2011年9月6日火曜日

自転車は長く乗るより速く走る方が死亡や冠動脈性心疾患死のリスク低減に効果大

私は自転車少年だった頃から自転車が好きで、
今も活用していますが、
自転車の健康効果はすばらしいですね。

私は平均すると2日に1回くらい速い速度で30分程度は
自転車に乗っています。

意識していることは、
・安全第一
 当然ですが、ヘルメット着用
・車道の左側走行 自転車は軽車両
 歩道はほとんど走りません
・交通法規の遵守
・なるべく自転車が走りやすい道を選ぶ
・加圧ベルトをして負荷を増やし、最適な心拍数を意識
 心拍計も時々活用
・スピードが出にくいMTBにしてタイヤも太いまま
・雨天は乗らない
・しっかりメンテナンス
・的を射た最善の活性酸素対策
・十分な水分補給


最近は自転車の被害・加害ともに目立ってきていますので
お互いに気をつけましょう。。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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****************************【以下転載】****************************

自転車による運動は、より速く走る方が、長時間走るよりも、死亡や冠動脈性心疾患死のリスク低減に効果があるようだ。例えば、1日30分未満、ゆっくりした速度で自転車に乗るよりも、速い速度で乗った方が、生存期間の期待値は男性で5.3年、女性で3.9年増加するという。デンマークBispebjerg University HospitalのPeter Schnohr氏らが、約2万人の成人を対象に行ったコホート試験であるCopenhagen City Heart Studyの結果の一部を分析し明らかにした。8月31日までパリで開催された欧州心臓病学会(ESC2011)で発表した。

Copenhagen City Heart Studyは、最初の調査は1976~1978年にかけて行われたが、今回の発表は1991~1994年に行った第3回調査に基づく。試験では、1万6563人の年齢21~90歳の男性のうち、心筋梗塞、脳卒中、癌などの病歴のない人で、普段自転車に乗っている5106人について調査を行った。被験者のうち、男性は2398人、女性は2708人で、主要評価目は死亡と冠動脈性心疾患による死亡だった。

自転車の速さについては、被験者個人の基準で、遅い、平均的、速い、の3段階に分類した。また、その運動時間については、1日平均で30分未満、30分~1時間、1時間超の3段階に分けた。追跡は、2009年または死亡まで行われ、平均追跡期間は18年だった。年齢、HDLコレステロール、その他に行っている運動、家庭の収入、BMI、喫煙の有無、収縮期血圧、アルコール摂取、糖尿病などについては、補正を行った。

追跡期間中の死亡は1172人で、冠動脈性心疾患による死亡は146人だった。

主要評価項目の発症率は、自転車に乗る時間が同じ群では、死亡、冠動脈性心疾患による死亡のいずれも、速度が速いとした群で最も低リスクだった。全般的に、長時間自転車に乗るよりも、1時間以内でも速く走った方が、同リスクが低下する傾向が見られた。

具体的に総死亡率について見てみると、自転車に乗る時間が1日30分未満で、速さが遅いとした群を基準とすると、1日30分~1時間、速い速度で自転車に乗る群が最も低リスクで、基準群に対するハザード比は0.44(95%信頼区間:0.28‐0.69)と、同じ時間、平均的速度で走る群のハザード比の0.70(同:0.51‐0.95)より0.26ポイントも低かった。

次に同リスクが低かったのは、30分未満、速い速度で乗る群で、ハザード比は0.54(同:0.31‐0.94)だった。次いで、30分未満、平均的速度の群でハザード比は0.67(同:0.49‐0.92)だった。

心血管疾患による死亡率が最低だったのも、30分~1時間、速い速度の群で、基準群に対するハザード比は0.26(同:0.07‐0.96)、次いで1時間超、速い速度群が同0.27(同:0.08‐0.89)と低かった。平均的速度で走った群は、30分~1時間でのハザード比は0.32(同:0.15‐0.67)、1時間超では0.49(同:0.24‐1.00)だった。
 
喫煙の有無や収縮期血圧などで補正を行った後、自転車に30分未満乗る場合、遅い速度で乗る人に比べて、平均的速度で乗る人の期待生存期間は、男性で2.9年、女性で2.2年、それぞれ延長することが分かった。さらに、同じ30分未満を速い速度で乗った場合には、遅い場合に比べ、期待生存期間は男性で5.3年、女性で3.9年、それぞれ延長した。

会場からは、自転車に1時間超乗った場合に、30分~1時間乗ったよりも、死亡リスクなどが逆に増大した点に触れ、「運動を長くしすぎると逆に運動による効用が低くなるような“Jカーブ”と言えるのか」という質問があったが、Schnohr氏は「Jカーブということはこの試験からは言えない。ただ、運動時間を増やすことは、運動の激しさを増すよりも効果は少ないということだ」との見解を示した。

(出典:日経メディカル オンライン)

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