2011年3月14日月曜日

大人のニキビ 体調映すバロメーター

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


思春期と大人のニキビの原因は異なるようですが、いずれも
的を射た体内ケアとスキンケアをすれば1ヶ月かからずに劇的結果が出ます。
あまり知られていないので皮膚科専門医にとって救いかも知れません。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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大人の顔にも赤いニキビはできる。思春期のころとは違い、生活習慣やストレスなど、様々な原因が重なって起こる。新年度を迎える今の季節、職場環境などが変わり、ニキビが増えてしまう人も多いという。

通販化粧品大手のオルビス(東京・品川)が20~30代の女性1656人を対象に実施した調査では、20歳以降にニキビができた経験がある人は93%にのぼる。「働く女性を中心に、大人になってからニキビができ始めたという人も少なくない」(オルビス)という。

女性にできやすく

ニキビができる仕組みは思春期でも大人でも共通する。毛穴が詰まって皮脂や老廃物がたまり、毛穴の中でニキビの原因になるアクネ菌が増える。菌が炎症を起こす物質を出し、腫れて赤く盛り上がる。

だが、その原因は年代によって違う。思春期ではほとんどの場合、男性ホルモンの働きが一時的に活発になって起こる皮脂の過剰分泌だ。ホルモンのバランスが落ちつくと、ニキビも自然に治まる場合が多い。

一方、大人の場合は、原因が多岐にわたる。慶応義塾大学医学部皮膚科の海老原全准教授は「ストレスや睡眠不足、それに不規則な生活習慣が、重大な悪化因子だ」と指摘する。年を重ねていくと肌の新陳代謝や保湿機能は徐々に衰え、こうした要因が拍車をかけ、古い角質が厚く硬くなって毛穴の詰まりを引き起こす。ホルモンのバランスも乱れてしまい皮脂の分泌に影響する。

女性の場合は、一定周期でホルモンのバランスが変わるため、男性よりもニキビができやすい。特に生理前が要注意だ。

思春期のニキビが額や鼻など皮脂の分泌が多いところにできやすいのに対し、大人ではほおや口の回り、あごなどに多い。年齢とともにできる場所が下がってくるといわれるが、その理由はよくわからない。大人のニキビは前髪やもみあげなどの生え際にもできやすく、髪が皮膚に当たって刺激していることが悪影響を与えているようだ。

目立つ場所にできたニキビは早く治したいもの。オルビスの調査では、ニキビの対処法として48%もの人が「潰す」をあげた。悪いと知りつつも見た目が小さくなるので、ついやってしまうようだが、皮膚の深い場所まで傷つけてしまい、痕が残りやすくなる。

基本はやはり洗顔。毛穴の詰まりや皮脂を取り除くことは対処法にも予防法にもなる。ただ、ゴシゴシと洗うと過剰な刺激を与えるうえ、皮脂を取り除きすぎて肌が乾燥してしまいよくない。1日2回、力を加えすぎずに洗顔剤を使って洗う。

皮膚や粘膜の状態を改善するため、ビタミンB2やB6を含んだ食材やサプリメントを取るとよいという。海老原准教授は「軽いニキビなら自宅でも十分に対処できる。もしそれでも新しいニキビが次々とできてしまうようなら、一度皮膚科を受診してほしい」と勧める。

2008年に「アダパレン」という塗り薬が国内で承認され、ニキビ治療に使えるようになった。毛穴の詰まりを取り除いてくれる。海外では数十年前から使われた実績もあり、虎の門病院皮膚科の林伸和部長は「(アダパレンの登場で)ようやく国内でも医師がニキビを扱えるようになった」と話す。

炎症を抑える抗生物質などとの併用が、標準的な治療になっている。重症になると、薬剤を使って角質を除去するケミカルピーリングなどを施すこともあるが、保険適用外になっている。

ニキビを防ぐためには、規則的な生活をし、睡眠をしっかりとる。ストレスや疲れもためないように心がける。

肌に優しい化粧を

化粧は必ずしもニキビにとって悪いわけではない。「化粧をしないことで、ニキビが気になり触ってしまい、症状が悪化している場合もある」(林部長)。油分が多く毛穴をふさぎやすい化粧品は避け、肌に優しいタイプを使うようにしよう。最近はニキビ肌向けの化粧方法を指導しているクリニックもある。

よく「チョコレートを食べるとニキビになりやすい」といった話も聞かれるが、林部長によれば「ニキビを悪化させるという科学的根拠がある食べ物はない」。ただ、特定の物を食べた後で明らかに症状が悪化している場合は、控えた方がよいといえる。

ニキビを完全に抑えるのは難しいが、普段の心がけで少なくすることはできる。体調を映し出すバロメーターととらえ、もしできたら、増やさないように生活の改善を意識してみよう。

(出典:日本経済新聞)

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