2008年9月29日月曜日

やりがいある仕事を、市場原理のなかで実現する

やりがいある仕事を、市場原理のなかで実現する

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


私は、人生の3大不安である健康、貧乏、孤独を解消する支援活動を
ライフワークとしており、お役に立てています。
お互いに顔晴(がんば)りましょう。


関連フリーページ
伸びぬ所得、家計が疲弊
働く人、悩み相談6割増 最多は「上司との関係」
4割が「職場にパワハラある」、上司と部下の感情対立が深刻に
長時間労働の実態は深刻
日本人の8割が「中流の下」以下だという格差社会
賢いマネーライフと年金見込み額試算
雇用が安定している会社、えげつないリストラを平気でやる会社
雇用が奪われる? BRICsホワイトカラーたちの台頭
世帯の所得格差、過去最大に 厚労省調査の05年ジニ係数
「成果主義の失敗」時代を個人で乗り切るには
「アジアで最も豊かな国」から転落した日本
雇用環境も福祉も欧米以下! 日本は「世界で一番冷たい」格差社会
賃金抑制はもう限界 大企業の内部留保で日本経済が肺炎になる

最近の関連ブログ
国民生活基礎調査 約6割が「生活苦しい」
「下流の子は下流」は本当か? 格差世襲社会の現状
「余裕のない」会社ほど社員の心の病増加 生産性本部調べ
ストレス過労、深刻に 労災申請、身体要因上回る
日本経済の脆弱性指摘 20年版経済財政白書 リスク負担を強調
成果主義的賃金制度など運用見直しを 20年版労働経済白書
高い学歴でも働けない日本の女性
メタボ検診・指導の国家政策をいかにビジネスに活かすか

*************************************************************************

「カネ儲けのために働くのではなくて、もっと社会的な意義を感じられる仕事をしたい」「社会的な弱者を救ったり、地域を盛り上げるような、やりがいのある仕事がしたい」――。学生からも、20代30代のサラリーマンからも、よく聞く話だ。だが、こう続く。「でも、そういう仕事は政府や国際機関がやるものだし、NPOや市民団体ではろくに食べていけないし、老後も不安だし…」

仕事のやりがいと報酬.jpg

--------------------------------------------------------
【Digest】
◇やりがいある仕事を、市場原理のなかで実現する時代
◇小規模での成功は不可能ではない
◇やりがいとカネ儲けの二者択一ではない
--------------------------------------------------------

◇やりがいある仕事を、市場原理のなかで実現する時代

そして結局、志は胸の奥にしまって、「株主に高い配当を出すこと」を第一の目的とする株式会社の歯車の1つに組み込まれてゆき、定年後にボランティア活動に参加する日々を夢見ながら、40年近くも満員電車を通勤するはめになる。
だが、そんな消化不良な人生はやめたほうがいい。時間の無駄だ。

民間企業が私的利益追求のために自由競争し、その結果として発生する格差、貧困、人権、環境問題などを解決する仕事は政府やNGOの役割だ、なぜなら、そういった公共性の高い仕事は民間でやっても、儲かるはずがないのだから――。これは全体で見れば嘘ではないし、だからこそ政府が再配分するわけだが、民間で実現できる部分も相当ある。

実際、ノーベル平和賞を2006年に受賞したムハマド・ユヌス氏が創設した「グラミン銀行」は、バングラデシュの農村部貧困層を主な対象として低金利の無担保融資を行い、民間の立場から約30年間、貧困問題の解決を推進してきた。今では株式の9割超を借り手自身が所有しているという。

「私は、あれにノーベル平和賞を与えるのはおかしい、と言っている。その心は、むしろノーベル“経済学賞”のほうがふさわしい、ということだ」。経営コンサルタントの大前研一氏が自身の番組内でそう述べていたのを聞いて、まさにその通りだと思った。

無担保を実現したのは「顧客5人による互助グループ化」「翌週から返し始める」「借りた人は、毎週行われる集会に必ず出席する」といった、不良債権化を防ぐ独自のビジネスモデル作りの成果であり、「貧しい人には信用などなく、貸せるはずがない」といった従来の常識をブレイクスルーした点で、経済・経営分野での功績である。

経営者が知恵を働かせ、秀逸なビジネスモデルを作れれば、民間企業でも貧困問題解決に役立つ活動ができることを証明したのだ。グラミン銀行方式は、ODA(政府開発援助)よりも、よほど効率よく問題解決に役立っている。

同じバングラデシュで言えば、日本の「マザーハウス」という会社も、従来の「施し」型の援助や寄付が必ずしも末端の人々に届かない現実を知った山口絵理子氏が、現地特産の麻の一種「ジュート」を使ったバックを現地生産して日本で販売するビジネスにより、民間企業の立場から国際貢献を実践し、日本国内に直営店を続々オープンしている。

◇小規模での成功は不可能ではない

一見、儲かりそうでない事業分野でも、確固たる動機を持ち、精巧なビジネスモデルのもとで粘り強くやりとおせば、勝算はある。私自身、自らニュースサイト「MyNewsJapan」を設立し軌道に乗せていくなかで、そう感じている。MyNewsJapanが売る「ジャーナリズム」という商品の社会的な役割は「権力の監視」だ。要するに「社会的には重要なことだけれど、商業的には儲からなさそうなもの」の典型と言ってよい。

ジャーナリズムは、儲からないのが定説だった。『朝日ジャーナル』は休刊し・・・・・。

(出典:MyNewsJapan)

0 件のコメント: