く、55.1%(結婚執着派は46.6%)だが、ほかの世代ではほとんど違いがない。20~40代全体でみれば、独身覚悟派45.8%、結婚覚悟派41.0%で、大きな差ではない。



どんなものに毎月支出しているかについて、21項目を挙げて答えてもらったが、回答率にはかなり違いがあり、ほとんどの項目で概して独身覚悟派は結婚執着派より回答率が低い(図表5)。特に違いが大きいのは、「衣料品」「くつ、バッグ」や「外での飲食」「交際費やデート代」などで、男女、年代別を超えて共通している。一方、「本・漫画」「ゲーム関連」などコンテンツに関するものは、年代・性別を超えて独身覚悟派のほうが回答率は高い。



どんなものに支出しているか.jpg



この背景には、独身覚悟派と結婚執着派とでの趣味・嗜好の違いが反映しているようだ。はっきりいってしまえば、独身覚悟派は通俗的な意味で「オタク」的だ。2集団で、自分の趣味としてあげてもらったものを比較すると、「読書」や「パソコン」「アニメ・マンガ」などでは、男女年代別ともに独身覚悟派が多めで、一般的な「ショッピング」「旅行」などや、スポーツ、アウトドアなどではおおむね結婚執着派が多めだ。文化系でも「写真撮影」や「楽器演奏」など、能動的に取り組まなければならないものでは結婚執着派が多い。



もともと、1990年代以降の長期不況の中で、使いたい項目に絞った支出をするのはすでに若年層の特徴として定着したが、今後、将来不安を抱える未婚者が増えることにより、ますますその傾向は強まるだろう。今後の生活を一種の「サバイバル」と考える若者は多いだろうが、独身者についてはその傾向が一層強まるとみられる。



調査の概要:2月3~5日にマクロミルに依頼してインターネットで実施。全国の20~40代未婚男女1030人の回答を得た。



(出典:日本経済新聞)

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