2012年6月17日日曜日
人間の寿命に上限はあるの 120歳超は希有の公算大
おはようございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
先日初めて発表された日本人の健康寿命は、
・男性:70.42歳(要介護期間:9.13年)
・女性:73.62歳(要介護期間:12.68年)
でしたが、要介護期間がかなり長いのが気がかりなので
健康寿命を伸ばす活動に力を入れていきます。
そして、この記事に左右されず、さらに進んだことを実践して
天寿と決めた150歳でPPK(ピン・ピン・コロリ)は変えません。
そんな残念な現実を身近で見聞しているからか、
日本人は、長生きしたくない≒早く死にたいようです。
・「長生きは不安」9割 「長生きはリスク」7割 理由は経済と健康 備えは不十分
・「長生きは不安」8割超 若年男性、長寿にこだわらず 女性は備え
人生二大不安は経済力と健康力を高めることで解消できるので、
不安を解消したい人は、お互いに顔晴(がんば)りましょう。
私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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****************************【以下転載】****************************
英国の女王エリザベス2世は現在86歳。先週、在位60周年の祝福を受け、さらなる記録更新に向かっている。彼女は既に英国史上最高齢の君主だ(もし彼女がいま逝去したとしても、女王の息子、つまりチャールズ皇太子は史上12番目に高齢の国王になる)。彼女は2015年9月10日にはビクトリア女王を抜き、英国史上、最も在位期間が長い君主になる。フランスのルイ14世(4歳で国王になった)の打ち立てた欧州史上最長の在任記録を破るには、98歳まで生きなければならない。
エリザベス女王はまだまだ壮健であり続けるだろうが、人間の最高齢記録は平均寿命ほど延びていない。世界的にみれば、平均寿命は年に約3カ月ずつ延びている。これは早死対策が進歩していることが主因だ。実際には、われわれは既に最大限の寿命のようなものに達したのかもしれない。その理由はおそらく、そもそも自然選択(自然淘汰)は、再生産的な成功、つまり繁殖の成功に厳密に重点を置いており、とりわけ150歳まで生きられるようにする遺伝子を残す必要性がないからだ。
米国の老年学研究団体ジェロントロジー・リサーチ・グループによると、世界最高齢の女性で米ジョージア州在住の元教師ベシー・クーパーさんは現在115歳で、今年8月26日に116歳になる。これは素晴らしい記録だが、1997年にフランスのジャンヌ・カルマンさんが打ち立てた史上最高齢記録の122歳164日に達するまでにはまだ6年もある。言い換えると、クーパーさんがカルマンさんの記録を破った場合、カルマンさんの122歳164日という記録は21年間破られなかったことになる。クーパーさんがこの記録を破れないとなれば、カルマンさんの記録は恐らくさらに長い間破られないことになろう。
それは長い期間だ。現在、世界中に100歳以上の人が50万人近く生きていることを考えれば、なおさらだ。この人数は年間7%増加しているが、115歳を超える人々の数は増加していない。
もしクーパーさんが122歳164日という記録を破れないとすると、その挑戦を引き継ぐ他の115歳の人は2人しかいない。このうち1人は男性で、京都に住む元郵便局員の木村次郎右衛門さんだ。木村さんはあと7カ月で、98年に亡くなった米国のクリスチャン・モーテンセンさんが打ち立てた男性の史上最高齢記録を超える。しかし、男性の木村さんが122歳になる公算は女性よりも小さい。また現在115歳を超える女性の数は2人で、06年時点の4人、97年時点の3人よりも少ない。
昔の出生証明書が信じられるとすれば、1800年代に110歳の誕生日を迎えたあとで亡くなった人が少なくとも2人いる。したがって、20世紀には最高齢記録はカルマンさんによって12年延びたことになるが、それは同世紀の平均寿命の延び年数(36年間)のわずか3分の1に過ぎない。
2002年、ドイツのマックス・プランク人口統計研究所のジェームズ・ボーペル氏は、平均寿命が頭打ちになると予測されたどんな年齢水準も数年以内に打破されていると指摘し、人口学者たちを仰天させた。しかし、イリノイ大学のジェイ・オルシャンスキー氏は、米国のような既に高齢化の進んでいる先進国には1980年以降、平均寿命上昇が当てはまらなくなっているとし、65歳の女性の平均余命に関する公式な予測は下方修正されるべきだと主張している。
より健康的な生活習慣のおかげで、老年期を迎えられる人の数が増えている。しかし、これは人間の寿命に失効期日、つまり上限のようなものが存在することとは矛盾しない。大半の科学者は、加齢による身体の衰えがそれ自体、遺伝子に組み込まれているのではなく、衰えを遅らせる修復機能が遺伝子に組み込まれていると考えている。ヒトにおいては、親(父母)ないし祖父母として長生きさせる遺伝子は、子供たちの成育を後押しすることを通じて選択的優位性を持った経緯がある。だが、ひ孫の成育や生存にそれほど貢献しなかった可能性が高い曾祖父母の遺伝子はといえば、再生産的な成功、つまり繁殖の成功に恐らく決して貢献していなかったはずだ。
換言すれば、90歳ないし100歳まで生きられる人の数に制限は全くないだろうが、120歳を超える人が世界で一握りを超える人数には決してならないかもしれないということだ。遺伝子操作でもしない限り、150歳というのは恐らく到達不可能だ。それは、たとえ(エリザベス女王陛下など)君主でも同じだろう。
(出典:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
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