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独身息子の母介護(2)働き盛り、伝わらない情報
独身息子の母介護(3)年金あてにし、虐待も
独身息子の母介護(4)仲間と共に「幸せ」かみしめ
介護もいろいろな問題を抱えています。
私達国民が負担増を嫌っているので小負担小福祉になっているのは
私達が決めたことになるわけです。
私も大好きな母が認知症になり、目が離せなくなった時から
妹中心に12年間自宅で介護しましたが、やはり大変で記事内容には
共感することが多いです。
私達が無事に切り抜けられたのは、
・介護する側が病気知らずで超元気 (簡単なこと)
・母も元気
の二つが大きかったです。
そして、私が独立していて時間的・経済的な融通が利いたのも
助かった大きな要因で、お役に立てるところです。
寝たきりで5年でしたが、寝たきりになったのは入院先の屋上での
散歩を禁止され、注射で寝かされたことで歩けた足が奪われたからです。
1日数千歩以上楽に歩けた足はたった1週間寝かされて立てなくなるほど
喪失するとは驚きと激しい憤りを感じましたが、少ない医療費・人員で対応する
日本の医療の厳しく悲しい現実で、これも結果的に私達の選択です。
寝たきりにされたことは間違いなく短命化したと思っています。
本当にいろいろありましたが、すばらしい経験ができたと感謝しています。
この時に母から授かったものはやさしさと感謝、家族の絆です。
私のライフワーク:人生3大不安である健康、貧乏、孤立を解消するお手伝い
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見取ってからの人生
介護に専念して4年目。「自分の人生のことは、介護が終わった後に考えたい」と話す鈴木宏康さん(左)と母=川崎市 男性の晩婚や未婚化と、女性の長寿化の影響で、母親の在宅介護を担う独身の息子が増えています。仕事を辞め、母の介護に取り組む姿が美談として語られる一方で、彼らの多くはすべてをひとりで抱え込む傾向にあり、虐待などの課題も浮き彫りになっています。独身息子の母介護を、4回で連載します。
8畳の居間を、認知症の母(80)がグルグルと歩き回る。「ご飯だよ」。川崎市の元会社員、鈴木宏康さん(50)が声をかけると、母は足を止め、宏康さんを見てほほ笑んだ。
4年前、母は徘徊(はいかい)がひどくなり、外出先から帰ってこられなくなった。宏康さんは部品製造会社に勤めながら介護を続けたが、中抜けできない部署への異動を機に、両立ができなくなり辞職した。
以来、母の介護に専念する。介護保険の利用は土曜のデイサービスだけ。見守り、食事、排泄(はいせつ)、散歩介助をひとりでこなす。
母の遺族年金で暮らす日々はつつましく、通院費がかさめば、生活は苦しい。しかし、「海外旅行などではなく、一緒にいてあげられる日々が一番、親孝行。そういう時を過ごせる今は幸せなのかもしれない」と宏康さん。あまりかまってもらえなかったという子供時代を取り戻すかのようだ。
しかし、今の心境になるには時間がかかった。介護に専念し始めた当初、母には「昼夜逆転」もあった。夜11時に床についても、起き上がって散歩に出ようとする。未明にサッシを開け、ドアをたたいては「出してくれ」と叫んだ。近所に迷惑をかけては、と母を車に乗せ、高速道路を走り続けたことも。
やっと帰ってホッとしたところ、母はじゅうたんに便を漏らした。ふいても、また漏らす。思わず「このやろう」と怒鳴り声が出た。「あのころは睡眠不足が続き、些細(ささい)なことでキレやすい状態だった」。それでも在宅介護にこだわるのは10年前、認知症で施設に預けてすぐ亡くなった父の経験があるためだ。
しかし、仕事をやめ親を介護する独身者は「変わり者」「虐待者」のレッテルを張られがち。怒鳴り声を聞いたのか、近所の人の通報で駆けつけたケアマネジャーから「お母さんに辛くあたっちゃだめじゃない。何かあったら言って」と言われたときは失望感に襲われた。
宏康さんはいう。「自己嫌悪に陥っていただけに、つらかった。『少し、外でたばこでも吸ってきたら?』とでも言われたら、どれだけ助かったか。『何かあったら言って』といわれても、長い間、会社人間で生きてきて、人を頼るなんて考えられなかった」
親思いも目立つ“不器用さ” つまずきがちな男性
核家族化などで、夫や息子が介護の支え手として登場している。
国民生活基礎調査によると、息子が介護する世帯は平成19年には7・9%で1割に迫る。さらに、晩婚化や未婚化、離婚などで単身男性の介護も目立つ。
こうした息子たちについて、精神科医で高崎健康福祉大学の渡辺俊之教授は「基本的に親思いで、兄弟がいても自分が介護を引き受ける優しい性格。しかし、それまで仕事中心で、子育てなどの経験もなく、つまずく要素が多い」と分析する。そのうえで「男性は特に、父母が変わり果てていく喪失感に、悲しみより、怒りを表しやすい。独身の男性介護者を支援する網を早急に作るべきだ」と主張する
しかし、介護にうまく対応できない独身息子の“不器用さ”を支える支援はまだ手探り。
宏康さんを支えたのは、ボランティアグループ「すずの会」(川崎市宮前区)。介護に手助けが必要な人を探して話を聞き、行政に解決策を持ちかける。代表で、社会福祉士の鈴木恵子さんは、宏康さんに「人生には、いいときも悪いときもある。たまたま今が悪い時期なのよ」と話し、会の活動を手伝ってもらい、母を介護する気持ちを本にするよう促した。
渡辺教授は「介護する息子に一番近いケアマネなどの専門職は、彼らの悲しみや孤独感を考え、上手に関係を作ってほしい。怒りの行動だけ見て説教するのは禁物だ」と話している。
30~50代の独身男性、急増767万人
独身男性が増えている背景について、中央大学文学部の山田昌弘教授は「非婚化や晩婚化は昭和50年ごろから始まった。専業主婦志向の女性から、収入の低い男性が選ばれなくなったり、求められる要求が多くなり、希望していないのに、生涯結婚しない男性が増えている」とし、「今後は親の介護が加わり、婚期を逃す男性がさらに増える」と予想する。
実際、親の介護に直面しがちな30-50代では、独身男性は昭和35年に国勢調査で約108万人と全体の1割に満たなかったが、平成17年には3割にあたる約767万人に増えている。
山田教授は「介護保険は、家に専業主婦がいて介護することを前提にしている。国は、独身者にも専業主婦同様の役割を期待するが、独身者は働かないと生活できない。働きながら、介護もできるようサービスを充実させるか、介護施設を増やすなど、独身介護者への対策を充実させるべきだ」と話している。
(出典:産経新聞)
◆介護:男の介護者、悩み共有 支援の全国ネットが発足
男性介護者の“駆け込み寺”として相談や交流、政策提言にあたる初の全国組織「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」(京都市上京区、荒川不二夫代表)発足会が8日、京都市北区の立命館大であった。約150人が集まり、男性介護の現場を巡る切実な声が続々と上がった。
男性介護者は、在宅で妻や親を介護する夫や息子ら。在宅介護者の3割を占め、女性より孤立しやすいとされる。発足会では事務局長の津止正敏・同大学産業社会学部教授が「介護のため職場を失い、追いつめられた末の殺人も後を絶たない。男性介護者の声を集め、身の置き所を作り、八方ふさがりの状態に風穴を開けたい」と強調した。リレートークで「認知症を発症した妻は『なぜ私が。神様助けて』と嘆いたが、何をしていいか分からなかった。先輩の体験を共有する場ができてうれしい」などの声が出た。事務局(075・811・8195)。
(出典:毎日新聞)
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