2010年5月3日月曜日

クロマグロ騒動の問題点は 元凶は日本人の異常な食欲

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伝統的な日本食は世界最高の健康・長寿食だと世界から
高く評価されていますが、日本ではすでに忘れられています。

魚食も一部の魚、一部の部位に集中し、トロ、トロ、トロばかりなので
日本がトロトロしてきた一因かも知れません。


私も魚が好きですが、食物連鎖が進んだ先のマグロはあまり食べず、
食べる時でも水銀のたまりやすい脂質の多いトロは食べません。

好んで食べるのは旬の青身魚(イワシ、サンマ、サバ、アジなど)で、
とてもおいしいし、必須脂肪酸のオメガ3系脂肪酸(EPA、DPA)が含まれ、
健康にもよい多才な効能があります。


オメガ3系脂肪酸
アルファ-リノレン酸(LNA) 多く含む食品:緑黄色野菜、亜麻仁油、キャノーラ油
エイコサペンタエン酸(EPA) 多く含む食品:魚油、オキアミ油
ドコサヘキサエン酸(DHA) 多く含む食品:魚油、オキアミ油

魚に多く含まれているオメガ3系脂肪酸は、
関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、
健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、血管保護、
神経系や脳の機能促進、うつ、アレルギー、炎症を抑えるなどの
多才な効果・効能がわかってきています。
酸化しやすいのが欠点なので、生食が一番よろしいそうです。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*******************************【以下転載】*******************************

“絶滅の恐れ”が指摘され、国際取引禁止の議論のまな板に載せられた大西洋・地中海産クロマグロ。3月にドーハで開催されたワシントン条約締約国会議で、禁輸案の採択は免れたものの、日本人になじみの深い食材が、パンダやジュゴンなどと同列に論じられたことへの衝撃は大きい。クロマグロはここ10年で畜養技術が大幅に発達し、回転すしなどで手軽に食べられるようになった一方、価格崩壊で乱獲が増えているのも事実。世界中を巻き込んだクロマグロ騒動、日本有数の遠洋マグロ基地を誇る神奈川県三浦市・三崎港を歩き、今後の展望を探った。

うずたかく積まれた真っ白なマグロたち

三浦半島の先端に位置する日本有数の遠洋漁業基地・三崎港。世界中の遠洋漁船が出入りする漁港で、なかでも花形はクロマグロだ。

大きくて新鮮なマグロが船から運び出される様子を想像したが、実際は少し違う。マグロは捕獲された時点でエラや内臓などを取り除かれ、洗われ、漁船内の冷凍施設に入れられるため、港に揚がるマグロはカチンコチンに凍った真っ白い姿をしている。

三崎港から徒歩5分、冷凍マグロの卸業「西松」の巨大な冷凍倉庫にお邪魔した。常に氷点下60度に保たれた倉庫には、クロマグロのほか、インドマグロやメバチマグロなど、さまざまな種類のマグロが保管されている。専務の相原宏介さん(37)の案内で、厚手のジャンパーを羽織って倉庫の中に入った。

高さ5メートルほどの銀色の分厚い扉を2枚くぐり抜けると、そこがマグロ倉庫だ。入って10秒もすると鼻の穴の中が凍り、息が苦しい。「世界中のマグロがおいしく食べられるようになったのは、この技術が発達したからです」。相原さんは、倉庫内に積み上げられたコンテナ内のマグロを指して話す。

相原さんによれば、家庭用の氷点下18度前後の冷凍庫では、油分などが完全に凍らないため、生鮮食品は劣化が進んでしまう。一方、氷点下50度以下なら、食塩水も油分も完全に凍るため、捕獲直後の鮮度をいつまでも保つことができるという。

こうした冷凍技術の進歩に加え、ここ10年は大型のいけすでクロマグロを畜養する技術が地中海を中心に発展。結果として、“高根の花”だったクロマグロが、庶民にも手が届く身近な食材へと変化した。

しかし、こうした価値の変貌(へんぼう)がクロマグロの乱獲を招き、さらに価格崩壊を呼ぶという悪循環に陥っているのも事実だ。相原さんは、「スーパーや回転すしチェーンなどが、トロをあり得ない安値でたたき売りしたばかりに、海の上ではものすごい価格崩壊が起きた。その結果、消費者の感覚がおかしくなり、高級魚のブランド力はなくなってしまった」と悔しさをにじませる。相原さんは、さまざまな方法でブランドの回復に努めているが、一度安くしてしまうと元に戻すのは容易ではないという。

大幅な価格崩壊が起きたのは、ここ10年の出来事だ。その背景には何があったのか。専門家に聞いた。

「このままでは食べられなくなる」 専門家が警鐘を鳴らす

環境変化がマグロに与える影響などを研究する東京大学新領域創成科学研究科・大気海洋研究所の木村伸吾教授は、「いまのペースで食べ続ければ、クロマグロが食べられなくなる日はそう遠くないでしょう」と断言する。

マグロ類はここ10~20年、アジアを中心に世界中で人気が高まっており、50年前までは40~50万トンだった需要が、現在は200万トン以上。その約3分の1、60万トンを日本人が食べている状態だ。

中でも日本国内でのクロマグロの人気は高く、平成2年に約7千トンだった輸入量は、7年には1万トン、15年には2万トンを超えた。16年現在、世界で消費されるクロマグロの約9割を占める4万5千トンを日本が消費している。

そして、“トロ信者”の日本人の期待に応えるかのように登場したのが、港などの巨大ないけすで養殖する“畜養”だ。成魚を捕獲して畜養することで、運動量が減ってトロの部分が増える。地中海などで盛んに行われている方法で、畜養と聞こえは良いが、マグロ資源を大幅に減らした原因の一つと見てよいという。

木村教授によれば、畜養には2つの方法があり、一つは生まれて2~3カ月の「ヨコワ」と呼ばれる稚魚を捕獲して育てる方法。もう一つは、巻き網でそこそこ育った成魚を根こそぎ捕獲し、数カ月畜養して出荷する方法だ。

木村教授が特に危機感を抱くのは、巻き網で成魚を捕獲する方法だ。魚を根こそぎ捕ってしまうため、クロマグロの資源量は大幅に減る。加えて、これまでは高根の花だったトロが格安で出回るため、さらに価格崩壊を起こしてしまう、という悪循環が起きてしまっているのだ。

日本近海のクロマグロは、巻き網で捕らないなどの暗黙のルールが守られてきたが、最近は日本海でクロマグロの巻き網漁を行い、畜養する業者が出現。木村教授は、「これを続ければ、日本近海のクロマグロが大西洋・地中海産クロマグロ同様に国際会議の議題に上がる日も近い」と警鐘を鳴らす。

そこで期待されるのが、クロマグロを卵から育てる完全養殖。国内でも成功例はあるが、「とても効率が悪く、実用は現実的ではありません」と木村教授。

クロマグロは運動量が多いために餌も大量に必要で、大きくなるまでのコストがマダイなどに比べてとても高くつく。その上、少しの光や音などでも驚いてしまい、壁に激突して死んでしまう事故もよく起きるという。完全養殖で大きくおいしく育てるのは難しく、やはり現在は天然資源に頼るしかないようだ。

昔はラーメンよりも高かったクロマグロ 乱獲の背景に価格の崩壊

木村教授が研究対象にクロマグロを選んだのは、「おいしい魚をいつまでも食べたい」との思いがあったからという。その木村教授が疑問を抱くのは、回転すしチェーンなどのクロマグロの値段だ。

「極上本マグロにぎり! 大トロ一貫198円 赤身一貫64円」-。これは、あるすしチェーンのチラシに載っている宣伝だ。本マグロはクロマグロのことを指しているが、この値段なら、おなかいっぱいに食べても1~2千円でおつりが来そうだ。

約30年前までは、マグロはラーメンや、タクシーの初乗り運賃よりも高く、“晴れの日”に奮発して食べる食品だった。ところが、いまや回転すしで格安で出回り、さんざん客の前を回転した後に売れ残れば捨てられてしまう。いまのように、投げ売りで食べられるものではなかったのだ。

木村教授は、「資源量の枯渇の一番の責任は、消費者である日本人にあるのは明白です。地中海の乱獲をあおったのも、日本人の異常な食欲です。今回の騒動を機に、もう一度クロマグロの食べ方を日本人一人ひとりが考え直すべきでしょう」と話す。

木村教授が提案するのは、クロマグロのトロばかりを食べるのではなく、ほかの魚にも挑戦することだ。最近は、資源量が減ってきているマグロ類に比べ、カツオやイワシ、サンマなどが比較的好調だという。「マグロは日本の食文化ではありません。日本の食文化は、さまざまな旬の魚をおいしく調理して食べること。今年はカツオがおいしいですよ。ぜひ思いだしてほしい」と訴える。

四方を海に囲まれた日本。その恩恵に昔からあやかってきた国だからこそ、持続可能な漁業の手本をいまこそ世界に示すべきだ。

(出典:産経新聞)

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