2010年3月23日火曜日

教育の本質を担う「偉大な母よ」 筑波大学名誉教授・村上和雄 

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世界20カ国の青少年に聞いて

・「先生を尊敬しているか」
 「はい」は、韓国、アメリカ、EU(欧州連合)の80%以上
 日本はわずか21%で最下位。
 19位の国ですら、70%が「はい」。

・「親を尊敬するか」
 世界の平均は83%、日本はわずか25%。

・日本の高校生の66%が、自分は駄目な人間だと思っている。
 アメリカは22%、中国はわずか13%。

過去からこのような傾向がありましたが、この調査は驚く数値です。


大東亜戦争で日本人のあまりの優秀性に震撼したアメリカは、
戦勝国として日本の憲法を変え、教育を変え、日本人の心身を
劣化させ続けてきましたが、大成功した成果の一つです。

同様の調査を全国各地でやれば日本の教育を崩壊させた日教組の
強い地区が学力が悪いこと同様の結果がでると思われるので
日教組が日本人の精神をボロボロにしてきた大罪がわかりそうです。

日教組が支持している反日政権なのでさらに反日自虐史観で洗脳し、
国力を低下させ続けて行く危機感を強く強く感じます。


子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)


家族制度を破壊して祖母・親戚・縁者・地域の知恵を活かさない
ようにしたことも成果があがった一因だと思います。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*******************************【以下転載】*******************************

世界20カ国の青少年に「先生を尊敬しているか」と質問したところ、「はい」と答えた割合は、韓国、アメリカ、EU(欧州連合)の80%以上に対して、日本はわずか21%で最下位である。19位の国ですら、70%が「はい」と答えているのに、20位の日本は、恐るべき最下位である。

また「親を尊敬するか」の問いには、世界の平均は83%なのに、なんと日本では25%だ。

≪自分を駄目人間と思う高校生≫

さらに大きな問題は、日本の高校生の自己評価の極端な低さである。現在、日本の高校生の66%が、自分は駄目な人間だと思っている。その割合は、アメリカでは22%、中国にいたってはわずかに13%である。

この原因は、いろいろ考えられるが、戦後60年の教育の中で、人間として真のあるべき姿を、大人や先生が十分に教え、示してこなかったからではないか。

人生において幸せなことは、尊敬する師や目標となる人を持つことである。私の師の一人は、京都大学第16代総長を務められた平澤興先生である。先生は大変すぐれた医学者であると同時に、素晴らしい教育者であった。

そして、脳科学者としての長年の経験から「人間は誰でもすべて、無限の可能性を秘めてこの世に生まれてくる。特に、幼児はすべて天才である」。これは平澤先生の口癖であった。

≪日常生活に誠実に向き合う≫

平澤先生が晩年、特に力を尽くしたことの一つに、家庭教育の普及運動があげられる。先生は、早くから脳科学に基づく深い洞察によって、人間の基本的な性格は幼児の時期に形づくられるという考えから、幼児教育の意義、そして母親の役割の重要性を痛感していた。

京都大学の総長を退任した後、「全日本家庭教育研究会(全家研)」初代総裁に就任した。その時、教育者としての余生を、この運動に捧(ささ)げるというほどの意気込みだったという。

そして、「母よ/尊い母よ/日本の子らに美しくたくましい魂を/世界の子らに誇らしく清らかな心を/偉大な母よ」という言葉を揮毫(きごう)している。

当時、教育における本質的な役割として、「母」の存在をうたいあげた人は誰もいなかった。平澤先生のこの呼びかけは、医者として、教育者として真剣に教育を考え続けてきた人の、祈りに近いものだった。

先生が集大成した教えは、

(1)親は、まず、暮らしを誠実に

(2)子供には楽しい勉強を

(3)勉強は、良い習慣づくり

(4)習慣づくりは、人づくり

(5)人づくりは、人生づくり

実にやさしい、簡単な言葉で平澤先生は、自らの信条を述べている。ここには、ただ、功利的に子供の成績の向上を期待するのではなく、何より親自身が、自分たちの生活の姿勢を見つめ、誠実に日常生活に向き合うことが大事であることを説いている。

教育における母親の役割の大切さに注目していた一人に、ソニーの創業者・井深大氏がいた。

井深氏は晩年、幼児開発協会を設立し、理事長を永年務めた。幼児教育の成果をまとめた「幼稚園では遅すぎる」は世界的反響を呼んだ。井深氏はその中で「3歳や5歳から教育を始めると、大人でも絶対にできないことが身についてくる」と述べている。

一般に早期教育というと、これまでは子供に言葉が話せるようになってからと考えられていたが、これは大きな間違いだった。

≪胎児・幼児の可能性引き出す≫

最近の研究によると、3歳までの間が脳・神経系や情緒・生活習慣の発達上重要な時期であることが明らかになった。この時期に「誰がどう世話をするか」は重要な問題である。

1999年に、雌マウスにのみ育児行動の有無にかかわる遺伝子が発見された。幼児の脳の神経細胞の発達には、遺伝子の働きのオンとオフが重要な役割を演ずるが、そのタイミングと外からの刺激が重要である。

さらに胎児は、母親の感情や行動を受けとめていることも分かってきた。井深氏は「母親の役割は0歳以前からで、母親がしっかりした人生観を持つことだ」と述べている。

教育における母親の役割の重要性と、胎児や幼児の素晴らしい可能性についての考えは、平澤氏と井深氏は異なる道を歩みながらも、ほぼ一致している。

2人の考えの正しさが、最近の第19期日本学術会議の「子供のこころ特別委員会」の報告などによって裏付けられている。2人の重要な共通点は心の教育の大切さを訴えている点だ。

生命科学の教育と研究の現場で私が学んだことは、生命の約38億年の歴史を経て、私たちが生きていることの凄(すご)さである。日本人は、大自然のおかげで生かされていることに感謝しながら生きてきた。このような伝統と文化の素晴らしさを、家庭、地域、学校の教育の中で生かしたいものである。(むらかみ かずお)

(出典:産経新聞)

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