2010年3月31日水曜日

中国、食用油の10%が有害 使用禁止を緊急通知

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ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
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儲かるなら何でもやる中国なら下水から作る有害な再生食用油を
使うのは平気だろうし、加工品に使われて日本に入っている恐れを
感じるのは私だけだろうか。

加工品に使われたらまったく判別できないのが心配の種で、
日本人なら考えもしないような悪事を平気でやる中国が恐ろしい。

日本に入っていないことを祈るだけなのか。
福島大臣、沖縄基地問題によけいな口出しせず、大臣としての
本来業務に邁進して、この問題もしっかり調べてくださいね。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。

*******************************【以下転載】*******************************

19日付の中国英字紙チャイナ・デーリーによると、中国で使われている食用油の約10%が廃油を再利用した有害油との調査結果が判明、食品安全を監督する国家食品薬品監督管理局は18日、飲食店などに対し、有害油の使用禁止を徹底するよう緊急通知を出した。

同紙によると、武漢工業学院(湖北省)の食品科学の専門家が中国で毎年200万~300万トンの違法食用油が流通しているとの報告をまとめた。違法油は厨房などから廃棄された油を精製、再生したもので、発がん性物質を多量に含んでいるという。中国での年間食用油消費は約2250万トンで、料理の約10%で有害油が使われている計算になると指摘した。

廃油利用の食用油の製造コストは1トン当たり300元(約4千円)と安く、業者の利益も大きい。こうした有害油は主に発展の遅れた地域で消費されているという。

(出典:共同通信)




下水から作る「再生食用油」を根絶せよ!

2010年3月17日付で全国紙「中国青年報」が報じた“囲剿地溝油(下水溝油を包囲殲滅する)”という表題の記事は、中国全土に大きな反響を巻き起こした。この記事は“地溝油(下水溝油)”について、湖北省武漢市にある武漢工業学院“食品科学与工程学院(食品科学・工学部)”の教授で、全国糧油標準化委員会油料・油脂ワーキングチームのチーム長である何東平にインタビューしたものであった。

ところで、“地溝油”とは何か。筆者は2006年12月15日付の本リポートで「え!中国では下水溝から食用油が作られる?」という“地溝油”に関する記事を掲載したが、“地溝油”とは調理場から排出された食用油が下水溝に溜まった物を意味する。

筆者は北京と広州で駐在経験を持つので、家では妻が本場で習得した中華料理を作ることが多く、必然的に食用油の使用量も多い。調理鍋や食器に残った油は洗い流されて庭にあるマンホール(汚水槽)に流れ込み、そこで固形分や油分が沈殿し、上澄み液が浄化槽へと送り出される。筆者はこのマンホールを年に数回清掃するのだが、マンホールの中は腐敗臭に満ち、不気味な薄桃色の物質がマンホール内にこびり付いたり、漂ったりしている。筆者の清掃作業はこの気持ち悪い物質を取り除くことなのだが、これこそが正に“地溝油”なのである。

“地溝油”で生計を立てている人が多数存在

“地溝油”は一般に飲食店の厨房から排出されて下水溝に溜まったものだが、中国にはこの“地溝油”で生計を立てている人々が多数存在する。下水溝から汲み集められた“地溝油”は、一昼夜かけて濾過された後、加熱、沈殿、分離といった複数の工程を経て、無臭の「再生食用油」へと変身を遂げる。この「再生食用油」は低価格で飲食業者に販売され、それが飲食店で調理に使われているというのである。

同記事が報じた何東平教授の発言の要旨は次の通り:

[1] 自分の推計では、中国では年間に200~300万トンの「再生食用油」が使われている。
[2] 中国人が調理に使用する動植物油の消費総量は年間で約2250万トンであるから、「再生食用油」の使用量はほぼ10%に相当する。従い、レストランなどで外食を10回すれば、そのうちの1回は「再生食用油」を使った料理に当たる勘定になる。
[3] 医学的研究によれば、「再生食用油」に含まれる最も危険な成分は発がん性物質のアフラトキシンであり、その毒性はヒ素の100倍にも及ぶ。

同記事によれば、昨年9月の新学期が始まった早々に、武漢工業大学の食品科学・工学部の4年生9人は、武漢市における“地溝油”の状況を調査する課題を与えられた。彼らは古着を着て、軍手を付けて、毎日のようにレストランやホテル周辺の下水溝に蹲(うずくま)って“地溝油”のサンプルを採集した。折よく季節は秋から冬にかけてで、気温が低いために“地溝油”は半凝固の状態となり、臭いも夏場ほどひどくなかったが、学生たちにとっては苦しい作業であった。そうした実地調査を経て判明したことは次の通りである:

[1] 武漢市内には“地溝油”の回収業者が多数存在している。彼らはスコップ1本を持ち、電動自転車の荷車に小型のドラム缶数個を載せて、早朝のまだ暗い中に出動し、懐中電灯で下水溝を照らしながら“地溝油”を回収している。
[2] 彼ら業者の工場は秘密の地下作業場であり、1トンの「再生食用油」を抽出するための原価は300元(約4000円)に過ぎない。「再生食用油」は食用油の市場価格の半額で販売されるので、「再生食用油」の業者は毎月1万元(約13万5000円)を稼ぐことも可能である。こうした業者は見栄えは悪いが、下手なホワイトカラーよりも収入が良い。
[3] 武漢市では、軽食の屋台でさえも毎日1軒当り15キログラム前後の厨房ゴミを出す。彼らの計算では、武漢市内には大小の飲食店が6万軒以上あるので、飲食店業界が毎日産出する厨房ゴミは25.2万トン、排出される使用済みの廃棄油は12.6万トンに及んでいる。
[4] “地溝油”の回収は暴利をむさぼることができるので、個々の回収地点を独占するグループによる勢力図が出来上がっており、業界内の回収地点の獲得競争は激しい。

学生たちが採集した“地溝油”のサンプルを分析した結果は、“地溝油”には長期的に摂取すると人体に影響を与える各種成分が含まれていた。医学的研究によれば、“地溝油”の長期摂取は、発育不全、腸炎、肝臓・心臓・腎臓のむくみ、脂肪肝などを発症させる危険性があるというものであった。

しかし、無臭で濁りのない「再生食用油」と純粋な食用油を区別することは難しく、「再生食用油」を「食用油」に混ぜて販売すれば、たとえそれを分析しても「再生食用油」の混入を判別することは極めて困難なのが実情である。

この業界に身を置く人たちは誰もが“油●油 神仙愁(油に油を混ぜれば、仙人さえも悩ませる。●=サンズイ+参)”という言葉を知っているという。氾濫する「再生食用油」を取り締まろうにも、製品が一度市場に流れ込んだ後は手を拱(こまね)いて見ているしかなく、製造元の工場を摘発するしか方策がないのが現状である。

何東平教授の計算によれば、1万人が毎日1トンの食品ゴミを排出するとして、これらに洗浄、蒸留、脱色、脱臭などの加工を施すと130キログラムの「再生食用油」を作り出すことができるのだという。これを市場で普通の食用油の半額で販売するとして計算すると、国内の「再生食用油」の年間総利益は15~20億元(約200~270億円)に達するのである。

無料で回収した“地溝油”にわずかな経費をかけて加工し、「再生食用油」を生産して販売すれば、濡れ手に粟の利益が生み出されるなら、誰もが参入したくなるのは至極当然のこと。このような拝金主義に毒された人々には他人の健康を気遣う思いやりの心は無いばかりか、罪悪感も皆無である。

「再生食用油」を簡便に判別する方法

2007年10月5日付の武漢紙「長江日報」は、武漢工業学院の修士課程の女子学生である王楽が実施した“地溝油”に関する調査に関するインタビュー記事を報じた。この調査は食品に含まれる「再生食用油」を簡便に判別する方法を開発するためのものであり、王楽は研究のヒントをつかむために“地溝油”回収業者への接触を試みたのである。

2006年11月初旬、連日深夜に大学近くの飲食店街で“地溝油”の回収人を探し続けた王楽は、ホテル従業員の協力を受けて、8日目にして漸く回収人の“阿天”に接触することに成功し、その話を聞くことができた。阿天から聴取した話の概要は次の通り:

[1] 阿天は毎日ホテルやレストランの下水溝から脂っこい浮遊物、残飯を回収して簡単な加工を行って油脂を取り出す、これが“地溝油”である。それをさらに加工して「再生油」を製造する。(注:阿天は「再生食用油」とは言っていない)
[2] 阿天は金を出してホテルの下水溝の独占権を確保しており、通常は小型ドラム缶で4本、ホテルが繁盛している時は5~6本を毎日回収している。
[3] “地溝油”の回収と言うと、人は馬鹿にするが、年収は20万元(約270万円)ほどにはなる。この業界では雑役夫でも毎月2500元(約3万4000円)ほどの賃金を稼ぐ。
[4] 阿天が作った「再生油」はよその土地に出荷しており、トラックではなく、列車で輸送している。多い時には列車で1回に600トンを送り出したこともあった。
[5] 全国各地で“地溝油”から再生油を生産している業者の8割は江蘇省出身者で、自分も江蘇省出身である。他人は自分たちを卑しいという目で見るが、自分たちは何も恥ずかしいと思っていない。
[6] 生産した「再生油」は化学工業企業に販売しており、石鹸やグルセリンの原料とされる他、バイオディーゼルの原料ともなる。

王楽は「再生油」を小さな食品の工場や屋台にも販売しているのではないのかと阿天に質問したが、これに対して阿天は、「そうした所にも販売しているかもしれない。この業界は政府のどの部門からも統一的な管理を受けていないし、業者があまりにも多くて管理できないのが実態だ」と答えたという。

なお、王楽は特殊な試験紙を使って再生食用油を判別するの簡便な方法を開発することに成功したが、それは調理した後の食品に直接に使用することができず、その実用化にはまだ時間がかかると述べていた。それから2年を経過した上述の何王平のインタビューでも再生食用油の判別は困難と述べていることから、その実用化はまだ実現していないようである。

園児たちの「腸間膜リンパ肥大」の原因に

ところで、2008年10月16日付の香港紙「苹果日報(Apple Daily)」は、浙江省慈渓市の許山鎮にある「体芸幼稚園」で233名の園児が集団で「腸間膜リンパ肥大」を発症する事件が起こったと報じた。中国では北京オリンピックが終了した翌月の9月には、最終的に30万人の乳幼児が健康被害を受けたメラミン入り粉ミルク事件が発生したばかりで、この事件に園児の親たちは恐慌を来たしたのだった。

その後の調べで、園児たちが腸間膜リンパ肥大を発症した原因は、同幼稚園が“地溝油”を原料として生産された「再生食用油」を使って園児用の給食を作っていたのと、食堂の劣悪な衛生状態に起因するものであることが判明したのだった。事件の発生後、偶然にも食堂に入った父兄が白濁した「再生食用油」を発見すると同時に、ゴキブリが走り、ハエが飛び回る衛生状態に驚きの声を上げたのであった。

慈渓市政府は速やかに調査団を派遣して検査を行ったが、その結果は幼稚園が使用した食用油は規格に合致しているとの判定であった。この判定に異を唱える父兄が連日座り込みを行ったことで、事件は中央政府の知るところとなったのである。この事件がその後どのように決着したかは定かでないが、低級な飲食店のみならず、幼稚園までが「再生食用油」を使用していたことは由々しき事態と言わざるを得ない。

自身の前言を撤回した教授の不可解

さて、3月18日、国家食品薬品監督局は『2010年飲食サービス食品安全調整作業実施方案』を発表して、取締まりを強化し、飲食店が由来不明の食用油を購入したり、再生食用油を購入・使用した場合は、その使用を禁止するとともに、事態が重大と判断されたら、飲食サービス業の営業許可証を取り上げる旨を宣言した。

一方、翌19日には“地溝油”問題の発信源となった何東平教授が記者会見を行い、政府の関係部門は早急に廃棄油脂の回収を行うための規則を制定するよう呼びかけを行った。ところが、同教授はこの記者会見の席上で3月17日付の「中国青年報」が報じた自身の発言を次のように否定したのだった:

(1) 自分が全国の“地溝油”の状況を調査したという事実はない。
(2) 全国で300万トンもの再生食用油が使われていると述べたことはない。
(3) “地溝油”から作られた「再生食用油」は不健康なものであるが、人々が毎日レストランで再生食用油を使った食事を摂ることはあり得ないので、そこに含まれるアフラトキシンがヒ素の100倍の毒性を持つという表現は誇大である。

何東平教授は何故に自身の前言を撤回する発言を行ったのか。その理由は不明だが、背景には何東平教授の発言が巻き起こした全国的な混乱に対して国家食品薬品監督局が遺憾の意を表明した可能性が覗える。

一方、何東平教授は政府関係部門に対して、レストランゴミを集めて処理することで、“地溝油”をその根源から防止することを提唱している。それを実践するために、同教授はその他の研究者との協力の下で、今年から武漢市を構成する武昌、漢口、漢陽の3地区にそれぞれレストランゴミの処理場を建設し、ゴミ処理と同時に毎日25トンのバイオディーゼルと40万立方メートルのメタンガスを生産することを計画しているのだという。

どんなに美味でも遠慮せざるを得なくなる

中国の庶民が朝食に食べる屋台の“油条(揚げパン)”や“煎餅(薄焼き)”、街角のレストランで食べる“鍋貼(焼き餃子)”や“肉包子(肉饅頭)”、夕飯に食べる“水煮魚(魚をラー油で煮込んだ四川料理)”。どれをとっても中国を代表する美味しい食べ物だが、これらに「再生食用油」が使われているとすれば、興ざめも甚だしく、どんなに美味でも遠慮せざるを得なくなる。

何事も命あっての物種である。中国政府は再生食用油を徹底的に取締まり、飲食業界から根絶することに努力を傾注して欲しい。どこのレストランでも屋台でも、庶民が安心して食事を楽しめる日が少しでも早く来ることを、本場の中華料理をこよなく愛する筆者は願っている。

(北村豊=住友商事総合研究所 中国専任シニアアナリスト)

(出典:日経ビジネスオンライン)

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