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ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
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抗加齢(アンチエイジング)の最も有力な仮説は酸化ストレス仮説です。
活性酸素が炎症を起こし、加齢を促進する
・1956年に初めて言われ、
・1998年に酸化ストレスで短命化する
・2005年に酸化ストレス制御で長寿化する
などがわかってきました。
病気の90%は活性酸素が原因という説もあり、老化現象、生活習慣病などは、
身体が活性酸素との戦いに敗れた結果だそうです。
活性酸素やフリーラジカルが関与する代表的疾患
私達の身体はこの活性酸素と戦う仕組みがありますが、年齢とともに
衰えて行き、アラフォーくらいから老化を実感する厳しい現実に気づき、
生活習慣病などにも罹りやすくなります。
そんな時の強い味方が抗酸化物です。
抗酸化物は体内で「抗酸化ネットワーク」を形成し、ガン、心臓病、神経疾患、
関節炎などの万病を予防して健康長寿に貢献しているそうです。
南カリフォルニア薬科大学教授、レスター・パッカー博士は、
『抗酸化の父』といわれていて最も主要な科学的組織、国際フリーラジカル学会
会長などを歴任、フリーラジカル研究をリードしているパイオニアです。
近著「アンチオキシダントミラクル」という本には、この抗酸化ネットワークの
主役であるビタミンC、ビタミンE、グルタチオン、コエンザイムQ10、およびリポ酸と、
その応援団であるフラボノイド、カロテノイド、セレンなどを中心に万病を予防して
健康長寿に貢献する抗酸化物の重要性と健康維持作用がわかりやすく
書かれています。
主な内容の要約
◆20世紀の医学界で最大トピックスは、抗酸化物が健康維持に大きな役割を
果たすことが判明したこと。
◆21世紀の治療は、生体異物である薬を使う → 病気と戦う抗酸化ネット
ワークの力を増強することで治療する時代になる。
◆病気を予防して寿命を引き延ばす鍵は、 「体内の抗酸化物の正常な濃度と
バランスを保つ」という簡単なこと。
◆食品だけでは十分な量の抗酸化物を摂れないので、サプリメントが重要。
私も当然よいコエンザイムQ10も摂っていますが、吸収率には数倍の開きがあり、
何を選ぶかが重要です。
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年をとっても、若さを保ちたい。そのためには何をすればよいのだろうか。老化防止の基本は「バランスのある食事」「適度な運動」「精神的なストレスのないポジティブな生き方」だが、今回はアンチエージング(抗老化医学)の素材として注目されているコエンザイムQ10にスポットを当ててみた。
高脂血症薬の服用者にも有効
アンチエージングの研究で知られる山本順寛・東京工科大学応用生物学部長(日本コエンザイムQ協会理事長)は7年前から、コエンザイムQ10のサプリメント(栄養補助食品)を取り続けている。そのせいかどうかは分からないが、「以前に比べて疲れが生じにくくなった気がします。寝覚めもよくなって、仕事をこなすエネルギーも高まったような感じがしますね」と語る。
なぜ、山本教授はコエンザイムQ10に注目するようになったのか。コエンザイムQ10(英語のエンザイムは酵素の意味、コは補助や協働の意味)は1957年、米国の研究者が心臓から発見した物質。私たちが生きていくにはエネルギーが必要だが、そのエネルギーをつくっているのが細胞内のミトコンドリアという細胞小器官だ。この発電所とも言える工場でエネルギーの生産に欠かせないのがコエンザイムQ10だ。
■ビタミンEと助け合い
コエンザイムQ10はエネルギー生産のほかに、もうひとつ重要な働きがある。抗酸化作用だ。魚や肉は冷蔵庫に入れておいても、時間とともに酸化して腐る。私たちの体が年とともに老化していくのも同じ原理だ。そうした酸化を抑えるのが抗酸化作用だが、コエンザイムQ10はビタミンC、ビタミンEなどとともに体内で抗酸化物質として働いている。
山本教授が特にコエンザイムQ10に関心を抱いたのは自身の実験だった。約10年前、血液中にある脂質の酸化と抗酸化物質の関係を研究していた。そのとき、ビタミンEの抗酸化作用がコエンザイムQ10の助けで衰えないことを発見した。つまり、コエンザイムQ10はビタミンEと助け合いながら抗酸化作用を発揮したのだ。この実験結果に山本教授は「私たちの体がさびつかないような働きの一端をコエンザイムQ10が担っている」と考えた。
■年齢とともに減少
コエンザイムQ10自体は、もともと体内の細胞でつくり出されているが、20代あたりをピークに徐々に減っていく。40代で約3割、70~80代で5割以上も減ってしまう。減った分を補っていこうというのがコエンザイムQ10を活用した健康法だ。
コエンザイムQ10は他の生き物や植物にも存在するため、肉や魚を食べても補うことはできる。しかし、コエンザイムQ10が一番豊富といわれるイワシからでさえ、1日に必要な量とされる100ミリグラムを摂取するには、毎日20匹以上食べねばならない=図参照。
そんなことから、山本教授はコエンザイムQ10を凝縮させたサプリメントを摂取している。吸収率や有効量には個人差があり、どの人にもあてはまるわけではないが、山本教授は1日に300ミリグラムを摂取している。
■肌に塗る化粧品に注目
では、どんな効果が期待できるのか。一般的には中高年の老化防止や疲れやすい人などにむくが、コレステロールの合成を抑える抗コレステロール薬を服用している人にもコエンザイムQ10がお勧めだ。
実はコエンザイムQ10が体内で合成される経路はコレステロールが合成される経路と同じだ。つまり、メバロン酸の生成を阻害して、コレステロールを低下させるスタチン系高脂血症薬を服用すると、コレステロールが低下するだけでなく、同時にコエンザイムQ10も減ってしまう。
コエンザイムQ10が減ると心臓の働き(心拍出量)も衰えがちになる。このため、山本教授は「スタチン系高脂血症薬を服用している人はコエンザイムQ10を摂取した方がよいのではないか」と話す。
コエンザイムQ10のサプリメントは欧米で特に人気が高い。コエンザイムQ10を配合したクリームを肌に塗るとシワの溝が浅くなったという研究報告もある。紫外線による酸化ストレスを防ぐ意味でも今後、肌に塗る化粧品が注目されそうだ。
このほか、パーキンソン病の症状の進行を遅らせるという研究報告もある。山本教授は「バランスのとれた食事や適度の運動も大切ですが、頼りになるサプリメントもあるはずです」と話し、今後、いろいろな研究成果が出てくれば、コエンザイムQ10はもっと注目されるのではないかと見ている。
◇コエンザイムQ10
生命に必要なエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)をつくる酵素の働きを助ける補酵素。心臓をはじめ、肝臓、腎臓、皮膚など体内のあらゆる部位に存在する。心臓病の薬(心筋代謝改善薬)としても認可されている。
◇日本コエンザイムQ協会(NPO)
02年、コエンザイムQ10に関する知識の普及と研究奨励を兼ねて、学術研究者を中心に設立された。「コエンザイムQ10の含有量が30ミリグラム以上」などの商品に品質認定マークを発行。研究会も毎年開催している。
(出典:毎日新聞)
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