2008年11月4日火曜日

かぜウイルスの作用が明らかに

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ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


かぜ、インフルエンザが流行る時期になってきましたが、
かぜウイルスの作用が明らかになったそうです。
いずれかぜの治療方法が変わるのかも知れません。

日本は抗生物質を世界一消費しているせいか、かぜ=薬と
思っている人が多いかも知れませんが、
2003年、日本呼吸器学会がかぜの診療指針、
「成人気道感染症診療の基本的考え方」で「かぜは薬で治さない」
まとめています。
日本外来小児科学会が同じようなことをまとめています。
少しずつですが、医薬品の乱用が警告され始めていますが、
私達患者が変わらないと薬の処方されない治療に不満が残るようです。

かぜを治す薬はまだできていません。
治すのは私達の自己免疫力であり、薬は症状を抑えるだけで、
解熱剤はかぜを長引かせることになり、製薬会社が喜びます。

自己免疫力を高く維持していればかぜをひくこともありませんし、
ひいたとしても軽くてすぐ治りますが、自己免疫力を高く維持することは
簡単で、私はかぜとは無縁です。

何事も予防に勝る治療なしです。


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普通の風邪の根本的治療につながる新知見が、カナダおよび米国の研究チームにより報告された。普通の風邪は、どこにでも存在するヒトライノウイルス(HRV)が原因だといわれてきたが、実はこのウイルスが鼻水、くしゃみ、咳(せき)などの不快な症状を引き起こしているわけではなく、ウイルスによってヒトの体内の遺伝子活性が変化し、それによって症状が引き起こされるのだという。この知見は、米医学誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(呼吸器・クリティカルケア医学)」11月号に掲載された。

一般的な風邪の30~50%はHRVが原因であるとされ、喘息などの症状を増悪させることもある。「誰もが風邪には特に害はないと考えており、実際そうなのだが、喘息、気管支炎、肺気腫などの下気道疾患がある人の場合には、風邪のウイルスが急性発作の引き金となり、生命にかかわることもある」と、研究チームの1人、カナダ、カルガリー大学のDavid Proud氏は述べている。

今回の研究では、35人のボランティアにHRVまたは偽ウイルスのいずれかを注入し、感染前および感染後に鼻上皮から擦過検体を採取した。DNAのマイクロアレイ分析の結果、感染後8時間では遺伝子変化は認められなかったが、2日後には約6,500の遺伝子に変化がみられ、活性が亢進するものもあれば鈍くなるものもあった。ウイルスの存在による影響が特に大きかったのは、気道炎症の一因となる抗ウイルス蛋白(たんぱく)および炎症性化学物質を作る遺伝子であったという。また、最も活性の高かった抗ウイルス蛋白viperinの値は細胞内で2倍以上となり、HRVの複製がviperinによって妨げられることも示された。

「これは、人体がウイルスから身を守るメカニズムとしてこれまで知られていなかった部分である」とProud氏は述べ、この知見が2通りの風邪の治療法につながるとしている。その1つは、症状を引き起こす炎症性遺伝子を特定し、その活性を阻害する方法、もう1つはウイルスとの戦いを助ける鍵となる分子を特定し、その分子の能力を上げたり、外部から補ったりする方法だという。なお、この研究には、米バージニア大学およびP&G社の研究チームが参加している。

医学誌「Journal of Infectious Diseases(感染症)」11月15日号に掲載された別の研究では、小児の肺感染症による入院の主な原因となる呼吸器合胞体ウイルス(RSV)が、症状が治まった後も体内に残り続けることが判明した。このことが喘息などの慢性気道疾患の原因となるとも考えられ、新しい治療標的となる可能性もあると米テキサス大学サウスウェスタン・メディカルセンター(ダラス)の研究グループは述べている。

(出典:HealthDay News)

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