2011年2月13日日曜日

ヨーロッパでダメ出しされたトクホ、その3『かつお節ペプチドで血圧降下』却下のワケ

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


健康食品とは、広く健康の維持・増進に役に立つ食品として
販売・利用されるもの全般を指し、市場規模は2兆円を超え、
国の制度としては、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を
満たした「保健機能食品制度」があります。

保健機能食品には、
・特定保健用食品
・栄養機能食品
の2つがあり、製品そのものの安全性や有効性が確かめられて
消費者庁が認可した製品が特定保健用食品です。

日本では最高ランクの特定保健用食品も厳しいEU基準では
効果が認められないものもあるそうで、日本もEU基準のような
基準と制度にすることが望まれます。

特定保健用食品や医薬品よりも効果が高い夢のようなサプリメントは、
日本ではなかなか見つけられないと思います。


国・行政が健康食品の法整備をしないのは意図的で、
国民の健康より既得権益を優先しているからで、国民の健康維持・増進には
大きなマイナスです。


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*******************************【以下転載】*******************************

ヨーロッパで進行中の食品成分の健康強調表示(ヘルスクレーム)審査で、カルピス『アミール』、花王『ヘルシア』に続き、日本で新聞全面広告を飾るトクホ商品『かつお節ペプチド』も却下されたことが分かった。効能の評価について日欧で差があることが明確になりつつあるが、健康食品業界の広告に大きく依存する新聞・テレビは、スポンサーにとって都合の悪いこのニュースを一切、報道できない。日本で許可された効能が外国では却下される理由を調べると、トクホの効果を調べる試験法に問題があることが分かった。

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【Digest】
◇新聞一面広告商品もEUでは却下
◇広告のグラフは信用できるか?
◇社員ボランティアが一生懸命効果を出そうとすると
◇被験者30名中25名が高血圧症患者
◇EUでの審査の今後の行方
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◇新聞一面広告商品もEUでは却下

「血圧が高めの方へ」と大々的な表示があり、「日本サプリメントのペプチドエースつぶタイプは血圧が高めの方に適した特定保健用食品です」「約9割の方が継続的にご愛用」とある。

かつお節ペプチドは、かつお節を加工してできるかつお節オリゴペプチドという成分に血圧降下作用があるということで2000年7月に特定保健用食品(トクホ)として許可された。生活習慣病への予防効果を示したトクホとしては最初期のものの一つだ。

しかし残念なことに、ヨーロッパでEUが進めている食品の健康強調表示(ヘルスクレーム)の審査において、昨年10月「証拠不十分」として却下されてしまった。

つまりヨーロッパでは朝日新聞の広告のように「血圧が高めの方へ」といった表示をつけて販売できないのだ。

これまでもカルピスの『アミール』や花王の『ヘルシア』などがEUではその効能表示が却下されている例を報告してきたが、日本のマスコミ、特に新聞では、一切情報が出ない。

新聞を開いてみると一目瞭然だが、いまや健康食品関係の広告を見ない日は無い。

トクホも含めた健康食品の市場規模は、ほぼ2兆円。近年落ちこみが続いている出版市場が2兆円割れを起こしているので、ほぼ同規模ということになる。

たまたま手元にあった2011年2月9日の朝日新聞の朝刊を例に取ると、全40ページの中で広告が占めるページは21ページ(53%)。その内訳は朝日新聞広告局が独自作成している『ボン・マルシェ』4ページ分を除くと、1位は書籍・雑誌3.2ページ、2位が健康食品で3ページ、3位が旅行関係2.8ページ 通販2ページ、住宅1ページと続く。

広告全体にそこまでウエートを占めている健康食品だから、効能に疑惑ありという情報は、記事としてなかなか取り上げにくいだろう。

また、テレビでも昼間や深夜帯に放送される健康食品の通販番組を見る限り、影響を受けていることは明らかだ。

ましてやトクホは、一応国が認めたということなので、外国で却下されたとしても国内で販売する限り問題はない。しかし消費者にとっては、外国でどのように評価されたのかという情報は貴重であろう。

では、なぜEUでは却下されているのか・・・・・。

(出典:MyNewsJapan)

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