2010年3月8日月曜日

医療3学会、合併 「家庭医」育成に期待

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


日本の医療は患者が受診する医療機関を自由に選べ、
大学病院や大病院は質が高いと感じて患者が殺到しています。

カゼで大学病院に行く患者もいるようですが、病院に行くことも
感染リスクなどもあるわけで、信頼できる近隣のよい診療所を
主治医とした方が賢明だと思います。

信頼できる近隣のよい診療所を探すのは簡単ではないと思いますが、
近所の評判を集めればおおよそ判断できると考えます。

医療行政もこの機会に家庭医と病院の棲み分け、受診分けをリードする
必要性を感じます。


最もよい最善策は、病気にならない生活習慣を実践して病気予防に
努めることであり、むずかしくないのでお互いに顔晴(がんば)りましょう。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*******************************【以下転載】*******************************

小児から高齢者まで幅広く病気を診る「家庭医(総合医)」関連の3学会が4月に合併する。家庭医育成に本腰を入れる構えだが、課題もある。

[要約]

◇高齢社会において、幅広い診療能力を持つ 家庭医の役割が高まっている。

◇関連学会の合併により、家庭医療専門医の 養成が進むことが期待される。


家庭医は、いわゆる「かかりつけ医」として、健診から簡単な救急処置まで行う。適切な問診などで病気の7~8割は診断がつくとの報告もあり、必要な場合には専門医に紹介する。欧米には多くの家庭医がおり、英国などでは緊急の場合を除き、まず家庭医を受診する仕組みが取られている。

今春、合併するのは日本家庭医療学会(会員約2100人)、日本プライマリ・ケア学会(同約4600人)、日本総合診療医学会(同約1000人)。日本プライマリ・ケア連合学会となり、これまで独自に行ってきた研修や専門医の認定なども統一される。

新学会が家庭医の必要性を訴える背景には、高齢社会と医師不足がある。

高齢者は複数の病気を抱えていることが多い。だが、病院への患者の集中は、勤務医の疲弊を招く一因にもなっている。日本家庭医療学会の山田隆司代表理事(東京・台東病院長)は、「特定領域の診療経験しかないなど、必ずしも開業医の質が患者にわかりにくいことが、患者の大病院志向を生んでいる」と指摘する。

日本医師会による調査では、かかりつけ医がいると回答した48%の人のうち、54%が医師に期待することとして「総合的に診る幅広い診療能力」を挙げた。

新学会による家庭医療専門医の認定は、医学部を卒業後2年間の初期研修を終えた医師などに対し、内科や小児科、救急、外科、精神科などを原則3年間、幅広く診療経験を積んだうえで、模擬診察などの実技試験を行う。

ただし、認定方法をめぐっては、開業医が日常診療を行いながら研修を受けるのは困難との指摘もある。日本プライマリ・ケア学会の前沢政次学会長(北海道大教授)は、「地域医療に貢献している開業医が、資格を取りやすくする必要がある」と話す。

また、大学病院などの総合診療部の医師らを中心とした日本総合診療医学会の中には、研究にも力を入れるべきだなどとして合併に反発し、新たな学会を設立したグループもある。3学会の足並みが必ずしもそろっているわけではない。

厚生労働省や日本医師会も、「総合科」の導入や認定制度の創設を一時検討した。だが、開業医からは「専門医認定を受けなければ、開業医としてやっていけなくなるのか」などの懸念があり、議論は進んでいない。新学会の発足が、こうした議論にどう影響を及ぼすかも注目される。

(出典:読売新聞)

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