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サプリメント法制化の遅れは既得権優先のため
8月末から9月に中学生の自殺が相次いだそうですが、
無限の可能性・未来があるのに非常に残念なことで心が強く痛みます。
日本は自殺が死因の6位になり、20代と30代では死因の1位で、
世界的に見ても多く11年も連続して3万人を超えています。
今年は過去最多の自殺者数となりそうで、私なりに減らす努力をしています。
自殺未遂者は10倍以上、未遂に至らない人は100倍以上いるようで、
自殺したいと思ったことがある人は成人の2割、20、30歳代は4人に1人も
いるそうで驚きを超え、信じられません。
生きている。それだけで素晴らしい
人間として生まれてくる確率は、1億円の宝くじに100万回連続して
当たったのと同じという奇跡だそうで、自ら死を選ぶのはあまりに
もったいないですし、残された家族の心痛は極めて重いそうです。
死んだら終わりですが、人生何とかなるものなので希望を持ちたいものです。
私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
10月17日 健康講演 健康貯蓄しませんか
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********************************【以下転載】********************************
8月末から9月、中学生の自殺が相次いだ。静岡県藤枝市で8月30日、2人の女子生徒が、その5日後には、埼玉県熊谷市で男子生徒が家族も巻き込んで命を絶った。3人の13歳が死を選んだ背景には、「子供」と「青年」の間で揺れる中学生の心理が垣間見える。
夏休み最後の日曜日だった8月30日午後、藤枝市の複合商業施設駐車場6階から、市立中学2年生の少女2人が飛び降り自殺した。1人の携帯電話には「いじめられている。先生は気付いてくれない」などと書かれたメールが残され、自宅からも遺書が発見された。もう1人に遺書はないが、中学2年で不登校になり、小学6年のころにいじめを受けていたという。
9月4日には、熊谷市立中学1年の男子生徒(13)が自宅の風呂場で硫化水素を発生させて自殺を図り、助けようとした会社員の父親(46)とともに死亡した。男子生徒は「生きていくことに疲れた」と書いたメモを残していた。
警察庁によると、平成20年に自殺した未成年は前年比11・5%増の611人と急増。新潟青陵大大学院の碓井真史教授(心理学)は「子供と大人の間である中高生の自殺には、『子供の自殺』と『青年の自殺』の側面がある。藤枝市と熊谷市のケースには、それぞれ特徴が出ている」と話す。
「子供の自殺」とは「死」をよく理解しないまま、ちょっとしたきっかけで命を絶つ自殺をいう。藤枝市の場合、「どちらかが自殺を意識したとき、もう一人がその境遇に同情し、『自分も一緒に』と考えることがあったのでは」と碓井教授は言う。
一方、熊谷市のケースについて、碓井教授は「『青年の自殺』の傾向だ。青年期に入ると、一般的には理由が分からないまま命を絶つことがあるが、彼らの多くは自らが幸せになることを強く望んでいる。しかし、その強い願望に解決策がないと思い込むと、『死がすべてを解決してくれる』と考えてしまう」と分析する。
共通しているのは孤独を感じている点で、碓井教授は「周囲の大人、特に両親が声を掛け、話を聞くことが重要」と訴える。
(出典:産経新聞)
◆飛び降り、硫化水素…相次ぐ中学生自殺の背景は
輝かしい未来があるはずのローティーンは、なぜ死を選ぶのか-。8月末から9月にかけて中学生の自殺が相次いだ。静岡県藤枝市では複合商業施設から2人の女子生徒が一緒に飛び降り、その5日後には、埼玉県熊谷市で硫化水素を発生させた男子生徒が助けに来た家族も巻き込みながら命を断った。3人とも13歳という若さだった。生きる望みを捨てて死を選択した背景を探っていくと、そこには「子供」と「青年」の狭間(はざま)で揺れ動く中学生特有の心のひだが垣間見える。
■携帯に記された悲痛な叫び、フェンスを乗り越え
夏休み最後の日曜日となった8月30日。静岡県藤枝市の中心部にあるJR藤枝駅南口近くのショッピングモール「BiVi藤枝」はこの日も、中高生をはじめとする若者や家族連れでにぎわっていた。
店舗スペースに隣接する形で設置されている6階建ての立体駐車場付近から「ドスン」という鈍い衝撃音が聞こえてきたのは、午後3時40分ごろのことだった。
音がしたのは、駐車場1階の非常階段付近。そこには、私服姿で頭などから血を流して倒れている2人の少女の姿があった。2人は間もなく死亡が確認され、同日中に身元も判明した。
県警藤枝署によると、2人は同市立中学の2年生。いずれも13歳で、1年生のときに同じクラスだったという。地上約16メートルの高さにある駐車場6階には、携帯電話や財布などが入った2人のバッグが並んで置かれていた。
高さ1メートルのフェンスがあったが特に争った形跡もなく、同署は2人が一緒に飛び降り自殺を図ったとの見方を強めた。
間もなく、残されたカバンの1つに入っていた携帯電話から、見立てを裏付ける証拠物が見つかった。
「私はいじめられている」「先生は気付いてくれない」
メモ代わりに使ったのか、携帯電話のメールには自分がいじめられていたことなどを説明するメモが残されていたのだ。
さらに、この生徒の自宅からも、「いじめられている」「生きていてつまらない」などと記された遺書が発見された。
■死の直前、2人は会話を交わし、そして
藤枝市教育委員会などによると、遺書を残していた生徒は、授業でも積極的に発表をするような「意見をはっきり言う活発な子」だったという。
小学校の高学年になったころから、身体的特徴や外見上の悪口を言われるなどのいじめを受けており、中学校に進学後も続いていたようだ。通学する中学校では、学期ごとに生徒に対してアンケートを行っているが、生徒はそこでいじめを告白。学校側はいじめていたとされる生徒に指導を行ったといい、いじめられていた生徒も2年生になってからは教師に「過ごしやすい学級になった」と話していたという。
一方、もう1人の生徒はどうか。
これまでに遺書や自殺をほのめかす文書などは見つかっていないという。ただ、悩みを抱えていたことは確かなようだ。
「遺書を残した生徒とは対照的で、あまり人間関係が得意ではなく、内気で1人でいることが多い子」(市教委)というこの生徒は、中学2年に進学してから不登校となっていた。調査の結果、遺書を残していた生徒と同様、小学6年のころに悪口などのいじめを受けていたことも判明した。
それでも、2人が一緒に死を選んだ理由はいまだに分かっていない。
中学1年のときは同じクラスで仲が良かった2人は、中2になってクラスが別々になってからも、休みの日には一緒に遊んだり、不登校になった生徒を心配したもう1人の生徒が家を訪ねるなどの交流があったようだ。
また、飛び降り前の2人が、バックが残されていた6階で話をしている姿を駐車場の警備員が目撃している。
自宅で、そして自殺前の駐車場内で、2人はどのような会話を交わしていたのか。それを知る術は、もうない。
「孫の花嫁姿が見たかった」
遺書を残した生徒の祖父は、学校側が開いた保護者会の席で、こう漏らしたという。
■「硫化水素発生中」張り紙に父親は
藤枝市で女子生徒2人が飛び降り自殺を図った5日後。夏休みもすでに明けた9月4日の早朝、埼玉県熊谷市の、とある一軒家では、すでに家族4人が起床して出勤や登校の準備を始めていた。
「朝風呂に入ってくる」
市立中学1年の男子生徒(13)は、会社員の父親(38)と母親(38)、高校1年の姉(16)にこう告げて脱衣所兼洗面所へ向かった。
午前5時20分ごろ。異変に最初に気付いたのは、父親だった。
脱衣所兼洗面所に足を運んだところ、風呂場の引き戸に一枚の紙が張り付けてあるのを見つけたのだ。
「硫化水素発生中」
脱衣所のカゴには、「生きていくことに疲れた」などと書かれたメモも残されていた。
引き戸の内側には粘着テープで目張りがされていたが、父親は男子生徒を救出するために慌てて引き戸を開けたようだ。間もなく、騒音に気付いて風呂場に駆けつけた母親の目に飛び込んできたのは、風呂場の床にうつぶせに倒れた男子生徒と父親の変わり果てた姿だった。
その近くには液体で満ちた洗面おけと空っぽのトイレ用洗剤。男子生徒はこの洗剤を使って硫化水素を発生させたとみられている。
母親は急いで119番通報したが、男子生徒と父親はすでに死亡、母親もガスを吸い込んで軽症を負った。長女は症状こそないものの、精神的なショックが大きかったという。
「(午前)5時半には『ガスが発生したから窓を閉めろ』というような放送が聞こえた。6時前に(現場を)見に行くと救急車2台と消防車4台が止まっていた。2人が担架に乗せられていたが、すぐ運ばれなかったので『もうダメなのでは』と思ったよ」
近くに住む男性(65)は当時をこう振り返る。
■成績普通のラグビー部員「なんで…」学校も困惑
男子生徒の自殺は動機がまったく見えてこない。
「とてもおとなしい子。小学6年になって集団登校の班長をしていたみたい。そのときも下級生に文句を言われても黙っていた」
近くに住む70代の男性は男子生徒をこう評す。
通っていた中学校の教頭によると、男子生徒の成績は普通で、いじめられていたりふさぎ込んでいたりする様子はなく、普通に登校していたという。1学期の欠席日数は2日だったが、家族からは「親族の葬儀」という連絡があったようだ。
部活はラグビー部だった。「一生懸命部活に出て、最近は体がしっかりし、プレーが伸びていた」。顧問の教師は教頭に対し、こう話したという。
夏休み中には家庭訪問があり、男子生徒、母親、担任による3者面談が行われたが、この席でもパソコンのやりすぎを注意しただけで、特に指導を行う要素はなかったようだ。
理由が分からない自殺に、学校側は困惑している。教頭は事件後、「誠に残念というか、本当に悲しい気持ちでいっぱい。学校全体がショックを受けた状態」とコメント。学校では、在校生に聞き取り調査をするとともに、専門家による心のケアにも努め、命の尊さを指導していくという。
■大人ができることは何?
子供の自殺問題に詳しく、スクールカウンセラーも務める新潟青陵大大学院の碓井真史教授(心理学)は、「この2件はそれぞれ、中高生の自殺にみられる『子供の自殺』と『青年の自殺』の2つの特徴が出ているのではないか」と分析する。
「子供の自殺」の特徴が見られるのは藤枝市の飛び降り自殺のケースだ。「中高生の自殺を分析すると、『死』をよく理解しないまま、ちょっとしたきっかけで命を断つことが多い」と碓井教授はいう。また、道連れや心中などもしばしば見られる傾向のようだ。
「どちらかが自殺を意識したとき、その境遇に同情することで、死を深く考えず『自分も一緒に自殺をしてしまおう』という考えが起きる」
一方、熊谷市の硫化水素自殺について碓井教授は「『青年の自殺』の傾向が見られる」と指摘する。
「青年期に入ると、一般的に見れば理由が分からないまま命を絶つケースが見られる」と碓井教授。「もっとも、彼らは『幸せになりたい』という願望を強く持っていることが多い。しかし、幸せになりたいと望んだものの、その解決策がないと思いこむと、『死がすべてを解決してくれる』『死がロマンチックなものだ』と考えてしまうようだ。実際はそんなことはないのだが…」
ただ、「子供の自殺」も「青年の自殺」も、共通するのは「当の生徒が孤独を感じている点だ」と碓井教授は強調する。
孤独感を癒すにはどうしたらいいのか。碓井教授は「君は1人じゃないということを教えてあげなければいけない。そのためには、周りの大人、特に両親が一言でも声をかけ、話を聞いてあげることが重要だ」という。
「『子供に声をかけられない』という親もいるが、その一言が、子供に『自分はかけがえのない存在なんだ』と思わせることにつながる。そのことを分かってほしい」
警察庁によると、平成20年に自殺をした未成年は前年比11・5%増の611人。大人は、親は、子供たちにどれぐらいの声をかけてあげられたのだろうか。
(出典:産経新聞)
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