2008年9月9日火曜日

慢性心不全患者でオメガ3系脂肪酸は効果あり、スタチンには効果を認めず

いつもありがとうございます。ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
慢性心不全に医薬品が効果なく、食品に効果があった研究報告で、医薬品会社にとって完全削除したいニュースだと思いますが、医薬品を超える著効を見せるサプリメントはめずらしくなく、副作用の心配もほとんどありませんので安心です。
魚に多く含まれているオメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ、アレルギー、炎症を抑えるなどの多才な効果・効能がわかってきています。
日本は医薬品の効果はうたえても食品ベースのサプリメントの効果はうたえないので自己責任での活用しかありませんが、法整備の遅れた日本では悪徳業者の天国のようです。
私はオメガ3系脂肪酸は毎日魚を食べることに加え、サプリメントでも摂って10年以上になり、最もよい方法のオキアミ油に切り替えて数年たちますが、おかげ様で06年還暦60歳ながら肌年齢15歳、骨年齢20歳、近眼・老眼改善、検査値すべて異常なし、体調も絶好調という結果がでています。
関連フリーページ健康的な油脂類の摂り方マーガリン・精製油の恐怖
関連ブログオメガ3脂肪酸は黄斑変性症による失明を予防「オメガ3脂肪酸がアルツハイマー病による脳の損傷を防ぐ焼き魚は脳卒中の原因「心房細動」を予防する?! オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸魚を食べると、死亡リスクが減る&魚を食べると頭がよくなる 冠動脈疾患予防のためにオメガ3系脂肪酸の摂取を
*************************************************************************
慢性心不全の患者において、ω3不飽和脂肪酸(n-3 PUFA)に、死亡あるいは入院を回避する効果が認められた。一方、スタチン(ロスバスタチン)には同様の効果は確認されなかった。大規模臨床試験GISSI-HFにより明らかになったもので、イタリアFondazione Policlinico San MatteoのLuigi Tavaszzi氏(写真)らが、8月30日から9月3日までミュンヘンで開催された欧州心臓学会(ESC2008)のセッション「HOT LINE I」で発表した。
GISSI-HFは無作為二重盲検プラセボ対照試験で、イタリアの326の心臓医療センターと31の内科施設で行われた。標準的な心不全療法の補助として、n-3 PUFAありがとうございます。るいはロスバスタチンの効果を明らかにすることが目的。
n-3 PUFAの試験対象は、慢性心不全の患者6975人。これを、n-3 PUFAを毎日1g摂取するn-3 PUFA群(3494人)と偽薬群(3481人)に無作為に割り付けた。主要評価項目は、全死亡と全死亡かあるいは心血管疾患による入院の合計。
両群の背景を見ると、慢性心不全の主な病因は、虚血性がn-3 PUFA群717人(49%)と偽薬群1750人(50%)、拡張性がそれぞれ1053人(30%)と972人(28%)、高血圧性が493人(14%)と543人(16%)だった。
NYHA分類は、クラスIIがn-3 PUFA群2226人(64%)、偽薬群2199人(63%)で、クラスIII‐IVがそれぞれ1268人(36%)と1282人(37%)だった。LVEF>40%は、n-3 PUFA群333人(9.5%)、偽薬群320人(9.2%)だった。このほか、薬物治療歴でも目立った違いはなかった。
病歴では、前年における心不全での入院歴に有意差があった(n-3 PUFA群50%対偽薬群47%、p=0.05)ほかは、両群で有意な違いはなかった。
3.9年(中央値)の追跡調査の結果、全死亡数は、偽薬群が1014例(29.1%)だったのに対し、n-3 PUFA群が955例(27.3%)で有意に少なかった(補正ハザード比;0.91、95.5%信頼区間;0.83‐0.99、p=0.041)。また、全死亡かあるいは心血管疾患による入院の件数も、偽薬群が2053例(59.0%)だったのに対し、n-3 PUFA群が1981例(56.7%)で有意に少なかった(補正ハザード比;0.92、99%信頼区間;0.85‐0.99、p=0.009)。
一方、ロスバスタチン試験の方は、試験対象は慢性心不全の患者4574人。n-3 PUFA試験の対象者のうち、すでにスタチンを投与されていた1576人、スタチンの禁忌症状が認められる395人らを除いた。これをロスバスタチン投与群(10mg/日、2285人)と偽薬群(2289人)に無作為に割り付けた。
同様に3.9年(中央値)の追跡調査の結果、全死亡数は偽薬群が644例(28.1%)、ロスバスタチン群が657例(28.8%)と有意差は認められなかった(補正ハザード比;1.00、95.5%信頼区間;0.898‐1.122、p=0.943)。また、全死亡かあるいは心血管疾患による入院の件数も、偽薬群が1283例(56.1%)、ロスバスタチン群が1305例(57.1%)と、こちらも有意差は認められなかった(補正ハザード比;1.01、99%信頼区間;0.908‐1.112、p=0.903)。
(出典:日経メディカル オンライン)

0 件のコメント: