2009年10月20日火曜日

緑内障診断時 66%視野欠落 ほとんど自覚なし 患者団体が調査

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緑内障は、成人での失明の最大原因だそうで、
黄斑変性症、糖尿病網膜症とともに増えています。

眼圧が正常な緑内障も増えているそうで、定期的な検診が
早期発見に重要です。

私は白内障、緑内障、黄斑変性症にも罹らない自信と確信があります。


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*******************************【以下転載】*******************************

放置すれば失明に至る緑内障と診断された時、既に3人に2人は視野が欠けていたことが、患者団体「緑内障フレンド・ネットワーク」(柿沢映子代表、会員1600人)の調査でわかった。早期には自覚症状がほとんどなく、進行してから発見される緑内障の怖さが改めて明らかになった。

緑内障は、視神経が傷ついて視野が徐々に欠けていく病気で、中途失明の原因の1位。いったん欠けた視野を回復させる治療法はなく、進行を止めたり、遅くしたりするために、早期発見・早期治療が大切になる。日本緑内障学会が岐阜県多治見市などで行った疫学調査では40歳以上の約5%が緑内障とわかり、全国で約300万人の患者がいると推定されている。

同ネットワークは8~9月にかけて会員にアンケートを行い、824人から回答を得た。

それによると、緑内障と診断された年齢は平均で51・6歳。診断時に、66%に当たる543人は既に視野が欠けており、「半分程度」から「かなり」欠けていた人は全体の2割に上った。

それでも、診断前に「視野が狭く感じる」という自覚症状があった人は1割だけ。目の異常を感じていても、8割は「老眼」や「視力の低下」「目の疲れ」が原因と思いこみ、緑内障かもしれないと考えた人は17人(5・7%)に過ぎなかった。

自身も緑内障だが、診断されるまで気づかなかったという同ネットワーク事務局長、野田泰秀さん(74)によると、会員の中には、免許の更新に行って初めて片目が失明していることを知った人もいるという。

野田さんは、「あまりにもゆっくり進行するため、欠けた視野を目や顔を動かして補う癖が自然と身につき、なかなか気づくことができない」と早期発見の難しさを語り、「少なくとも、緑内障が増える40歳になったら、年に1度は検査を受けて」と呼びかける。

緑内障が専門の大阪厚生年金病院眼科部長、桑山泰明さんは「自覚症状がないので、緑内障と診断された人さえ放置することが多いが、失明に至る深刻な病気。ここ10年で検査も治療も発達し、早期に治療すれば、ほとんど失明することはなくなったので、早めの対応を心がけてほしい」と話している。

(出典:読売新聞)




◆失明原因のトップ 「緑内障」講座

愛知県医師会の健康教育講座で、名古屋市立大学病院眼科の野崎実穂講師が「緑内障~早期発見を目指して~」と題して講演した。講演要旨は次の通り。

成人が失明する最近の原因調査によると、緑内障がトップになっています。

緑内障専門医が作成した緑内障診療ガイドラインによると、緑内障とは、「視神経と視野に特徴的変化があり、通常眼圧を十分下げることによって視神経障害を改善、または抑制しうる目の機能的、構造的異常を特徴とする疾患である」と定義されています。

この定義を簡潔にすると、緑内障とは、視神経と視野に異常があり、眼圧を下げることが緑内障の治療である、といえます。

緑内障は、視野の異常がみられる病気ですが、日常生活では物を両目で見るので、自分では異常に気づかないこともあります。また、緑内障が進行した場合でも、中心部の視野は比較的残ることが多いため、視力検査をしても視力の良いことがあり、早期発見の遅れにつながっています。

目の中には房水という特別な水が流れており、そのバランスによって眼圧(眼球内の圧力)が決まります。緑内障には様々なタイプがありますが、わが国の場合、ほとんどが開放隅角緑内障(房水が出て行く角膜と瞳の付け根の部分にある隅角の機能的異常で起きる)。中でも9割が眼圧の高くない正常眼圧緑内障です。以前は、眼圧が高いと、緑内障だと診断されていましたが、今では、眼圧が正常であっても緑内障であるケースが多くなっています。

開放隅角緑内障の基本的な治療は、房水の出を良くし、眼圧を下げる点眼薬を使用します。眼圧を下げる点眼薬の開発は日進月歩で、これまで1日2~4回の点眼が必要だったのが、今では1日1回で効果を現す点眼薬も出ています。

開放隅角緑内障に対しては、点眼薬による治療が第一ですが、点眼薬でも眼圧が下がらない場合は手術が必要になります。最近の新しい治療法としてレーザーを用いた線維柱帯形成術があります。房水の出て行く線維柱帯という部分にレーザー照射することで、房水が流れ出やすくし、眼圧を下げる治療法です。

今のところ、傷んだ視神経を元に戻す治療法はありません。従って、失明を防ぐには、緑内障を早期のうちに発見して治療することが一番大切です。

緑内障の早期発見法としては、新聞の株式欄などの紙面中央に目印を付け、片方の目ずつで見て、見方が変わらないかチェックする方法があります。しかし、視力が良くて、眼圧が正常値でも緑内障の可能性があるので、40歳を過ぎたら1年に1回は眼科を受診し、緑内障の早期発見に努めて下さい。

(出典:読売新聞)

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