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ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
日本はガンになる人は2人1人、ガンで亡くなる人は3人1人という
ガン大国ですが、いろいろなところで遅れがめだちます。
働きたいのに仕事を失うケースが少なくありませんが、
闘病にも大きなハンデとなってしまいます。
ガンも予防に勝る治療なしで、私はガンにならない自信と確信がありますが、
万が一なったとしても最後まで絶対に諦めません。
希望は最善の薬
日本はよい治療はあまり行われていないようです。
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◇「迷惑かけられない」 重圧や副作用と闘い
「退職の手続きは完了しました。長い間、お疲れ様でした」。05年2月、コピーライターの松井亜矢子さん(42)=東京都杉並区=に1通のメールが届いた。
松井さんは乳がん治療のため、東京都内の外資系広告代理店を前年春に休職した。メールは会社の人事担当者から。「これで会社とのつながりは完全に切れた」。悔しさと安堵(あんど)が入り交じった不思議な心境だった。
02年6月、乳がんが見つかり、2カ月後に乳房の一部を残す乳房温存手術をした。コピーライターにあこがれ、大学時代は養成講座に通った。会社では、1本の制作費が数千万円のテレビCMを何本も手がけていた。
「準備体操のつもりで復帰すればいいから」。手術の約2週間後、上司の誘いで復職した。体は本調子ではなかったが、長く現場を離れることへの不安や同僚への申し訳なさもあった。
復帰初日。久しぶりの通勤ラッシュ。JR山手線の車内は満員で、傷口付近を押されるたびに激痛が走った。職場にたどり着くと、打ち合わせが絶え間なく続いた。復帰1週間後には徹夜をこなすなど、以前のハードな生活が再び始まった。
不眠やほてり、痛みなど治療の副作用と過労で、体は悲鳴を上げていた。それでも積み重ねたキャリアへのこだわりと、多い時で月7万円かかる治療費の支払いのため仕事を続けた。
術前と同じペースで仕事を頼まれても期待に応えようとつい無理をした。一方で腰痛やせきが長引くたび、骨や肺への転移を疑った。上司に何度か仕事量の軽減を申し出たが、そのまま2年が過ぎた。
CMの編集作業で的確な判断がすぐ下せなかったり、数日前の約束を忘れるなど、以前は当たり前にできたことができない自分に気づいた。「もう限界です」。退職の意思を伝えた。
4年前、フリーで再出発した。以前のような大きな仕事に出合うチャンスも減った。顧客にがんを打ち明け、毎月あった仕事の依頼が途絶えた。体調は安定して仕事に支障はない。「『がん患者はすぐに死ぬから継続的な仕事は頼めない』と思ったのでは」と悔しがる。
松井さんは「がんになってもすぐ死なないし、手術で患部を切っても終わらない。社会も会社もがんを知らなさ過ぎる」と訴える。
在京メーカーの設計部門で働く愛子さん(46)=仮名=は現在、がん治療のため2度目の休職中だ。「また今回のように具合が悪くなって休職されたら困る。今度こそ完治して」。上司に「100%の状態」での復帰を念押しされた。
最初の休職は04年11月。2カ月前に見つかった乳がんの乳房温存手術を受け、ほぼ半年で復職した。体調は万全のはずだったが、約半年後に異変が表れた。貧血に生理時の大量出血、頻尿……。「男女雇用機会均等法」第1世代の86年入社。新入社員約400人のうち女性は10人だけ。男性ばかりの職場で女性特有のがんは説明しづらかった。体調不良を声高に訴えるのは女を武器にした甘えに思え、なかなか言い出せなかった。
その後、異変の原因は、再発予防薬が誘発した子宮体がんと分かった。06年2月から2度目の休職に入り、3年が過ぎた。
日ごろ、がんを意識することはあまりない。しかし、同時期に告知を受けた友人の訃報(ふほう)や再発・転移の知らせを聞くと、気持ちが落ち込む。新しいこぶを見つけ「がんの予兆かも」と病院に駆け込んだこともある。月2~3回の通院治療の中で、患者会を通じて知り合った友人たちとの交流が支えだ。「たわいのない話をするだけで癒やされ、『一人じゃない』と勇気や元気がわく」
職場に復帰はしたいが、今度こそ「失敗」は許されない。症状が安定する「寛解」状態の目安は10年間とされる。あと約5年半。折り返し地点が近づいた今も、胸の奥に張り付いた不安は消えない。
◇最も多い悩み「心の問題」
厚生労働省の合同研究班(班長=山口建・静岡県立静岡がんセンター総長)が03年、がん患者や治療を終えたがん経験者7885人から回答を得た調査によると、最も多い悩みは、再発や転移への不安など「心の問題」で49%に上った。診断から10年以上たっても再発・転移がなく、治癒した可能性が高い人でも64%が再発・転移を不安に感じていた。
(出典:毎日新聞)
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