2011年9月24日土曜日

日本抗加齢医学会 年をとっても諦めない 加齢と病気は別物、予防と手当て第一

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


今年2月にご紹介しました「革命アンチエイジング」 は、
1992年に創設された米国アンチエイジング医学会の
「若々しく美しく元気に生きる」ための公認完全ガイドですので、
的を射たアンチエイジングに取り組まれる人はこの程度の記事ではなく
読まれ、実践されることをおすすめします。

「革命アンチエイジング 若々しく美しく元気に生きる」には、

マルチビタミンとミネラルの補完が、おそらく経済的見返りが最大で
最も有効であるという唯一の予防的健康対策であるという強力な
エビデンスがある。


と書かれていますが、本当によい本物の総合ビタミン・ミネラル剤を
見つけるのは簡単ではありません。

人生は七十歳より.jpg

加齢にともなう生体機能の低下.jpg

機能・気力・体力・活力の変化.jpg

私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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****************************【以下転載】****************************

加齢に伴って病気が増えるのは、自然な成り行き--。世界有数の長寿国にあっても、中高年はつい、諦めてしまいがちだ。だが、現代の医師・医学者はそうは考えていない。「加齢と病気は別」「手当てさえすれば、ヒトは120歳まで生きられる」--。加齢と病気を分け、年をとって体に故障が増えるのは当然でも何でもない、というのだ。日本でも学会が誕生した「抗加齢医学」のあらましを紹介する一方、加齢と並行しがちな歯と目の病気(歯周病、加齢黄斑(おうはん)変性)の予防などについて、専門家2人に聞いた。

抗加齢医学は92年に米国で学会が生まれ、02年に「日本抗加齢医学会」も登場した。加齢と疾病の関係の解明、老化度の診断や治療法の開発などが主な課題で、いわば「加齢に抵抗」していくのが狙いだ。日本の学会でも医師、歯科医師、看護師ら約7000人が、共同研究や意見交換に励んでいる。


■区別し防ぐ

日本の学会の初代事務局長を務めた同志社大大学院生命医科学研究科(京都府京田辺市)の米井嘉一教授は語る。「抗加齢医学は老化ストップや不老長寿を追求する学問ではありません。加齢に伴う老化を『正常な老化』と『病的な老化』に分け、病気の部分をどう防ぎ、抑えるかを探究するのが目的です」

米井教授は慶大医学部卒の内科医で、消化器系疾患を中心に臨床で活動。川崎市の日本鋼管(現JFEスチール)病院で人間ドック室長のころ、米国の抗加齢医学に引かれ、日本への紹介と学会設立の主要メンバーの一人として活躍した。

同大には05年、アンチエイジングリサーチセンター教授で着任。サプリメント(健康補助食品)、理学療法機器などを共通の土俵で調べる臨床試験の一方、抗加齢の啓発書執筆や講演などで多忙な日々を過ごしている。


■5項目のバランス

米井教授らの加齢チェック項目は(1)筋肉バランス(2)血管年齢(3)神経の状態(4)ホルモンバランス(5)骨年齢(密度)--の五つ。健康な100歳以上の「百寿者」のデータをみると、長寿者は「5項目が均等にバランス良く老化し、いわば弱点のない加齢」だという。逆に「特定の項目が目立って悪化していれば、そこに病的な老化が認められます」。

例えば、血管の老化は動脈硬化につながり、心疾患や脳卒中を招きやすい。糖尿病や高血圧などの生活習慣病も動脈硬化のリスクを高め、心臓や脳にダメージを与えがちだ。

主に中高年が対象の「アンチエイジングドック」では、先に触れた5項目のチェックを中心とし、さらに「老化危険因子」なども併せて調査する。因子には、(1)免疫機能の衰退(2)酸化ストレス(3)心身のストレス(4)生活習慣病(5)糖化ストレス--などがあるという。


■糖分摂取を減らす

老化のメカニズムでは特に「糖化」との関連を重視している、と米井教授。糖化は、たんぱく質と食事で摂取した糖(グルコース)が体内で反応するもので、最終段階でAGEという化学物質ができる。AGEは分解されにくく、血管や内臓、肌などに蓄積して細胞に悪影響を及ぼし、糖尿病、アルツハイマー型認知症、白内障など、加齢に伴いがちな多くの疾病群の一因になっているという。

このため、米井教授らはAGEを増やさない食事、つまり糖分(特に糖化反応が速い「異性化糖」)摂取を減らす、食事面での工夫などを提唱している。

日本でアンチエイジングドックを導入しているのは300機関近く。多くはないが、高齢化の一段の進展により、重要性はさらに高まっていく見込みだ。

……………………………………………………

◆加齢を抑えるための主なポイント=米井教授の新著「いつも元気な人の100の習慣」(ベスト新書)から

◇朝
早い目覚めは眠りの浅さが原因。真っ暗な中で眠り、起きたらカーテンを開けて光を/食事ではまず果物を(血糖値の急上昇を回避)/白いパンより黒っぽいパンを

◇昼
普段よりも「2000歩多く」を意識したウオーキング(抗加齢のホルモン分泌促進)/電車ではつり革持たずにバランス確保

◇夕
カロリーで炭水化物6、たんぱく質2、脂肪2の献立。ラーメンは焼豚を追加、スープは飲み干さない/旬(冬)のホウレンソウのビタミンCは、旬以外の時期の8倍/抗加齢食材は野菜、海藻、貝類、大豆、酢など。カラフルな食卓は中身も充実/呼吸は鼻で、ストレス解消はふて寝で

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■歯周病

◇前向き努力で丈夫な歯残そう--佐瀬歯科医院・佐瀬聡良院長
歯周病は成人8割の口内のどこかで発症中の「国民病」。歯科治療についてよく講演に招かれる佐瀬歯科医院(千葉市)の佐瀬聡良院長に、歯周病と加齢の関係をたずねた。

--歯周病とは?

◆口内に生息する数百種の細菌の中の「歯周病菌」の一群が繁殖して炎症を起こす感染症です。菌は食事などで減りますが、歯の周りのプラーク(歯垢(しこう))の菌は減らず、歯と歯茎の間のすき間(歯周ポケット)に入り込んで増殖し、炎症を起こします。歯磨きの度に出血するなど、歯茎の衰えを自覚したら、歯周病と考えて間違いありません。

--加齢は?

◆歯周病の初期は痛みなどの自覚症状が弱い。10年、20年とかけて進み、放置していると痛みとぐらつきで抜歯を強いられ、結果的に高齢になるほど歯は減っていきます。日本歯科医師会は「80歳で20本の歯を残そう=8020運動」を推進していますが、実際に28本のうち20本以上の歯を残しているのは80歳で2割前後です。

--予防はまず、丁寧な歯磨きから?

◆ブラッシングに定形はありません。時間をかけても、電動ブラシを使っても、毛先がプラークに届いていない限り、予防上は無意味です。1日1回の歯磨きでも、毛先でプラークが落とせるのなら十分です。

--それでも、治療のために歯医者へ。

◆炎症の治療、そしてプラークが固まった歯石の除去を進めます。深い歯周ポケットの歯石などは、手術で取ることも。歯石や歯周ポケットの歯周病菌は健常者でも半年に1回、治療の経験者は1~2カ月に1回、取り除きたいものです。

--生活習慣病と歯周病は相関する?

◆因果関係は不明です。ただ、糖尿病患者に歯周病は多く、歯周病患者が糖尿病に罹患(りかん)しているケースは少なくない。歯周病菌が血液を介して体内各所で増殖し「悪さ」をしているのでは、という臨床研究も進展中です。

--食事面は?

◆野菜など、繊維質の多いものがベターです。また、よくかむことで、老化に伴う唾液の減少を予防します。唾液には抗菌、虫歯予防、老化防止作用など多くの効能があります。「行き当たりばったり」の治療で、歯が「予定通り」減っていくのに任せるか、前向きの努力で歯を丈夫なまま残すのか、考えていただければ、ですね。

■加齢黄斑変性

◇喫煙やめ紫外線にも注意--関西医科大学・高橋寛二教授
加齢黄斑変性は病名に「加齢」が付く、目の疾病だ。同変性に詳しい関西医科大の高橋寛二教授は「視野中央が歪(ゆが)んできたら、『年のせい』と考えず、眼科へ」と訴える。

--どんな病気?

◆網膜の中心部にある黄斑の異常で、視野中央の見え方に異常を来します。加齢に伴って患者が増え、50歳以上で100人に1人弱の罹患率。長寿化に伴い、男女とも増加中です。視覚身障者手帳の取得(社会的失明)原因では緑内障、糖尿病網膜症などに次ぐ4位に上がっています。

--なぜ異常が?

◆加齢黄斑変性には、黄斑が萎縮する、原因未解明の「萎縮型」と、網膜をくるむ脈絡膜から新生血管が伸びてくる「滲出(しんしゅつ)型」があります。日本人に多い滲出型は、網膜の老廃物が脈絡膜のそばの網膜色素上皮細胞の下にたまり、弱い慢性の炎症を起こすことへの反応が主です。それらの結果、視野中央部が歪む、暗く見える、などの症状が表れます。

--主因は加齢として他の要因は?

◆遺伝的要因もありますが、環境要因としてはまず、血管を収縮させ、目の細胞の酸化ストレスを強める喫煙。次いで、食べ物。昔の日本には黄斑変性は少なく、食事の欧風化が影響を及ぼしているとも言われます。厳密な立証はまだですが、紫外線の影響も問題視されています。

--予防は?

◆喫煙の影響は禁煙後も15年は残りますが、たばこをやめることは必須です。また、緑黄野菜や青魚を中心にした食生活に改善する、紫外線カットのサングラスをかける、といったあたりです。

--効果的なサプリメント(健康補助食品)がある、とか。

◆欧米では、科学的に実証された抗酸化ビタミン(CとE、βカロチン)と亜鉛を含むサプリが普及しています。それらの利用を含め、片目ずつチェックしてものが歪んで見えるなどの症状に気付いたら「年だから」と考えず、早期発見・治療のためにも眼科医に相談されることです。

--治療は?

◆昔は外科手術も行っていましたが、近年はほぼゼロ。7年前から、薬剤とレーザーで新生血管を小さくする「光線力学的療法」▽3年前には、眼球内への新生血管を抑える薬剤の注射も認可される--など、治療は進歩し、3~4割の患者さんでは視力改善も狙えるようになりました。

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■人物略歴

◇させ・としなが
84年、日本大学松戸歯学部卒。89年、佐瀬歯科医院を千葉市中央区にて開設。02年、同学部歯周治療学講座非常勤医局員。日本臨床歯周病認定医・指導医。

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■人物略歴

◇たかはし・かんじ
84年関西医科大卒業。90年、米国イリノイ大学に留学し、眼病理学教室で研究。関西医科大香里病院部長、助教授などを経て、08年から眼科学教室教授。

(出典:毎日新聞)

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