2012年4月16日月曜日

日本と違い健全に拡大する米国の健康食品市場

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


私は健康食品フォーラムに積極的に参加していますが、
2012年2月6日の基調講演で、
東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻の
社会予防疫学分野・佐々木敏教授が私が疑問に思っていることを
お話してくださいました。

講演タイトル 
日米欧における健康栄養研究の現状と課題の結論

・日本に決定的に欠けているのはトップランク大学に「人間栄養学」がない
・このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう


残念ではありますが、同感・納得いたしました。


国民の健康維持・増進に真剣に取り組まない日本は、
人間ドックの異常なしがわずか8.4%という悲惨な状態ですが、
真剣に取り組んでいるアメリカは日本とは大きく異なるようです。


アメリカ中毒管理センターの年間白書によれば、
2010年1~12月にビタミン・ミネラルサプリメントに関連した死亡は
ゼロ
だそうですが、別な調査ではアメリカでの薬品による死亡は
年間10万人を超えているそうです。

以前ご紹介した「革命アンチエイジング」という
米国アンチエイジング医学会公認の完全ガイド ブックには、

マルチビタミンとミネラルの補完が、おそらく経済的見返りが
最大で最も有効である唯一の予防的健康対策であるという
強力なエビデンスがある


と書かれてありますし、米国アンチエイジング医学会を構築してきた
著名な18名の博士の実践内容も書かれています。

・運動:しっかりやっている
・毎日のサプリメント:18名全員
 総合ビタミン・ミネラル剤+各種抗酸化サプリメント常用
・食習慣:それぞれに的を射ている
・飲酒:ゼロ~少量

日本の医師とは大きく違って自身も実践されています。


日本の健康食品は、国が法整備を放置していて
周辺国から不思議に思われ
、悪徳業者は喜んでいます。

法整備をしない最大の理由は質のよいサプリメントが普及すると
困る業界の巨大な政治力の影響だそうです。


ポール・ゼイン・ピルツァー氏は、これまで数々の予言を見事に
的中させてきた世界で最も著名な天才経済学者です。
彼は、著書「健康ビジネスで成功を手にする方法」にて
以下のように指摘しています。

医療産業と健康増進産業は別産業
☆医療(疾病)産業:一般的なカゼから悪性腫瘍まで、病人に対し、
 「受身的」に提供される製品・サービスで、病気治癒ではなく、
 高利益の症状対処に専念。
☆ウェルネス(健康増進)産業:健康な人(病気でない人)が、
 より健康、老化遅延、病気予防するために、「積極的」に
 提供される製品・サービス。

●この悲惨な現実
 1兆ドルの食品産業、1兆5,000億ドルの医療産業が実に
 卑劣に陰謀を働いたも同然で逃げ道のない消費者

▼肥満と栄養失調を生み続ける食品産業
 とてつもなく強大な経済力が、健康を妨げている
 中毒性のある加工食品に子供を誘き寄せるために給食制度を作った
 ジャンクフード文化の最恥部は、経営陣らが自社製品を避けていること

▼病気を生み続ける医療業界
 ・医療業界は、食品会社よりはるかに悪質
 ・医者は製薬会社の標的
 ・病気の原因や治癒ではなく、高利益の症状対処に専念
 ・製薬会社は悲惨な食事ででる症状に効果のある危険な薬を飲ませる

▼メディアは情報不足で無力
 ・しかも主たる広告主は食品・医療産業
 ・政府も同様に情報不足で無力


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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サプリメントベビーは賢いという一例
葉酸というビタミンB群の重要性
奇跡の脳をつくる食事とサプリメント

****************************【以下転載】****************************

健康博覧会と前後して開かれた米国の「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ」(NPE)の視察団が帰国した。米国のこの展示会はこの20年成長が著しい。特徴的なのは大規模な食品フェアに近いことである。流通が整備され、多くの小売店に提供する商材が、これらの展示会で紹介される。米国のNPEでは、オメガ3やプロバイオテクス、スーパーフルーツ、極めつけは「ホールフーズサプリ」ということだ。日本なら、さしづめ、にんにく、しょうがなどの健康食品ということか。

我が国では流通の整備が遅れ、サプリメントと自然食品、オーガニックが独自の道を歩んでいるために、サプリメントは医薬品を念頭に安全性や有用性の議論が殊更である。オーガニックも、70年代のアメリカでは、農地の管理は3年を基準に、オーガニック、自然農法、一般品のような区分(三色のシールで判別)で、厳格な人もそうでない人も、オーガニックに接することが出来る自由があった。

日健栄協の11品目の機能評価がまとまり、消費者庁に報告されたが、ここではヒト試験のデーターが線を引いた。ヒト試験の必要性の議論については、金澤一郎氏のインタビューに加え、高橋迪雄、そして田中平三の両氏のインタビューも本紙で紹介しているが、やはり健康食品とは何かという点をはっきりさせないと、結論はでそうにない。サプリメントは医薬品ではないのだから。その何かのヒントになるのが話題の本「大往生したけりゃ医療とかかわるな」(中村仁一著、幻冬舎)だ。
 
ここでは医療偏重の現代の問題を抉り出している。「病気の8割は医者にかかる必要がなく、かかったほうがいいのは1割、かかったために悪くなったのが1割」(医療専門誌・インゲルハイム編集長)の言葉を紹介し、「本人に治せないものを医者が治せるわけがない」と言い切っている。これまでも医療と健康の問題は、医療が主で健康は従とされてきた。ところが、高齢化が進み、国民全体が半病人のような状態で、一方、最高の医療が最適の医療ではないということが、医療の側からも指摘される様に変化しているが、国民の側に医療依存が高まっているのも事実である。

あと20年、あと30年を生きる人々が国民の半数近くになり、健康で快適な生活を送りたいと思うときに、行政の采配が相変わらず20、30年前の安全議論や医薬行政第一の状況から脱却できていないことも深刻だ。このあたりの整備が進むと、健康産業は米国並みに格段の成長を遂げるのではないかと考えている。

(出典:健康産業新聞)

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