2008年12月15日月曜日

メタボ健診の効果的、効率的指導法確立に名乗りを上げたイイヤマ

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ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
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今年4月から始まった特定健診・特定保健指導は、検診だけして
まともな保健指導はされていないようです。

メタボのリスク改善をする指導は簡単なのにできていないのには
病気治療の専門家は健康維持・増進の専門家ではないからです。

メタボリックシンドロームのリスクを改善するのは簡単なので
喜ばれています。

メタボの危険性.jpg

メタボ検診改善意欲乏しい産経0804.jpg

メタボ保健指導に苦戦.jpg

一生太らない体のつくり方

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今年4月から、40歳以上の健保組合員を対象とする特定健診・特定保健指導がスタートした。この健診・指導には、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満の生活習慣病を予防し、同時にこれらの疾患の治療にかかる医療費を削減しようとの狙いがある。
しかし、メタボという言葉が一般に定着し、スタートから半年が経過したにも関わらず、特定保健指導の具体的な実施方法が提示されていない。いわば、全国の関係団体が全て“模様眺め”という状況。
この中で、いち早く特定健診の効果的、効率的指導法確立に名乗りを上げたのが、長野県飯山市を本拠とする「いいやまアンチエイジング&メタボ対策研究会」。行政、地域病院を中核に、保健指導の『いいやまモデル』を目指す同研究会に取材した。

飯山市は、長野県北部に位置する人口2万5000人の街。北信州の豊かな自然と食に恵まれた志賀高原の入り口にある。都会のストレスから自らを解放し、「食」「運動」をはじめとする生活習慣を見直し、メタボからの脱却を図るには絶好なロケーションである。

「いいやまアンチエイジング&メタボ対策研究会」会長に就任した白澤卓二氏(順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授)は、次のように語る。

「実は、この研究会を立ち上げる前の今年8月、『10歳若返るアンチエイジングキャンプ』と題して、ここ飯山市を会場に3泊4日の合宿を実施しました。私の専門は糖尿病治療で、月1回、飯山赤十字病院の外来を受け持っていますが、以前から飯山の“癒し”の風土には注目していました。このキャンプは、特にメタボ患者やその予備軍を意識したものではありませんでしたが、参加者のほとんどが、キャンプの間に健康維持・増進に対するしっかりとしたモチベーションを持ったことが見受けられました。そこで、特定健診・指導を効果的、かつ効率的に行い、その先進的モデルを創り上げる場所として飯山市を考えた訳です」。

10月28日、飯山赤十字病院において行われた「いいやまアンチエイジング&メタボ対策研究会」設立記者会見では、設立趣旨として“飯山市をフィールドに、医学、薬学、スポーツなどの専門家が地域住民を対象としたアンチエイジングな生活行動策定とメタボ対策に取り組む”、“その結果、健康・医療の両面から地域社会への貢献を果たすと共に、メタボ対策の新たなシステム確立を目指す”ことが発表された。

アンチエイジングとメタボ対策。この2つの目標をもって、地域住民を指導するのは、前出の白澤氏をはじめ、池川信夫氏(東京工業大学名誉教授:薬学)、古川賢一氏(飯山赤十字病院副院長:内科)、栗原毅氏(慶応大学大学院教授:内科)、岩波佳江子氏(前橋温泉クリニック院長:医師、温泉療法)、中村直行氏(医療情報学)、小出正文氏(メディカルサテライト知多院長)、能勢博氏(信州大学大学院教授:スポーツ医科学)の各氏。飯山市、飯山赤十字病院が地域の中核となり、医師を中心とする専門家と強力なタッグを組んで問題解決に当たる。

同研究会が主唱する新たな取り組みは、メタボ対策の基本とされる「食」「運動」に「生きがい」を加えること。メタボ患者、メタボ予備軍を対象に効果的な改善策を提示しても、本人の“健康に長生きしたい”というモチベーションを引き出さなければ、保健指導は効果をなさない。個々に「生きがい」の内容は違っても、どのような目的のために保健指導を受けるのかを理解してもらうことが重要と考えるからだ。

同研究会が主唱する新たな取り組みは、メタボ対策の基本とされる「食」「運動」に「生きがい」を加えること。メタボ患者、メタボ予備軍を対象に効果的な改善策を提示しても、本人の“健康に長生きしたい”というモチベーションを引き出さなければ、保健指導は効果をなさない。個々に「生きがい」の内容は違っても、どのような目的のために保健指導を受けるのかを理解してもらうことが重要と考えるからだ。

指導者の中で特筆すべきは、信州大学のスポーツ医科学を専攻する能勢氏。同氏の主宰する「熟年体育大学」と、そこで実施されている個人の体力に合わせた個別運動指標の「インターバル速歩」は、これまでにないメタボ改善(血圧、コレステロール、血糖値など)のエビデンスを有する。

白澤卓二氏の主宰する『10歳若返るアンチエイジングキャンプ』、能勢博氏の「インターバル速歩」のノウハウに加えて、医師で温泉療法に実績のある岩波佳江子氏、さらにダイエット理論で著名な小出正文氏などが、ユニークなメタボ改善の指導を行う「いいやまアンチエイジング&メタボ対策研究会」。

今年4月からスタートしたメタボ健診(特定健診)に伴うメタボ改善指導(特定保健指導)には、現在、これといった決定打はなく、メタボ改善の「いいやまモデル」が確立されれば、全国的に注目を浴びることになるだろう。

(出典:日経BPnet )

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