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厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」の平成17年調査によると、
高血圧の総患者数780万9,000人です。
140/90mmHg以上を対象とすると、3500万人以上といわれており、
多くの人が放置しているわけです。
加齢とともに患者数は増し、50歳以上では男、女ともに50%以上になります。
加齢に伴い動脈硬化が進行して血圧が上がるのは普通ですが、
少し血圧が高くても脳卒中や心筋梗塞リスクが高まるそうです。
私は動脈硬化も予防していますので血圧は若い頃とほとんど変わらず
100~110/60~70mmHgで、献血の時に医師から秘訣を
聞かれることがあります。
血圧を薬を使って無理に下げると様々な不具合もでてきますので
薬に頼らず下げることが重要で、むずかしくありません。
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「まだ大丈夫」と軽く考えがちだった、ちょっとだけ高い血圧が、実は健康な血圧の人に比べて、倍以上も脳卒中や心筋梗塞(しんきんこうそく)を起こす危険が高いことがわかった。都市住民約5500人を17年間追跡して調べた。「ちょい悪」血圧の意外に大きな悪影響に、専門家は「油断は禁物」と警告する。17日に米心臓協会の学術誌「ハイパーテンション」電子版に掲載された。
大阪府吹田市にある国立循環器病センターと同市の医師会などが、89年に住民台帳から無作為に選んだ30~79歳の市民1万2200人の中から、それまで循環器の病気にかかったことがなく、研究に協力を希望した5494人を対象に05年末まで、血圧と脳卒中、心筋梗塞の発症の有無を調べた。
血圧は(1)至適(収縮期120/拡張期80未満)(2)正常(130/85未満)(3)正常高値(140/90未満)(4)軽度高血圧(160/100未満)(5)中~重症高血圧(それ以上)に分類した。05年までに脳卒中か心筋梗塞になった人の割合をみると(1)では2.3%にすぎなかったが、血圧が高くなるほど増え、(5)では16.5%だった。
研究チームはこのデータに基づき、(1)の人たちが脳卒中や心筋梗塞になる危険度を1として、血圧と発病の関係を計算した。男性では、正常とされる(2)でも危険度が2倍、(3)では2.5倍になっていた。女性では、男性ほど明らかな差はなく(2)で1.1倍、(3)でも1.5倍だった。ただ、男女とも(5)のグループでは3~4倍と極めて高かった。
男女差について、研究チームは女性ホルモンによる血管保護効果に加え、男性では喫煙者が女性の4倍以上、酒を毎日2合以上飲む人が2倍以上いることが影響していると見ている。国立循環器病センター予防検診部の小久保喜弘医長は「ちょい悪程度の血圧でも、これほど悪影響を及ぼすとは意外でした。禁煙や節酒、肥満解消など、至適血圧に近づけるよう心がけてほしい」と話す。
(出典:朝日新聞)
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