2010年5月8日土曜日

うつ治療 「薬物偏重」と精神科診療所の7割が認識

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


日本の精神科医療は、最も薬漬け医療が行われているそうで、
薬漬け医療の最悪の副作用は殺人か自殺のようです。


うつなどの心の病気は心に症状がでますが、脳の病気です。

心の病気は、脳の不調であり、栄養失調による脳内物質の不足に
よって引き起こされると指摘されていますので、
うつ病など心の病気は栄養療法が一番最初に試す価値があり
短期間によい結果がでることが多いです。

うつは薬じゃ治らない!
言葉を変え、食事を変え、考え方を変え、自分でうつを治す!!
(元うつ病患者のM精神科医)

うつ病推移.jpg

SSRI副作用.jpg


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


関連ブログ
うつ病自殺7割が精神科を受診 「抗うつ薬」安易な服用に懸念
うつ病チェック、企業健診で義務化 来年度から実施へ
精神医療の改革へ、医師・患者らが会議発足
グラクソ、ファイザー、明治製菓 抗うつ薬SSRIメーカーが引き起こす殺人、DV、窃盗の実態
青魚に多い脂肪酸、うつの改善などに効果
うつ、パソコンで予防 ネット療法サイト開設
抗うつ薬、軽・中度患者には「効果薄」 米研究チーム
「うつ百万人」陰に新薬? 販売高と患者数比例
厚生労働省がメンタル系のウェブサイト開設
路上生活者6割以上が精神疾患 池袋周辺で医師らが調査
精神疾患:血液で判断 たんぱく質データ判定 大阪市大院
抗うつ薬、旧タイプも攻撃性増す傾向 厚労省が注意喚起
統合失調症の入院患者、67%が抗精神病薬を多剤併用
職場のうつ病 増える心の病 過剰労働、成果主義に疲れ
抗うつ薬に「攻撃性増す」可能性 厚労省が注意喚起
抗うつ薬パキシルなど「攻撃性」注意喚起 厚労省審議会
女性とうつ病 ワーキングウーマン 成果、気配り 悩み多く
「精神科医は腹の底で何を考えているか」は精神科医療の暴露本
意外に多い高齢者のうつ病 認知症と混同しがち 重症化で衰弱死も
「心の病は食事で治す」という本
うつ病と違う心の病「ディスチミア」
「余裕のない」会社ほど社員の心の病増加 生産性本部調べ
「健康に不安」66%、心の健康は7割が意識
慢性疲労症候群 体と心のバランス崩れ重症化
心の病、企業把握は6割 厚労省研究会
ネット調査 8人に1人が「うつ」
企業の6割「心の病で社員1カ月以上休職」
「世界の精神科医がすすめるメンタルサプリ」

*******************************【以下転載】*******************************

国内の患者数が100万人を超えたうつ病の治療について、読売新聞が3-4月、全国の精神科診療所にアンケート調査を行ったところ、7割が「日本のうつ病治療は薬物に偏っている」との認識を示した。

多すぎる薬の服用による副作用や、薬だけでは治りにくい患者の増加など、近年指摘されている課題が反映された形だ。

調査は日本精神神経科診療所協会加盟の1477施設に行い、119施設から回答を得た。日本のうつ病治療の多くは薬物治療中心だが、調査では、薬物偏重の傾向があると「強く思う」が19%、「ややそう思う」が54%と、7割が懸念を示した。

最近増えたとされる軽症患者に行う最初の治療は、「薬物治療だとは思わない」が41%。優先すべき治療として、患者の話を聞いて問題解決を図る精神療法や、仕事を減らしたりする「環境調整」も多く挙がった。英国の診療指針では、軽症者の最初の治療は、カウンセリングなどを勧めている。

一方、抗うつ薬を何種類も服用すると、無気力やイライラなどの副作用が強くなる恐れがあり、処方は1種類が基本。しかし、「患者の過半数に複数の抗うつ薬を処方している」との回答が14%に上った。

大野裕・慶応大保健管理センター教授(精神科医)は「悲観的になりがちな患者の考え方や行動を変える認知行動療法など、治療の選択肢を増やすことが重要だ」と話す。

(出典:読売新聞)





うつ治療を見直す 自殺の陰に過剰な投薬

「その瞬間は記憶がなく、気づいたら病院でした」

東海地方の女性(24)は昨年、自宅2階のベランダから飛び降り、全治3か月の打撲傷を負った。

気分の落ち込みが続き、精神科を受診したのは19歳の時。抑うつ状態と診断され、抗不安薬と睡眠薬を飲んだが改善しない。抗うつ薬が追加され、他の薬の数も増えていった。

生理が止まり、乳汁が出た。衝動的になり、自宅で物を投げるなど暴れた。幻聴や被害妄想も表れた。パーソナリティー障害、不安障害、統合失調症……。病名が次々と増え、入退院を繰り返した。「死にたい」が口癖になり、ベランダから飛び降りた頃は、1日20種類前後の薬を飲んでいた。

抗うつ薬の使用説明書には「24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告がある」と記されている。だが女性は「医師から説明を受けたことはない」と振り返る。

女性は医療機関を替え、薬を減らして回復。今は、ごく少量の抗不安薬と漢方薬の服用で元気に暮らす。

主治医の牛久東洋医学クリニック(茨城県牛久市)院長、内海聡さんは「最初の抑うつ状態は家庭内の不和が原因。そこに全く手をつけず、過剰な投薬で様々な精神症状を生み出した医師の責任は重い」と語る。

自殺者は昨年も3万人を超えた。国の調査では、亡くなる1年以内に精神科を訪れた自殺者は、調査対象の半数に上る。早めに精神科を受診し、適切な治療で死を思いとどまる人も少なくないが、必ず救われるとは言えないのが現状だ。

さらに、治療の不適切さもある。全国自死遺族連絡会が会員約1000人に行った調査では、最も衝動性が高い「自宅からの飛び降り」で死亡した72人は、全員が精神科に通院中で、1日15-20錠前後の薬を処方されていた。

同会の田中幸子さん(61)も5年前、薬の怖さを実感した。警察官の長男が過労の果てに自殺し、「眠ったら息子に悪い」と、葬儀後も自分を責めて不眠に陥った。精神科を受診し、睡眠薬を処方された。

「寝ない!」と抵抗する心身を、睡眠薬でねじ伏せようとした。すると、眠くなる前に感情が高ぶり、記憶が途切れた。後から聞くと、大きなソファを放り投げてしまっていた。

内海さんによると、睡眠薬で酒酔いに似た状態になり、感情が抑え切れず爆発してしまう人もいる。「不眠の原因を探り、癒やす治療をしなければ、睡眠薬ですら、思わぬ行動の引き金になる」と警告する。

(出典:読売新聞)





うつ治療を見直す 考えの偏り 改める療法

3年前、東京都の文具店で派遣社員として働いていた女性(32)は、リストラで社員が減り、商品の発注から万引き対応まで、数人分の仕事を1人でこなした。

大きなストレスがのしかかり、やがて頭痛や吐き気など体の不調が起こった。仕事中、突然涙が止まらなくなったりもした。

銀座泰明クリニック(中央区)で、軽いうつ病と診断された。抗うつ薬を飲みながら、一時休んだ仕事を再開。しかし周囲の状況は変わらなかった。

仕事中、気力がなえて立っていられず、店の隅で何度も座り込んだ。客と話すのもつらくなり、ついに仕事を辞めた。働けない自分を責め、うつ症状は悪化、家に引きこもった。

そこで、同クリニック院長の茅野分さんから、考え方の偏りを治す「認知行動療法」を勧められた。軽度から中等度のうつ病で薬物治療と同等の効果があり、かつ再発しにくい。薬と併用すると、より治療効果が高いという研究もある。

根拠もないのに思い込む、短絡的に結論づける、すぐに自分を責める--などの傾向がある人は、特に効果が期待できる。

女性はまず、家で過ごす時や外出した時などに、日々の行動、その時の気分、頭に浮かんだ考えをノートに詳しく書き留めた。月2回の認知行動療法で心理士にノートを見せ、話をする。

マイナス思考になっていると、心理士が「別の見方、考え方はできませんか」と問い、一緒に考えていく。

たとえば、女性は仕事を辞めてからも毎朝8時に起きていたが、「遅すぎて恥ずかしい」と感じていた。その理由を聞かれると、「社会人は6時に起きて働くべき。できない私はダメ人間」と答えた。

「毎朝決まった時間に起きているのだから、むしろ褒められてもいい」。心理士の助言に、女性はハッとした。「私は悪くないんだ。思い込みだったんだ」

治療を続けて次第に気力が戻り、1年もすると抗うつ薬がいらなくなった。「うつ病は、自分の考え方のクセを知り、向き合うことで治ると実感した。薬でごまかしていたら、回復できなかったかもしれない」

認知行動療法は先月から、医師が行う場合は健康保険が使えるようになった。しかし、専門知識のある医師は少なく、治療を受けられる施設は限られる。

慶応大保健管理センター教授の大野裕さんは「心理士や看護師らも取得できる認知行動療法の公的資格を作り、薬以外の治療の選択肢を早急に広げる必要がある」と訴える。

(出典:読売新聞)





うつ治療を見直す 軽い運動で戻った笑顔

千葉県柏市の女性(36)は昨年夏、市の広報誌に書かれた案内に目を留めた。「薬を使わずに治す!」。内容を読むと、運動で「うつ」の改善を目指すという。参加してみよう、と思った。

3年前に抑うつ状態と診断されて以来、抗うつ薬などを飲み続けてきたが、なかなか回復せず、休職が続いていた。「薬以外に良い方法はないのかな?」。そう思い始めたころだった。

このプログラムは、千葉大予防医学センターと東大生涯スポーツ健康科学研究センター(柏市)の共同研究。昨年9月から半年間、うつ病患者らに運動を続けてもらい、うつの改善効果を調べた。

参加者は毎週水曜日、東大のセンターで1時間、ペダルをこぐウオーキングや、ハンドルをひねりながら行う自転車こぎなど、器具を用いた運動に取り組んだ。どれも筋トレというより、ストレッチのように、ゆっくり体を伸ばす動作を重視した運動だ。

そして毎回、「憂うつか」「自分に失望しているか」「満足か」など21項目の自覚症状を、0~3点の4段階の評価で記録した。

女性は、気分の落ち込みなどの点数が、当初は「問題あり」のレベルだったが、半年後には「問題なし」まで下がった。以前は家事も全くできない状態だったが、今は炊事や掃除をこなし、外出する機会も増えた。復職に向けたリハビリにも取り組み始めた。

「家の中でじっとしていた時は、この先ずっと良くならないのか、と不安になった。体を動かした方が気分転換になり、落ち込むことが減りました」と女性。プログラム終了後も週3回程度、30~40分のウオーキングをしたり、毎晩ストレッチをしたりと、運動の習慣を続けている。

20人が参加したが、出席率50%以上は16人。そのうち9人で評価尺度の点数が改善。中等症以上の9人中3人で、ほぼ自覚症状がなくなる効果が確認された。

千葉大教授の清水栄司さん(精神科医)は「運動には、脳を刺激し、沈んだ気分を持ち上げ、意欲を呼ぶ可能性がある」と解説する。

軽い運動でも効果が期待できるといい、「運動嫌いな人でなければ、ぜひ試してほしい」と話す。

日本でのうつ病治療は、多くが薬物療法から始まるが、英国の治療指針では、軽症者には運動やカウンセリングなどを勧めている。

運動指導に当たった東大特任教授の小林寛道さん(運動生理学)も「回を重ねるごと、参加者の笑顔が増えた」と実感している。

(出典:読売新聞)

0 件のコメント: