ツイてる抗加齢（アンチエイジング）実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
食品に限らず業界内の独自ルールはいろいろあるようです。
せっかく成分表示してあっても成分表示にはあまり関心を示さない
消費者の方が多いと思います。
原材料名は使われている重量の多い順に書かれていますので
菓子は砂糖が一番最初に書かれているものが多いですね。
３大栄養素で一番たくさん食べる糖質は、玄米や雑穀などの穀物で
摂るのが健康上一番よいのですが、砂糖で摂っている人が多そうです。
私のライフワーク：質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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焼き肉店のロース、実は一部がモモ肉だった――。昨秋、明らかになった業界独自の表示ルール。膨大な食の情報がちまたにあふれている今でも、まだ知られていない「常識」は数多い。一方、消費者の食生活の変化に伴い、味や食感をめぐるこれまでの「常識」が塗り替わりつつある。あなたはこの「当たり前」、知っていますか。
「りんごジュース」と「アップルジュース」。この違いは何？
佐賀大学の岩本諭教授は、食品表示にまつわる市民講座の冒頭でこんなクイズを出す。「ひらがな表記は国産、カタカナのアップルは、外国産の原料を使ったものが多い」と告げると、会場から驚きの声が上がることも。「表示のことをもっと正しく知りたい」という参加者もいる。
ある大手事業者が明かす。「確かにうちの果汁１００％リンゴジュースは『りんごジュース』と『アップルジュース』の表示を使い分けてきた」。法的に定められたものではなく、事業者が原料が国産か外国産かを見分ける「了解事項」。一般の消費者が知らない表示のこうした「業界ルール」は少なくない。
あえて「無」強調
昨年１０月、ロース肉以外の部位にも「ロース」と表示されていたことを受け、消費者庁は焼き肉業者の団体に改善要望を出した。部位ではなく「ロース＝赤身肉、カルビ＝霜降り肉」という業界独特の区分けがやり玉に挙がったのだ。
全国焼肉協会は「１９７６年には定着していたメニュー表示。『特上ロース』『赤身ロース』などを使い分けている」と割り切れない。しかし対立を避けるため、「ロース（この料理にはモモ肉使用）」といった部位名のただし書きを加えた表記を編み出した。
ロース問題の反応はおおむね、「今まで知らなかった。分かったところで気にならない」（３９歳男性）といったもの。安全性に直結するわけでもない。とはいえ、「消費者が気づかない“業界常識”が明らかになったのは良いこと」と岩本教授は話す。
表示トラブルをきっかけに法改正を重ね複雑さを増してきた食品表示。近年には売れ行きを大きく左右する要因にもなっている。
ピエトロは昨春、試験的にドレッシング２種類のキャップに「コレステロール０」と表示した。表記前と中身はまったく変わらない。だが「ゼロ表示」が好感され、売り上げが前年同月比３割増の月もあった。
表示の活用が功を奏したわけだが、行き過ぎる事例もある。一部の店舗に並ぶ「無添加、無漂白もやし」。８６年に厚生省（現厚生労働省）から「発色、漂白を目的とした食品添加物は使用しないこと」との通知を受けて以来、業界ではもやしは無添加、無漂白が当たり前になっている。あえて「無」を強調すれば「他のもやしが漂白しているかのような誤解を招く」と、日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会の戸部依子主任研究員はみる。
栄養成分を４色で表した「フードアイコン」
原料・原産地の表示義務拡大に向けたルール改定など、積極的に手を打つ消費者庁の狙いは「消費者目線の表示」だという。トランス脂肪酸（ＴＦＡ）の表示義務化に動くのもその一環だ。
マーガリンや、スナック菓子をサクッとさせるショートニングなどに含まれるＴＦＡは、過剰摂取が心疾患リスクにつながるとの調査があり、米国では含有量表示が義務付けられている。昨年１２月にはセブン＆アイ・ホールディングスが、ＴＦＡを極力削減する意向を表明した。だが、戸部主任研究員はこう指摘する。「含有量を表示して突然ＴＦＡを危険視するだけでは、消費者はどう行動していいか分からない。１日の許容量の目安などが、本当にほしい情報だ」
思い込みを排除
消費者側の勉強も欠かせないが、「生産者が表示を“免罪符”のようにとらえ、分かりやすく伝える視点が欠けている」と医師で栄養学に詳しい渡辺昌・生命科学振興会理事長は言う。高齢者にも若者にも伝わりやすい表示添付が「常識」にならなければと、「フードアイコン」を考案した。円グラフで色別にたんぱく質、糖質、脂質などの含有量が示され、中心に８０キロカロリーを１単位としたカロリー表示をする。１日３食で４つの色が均等に近づくように食べれば栄養バランスが取れる。
消費者へのアピール方法も工夫が求められている
イオンは２００８年１１月から「使用しているアレルギー物質は、お買い上げのたびに表示をご覧ください」という注意書きをプライベートブランド（ＰＢ）商品に表示している。規格変更で新たにアレルギー物質を使用するケースがあり、「この商品なら大丈夫」との思い込みを排除するためだ。
息子にアレルギーがある東京都立川市の神戸友美さん（３７）は、パッケージが変われば成分変更がないかメーカーに確認するなど気を配るが、アレルギー物質の表示方法がばらばらであることには、不便を感じている。商品の表示欄に多くの文字が並ぶいま、わかりやすい表示が不可欠。同時に、消費者の「読み解く力」も求められている。
（出典：日本経済新聞）
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