2010年3月24日水曜日

遺伝子検査で不要薬剤排除 オーダーメード型、医療費を削減

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


ヒト遺伝子の解読ができたのは、2003年で、いろいろな分野で
活用されていますが、体質に合った薬剤の選択に活用されはじめました。

抗加齢を探求していくと遺伝子に辿り着き、勉強中で、
遺伝子に合わせるよりも遺伝子の働きを切り替える方が簡単ですが、
利益が少ないからやらないのでしょう。

アメリカの調査では、医療は、心臓病、ガンに次ぐ死因の3位で、
225,400人、薬物による副作用では年間106,000人が亡くなっています。

クスリはリスク


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*******************************【以下転載】*******************************

米国で患者一人一人の体質に合った薬剤を投与する「オーダーメード型医療」が普及する兆しを見せている。薬剤を投与する前に遺伝子検査を行い、体質に合わない薬剤による悪影響を排除するとともに、不要な薬剤費を削減する効果も期待できるという。

◆PBMが普及に注力

オーダーメード型医療の普及に積極的に取り組んでいるのが、企業の医療保健担当者や健康保険に薬剤給付支援を行う薬剤給付管理事業(PBM)米大手のメドコ・ヘルス・ソリューションズだ。

同社は2月2日に遺伝子検査サービス会社、米DNAダイレクトの買収を発表。昨年12月にはメドコ最大のライバルでPBM事業を手がける米ドラッグストアチェーン大手CVSケアマークが、薬剤処方指針のための遺伝子検査を行う米ジェネレーション・ヘルスへの増資を決定、過半数株式を取得した。

米民間非営利団体(NPO)パーソナライズド・メディシン・コーエリション(PMC)のエドワード・アブラハムス事務局長は「10年以上前から科学者は遺伝子検査の有効性を主張してきた」と述べた上で、今後はPBMが薬剤の適性検査を推進するだろうとの見通しを示した。

アブラハムス氏は「何百万人という患者一人一人に適した薬剤の給付がようやく行われるようになってきた。医療サービスの効果を上げ、医療費を削減できるかどうかの転換点に来ている」と話した。PMCには米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブや同ファイザーのほか、政府機関や患者擁護団体などが所属している。

メドコ株はニューヨーク証券取引所で過去1年で約60%上昇した。米ジェヘリーズ・アンド・カンパニーのアナリスト、アーサー・ヘンダーソン氏は、多数の薬剤で製薬企業の特許が切れ、メドコにとって利幅の大きい後発医薬品(ジェネリック)が解禁されたことが背景にあると説明。同社はオーダーメード医療の分野で、2015年以降も利益を上げられるとの見通しを示した。

また米エドワード・ジョーンズのアナリスト、スティーブン・シュビッツ氏は、健康保険を従業員に提供する雇用主が遺伝子検査サービスに登録し、PBM事業全般でも新規顧客を獲得できれば、メドコは大規模な増益を見込めると述べた。

ただ、米人類遺伝学会によると遺伝子検査事業には研究所を備えた企業などすでに50社が参入しており、PMCのアブラハムス氏はPBMによる検査事業の買収はこれ以上起こらないとの見方を示している。

◆市場規模は毎年拡大

米コンサルティング大手プライスウオーターハウスクーパース(PwC)の昨年10月の調査によると、同年の患者個人へのオーダーメード医療の市場規模は総計240億ドル(約2兆1700億円)に上る見通し。今後年10%のペースで拡大し、15年には420億ドルに達する可能性があるという。

メドコの最高医学責任者(CMO)、ロバート・エプスタイン氏によると、08年5月に開始されたメドコの遺伝子検査制度には米IBMなどすでに200社以上の企業が参加。これら企業の医療保険制度に加入する従業員数は計700万人に上る。

現在、メドコでは抗凝血剤「ワーファリン」か乳がん治療薬「タモシフェン」が処方される患者だけを対象に遺伝子検査を行っているが、今後は対象とする薬剤を広げる方針だ。

またジェネレーション・ヘルスの最高経営責任者(CEO)、リチャード・シャッツバーグ氏によると、CVSは今年5月に遺伝子検査プログラムを開始する計画だという。

米食品医薬品局(FDA)は現在、6種類の薬剤について処方前の患者の遺伝子検査を義務づけており、25種類以上の薬剤で検査を推奨している。

(出典:サンケイビズ)

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