2008年12月3日水曜日

うつ病と違う心の病「ディスチミア」 著者の海原純子さんに聞く

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
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増え続ける生活習慣病と同様に心の健康も蝕まれています。
ストレスなどは間接的に引き金になっていますが、
根本的には間違った栄養教育に起因する食源病だと解明されています。

ディスチミア(気分変調症)は初めて知りましたが、
おそらく脳の栄養素失調に間違いないと思います。

心の病気は栄養療法が一番最初に試す価値があり
お手伝いして感謝されています。


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最新の健康・抗加齢情報をお話しさせていただきます。
12月7日 ランティス・セフティーネットワーク 交流会

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医師の海原純子さん 「うつ病」と診断された会社員が休職中に海外旅行に出かけたり、同期の飲み会には参加したりする。そんな“不可解な”うつ状態を解説する『会社でうつ 休むと元気ハツラツな人』(文芸春秋)が出版された。著者で医師の海原(うみはら)純子さん(56)に原因や対処法を聞いた。

“不可解な”うつ状態は医学的には「ディスチミア(気分変調症)」と呼ばれ、うつ病とは異なる。若いころから発症することが多く、落ち込んでいるのは会社や家庭の環境のせいだと思い込む傾向があるため、「わがまま、自己中心的」といった印象でみられることもある。

海原さんは、ディスチミアの根本的な原因について「幼少時から親に過保護に育てられ、自分らしさを抑圧されてきた『いい子』の自己コミュニケーション障害」と指摘する。

本書には、親の期待通りに進学しながら挫折感から体調を崩し、仕事も長く続かない男女の事例が登場する。いずれも旅行や買い物のときは一時的に気分がよくなるが、仕事をしようとすると具合が悪くなるディスチミアだ。

海原さん自身も、かつてストレスにより体調を崩し、顔面神経まひを起こしたと明かす。「いい医師でいるために自分の感情を抑圧し、激務を続けたことが引き金になりました」。回復に2年を要したが、家庭と仕事の環境を変えたことで克服したという。

ディスチミアは投薬治療では回復しない。「ディスチミアの症状は、『生き方の方向性を変えたい』という体からのサインなのです。それを認め、自分自身の生き方を変え、周りも変えてバランスの取れた環境をつくる必要があります」

本書では、自分でできることとして「休みをとり、それを周囲に対するサイン『私は役割を少しの間おります』として発する」「心の病を自分とのコミュニケーション障害としてとらえ、自分が抑圧してきた感情について目を向ける」、周囲が取るべき対処法として「本人がものを言いやすい環境をつくる」と具体的にアドバイスしている。

ディスチミアは根深い問題だと痛感している。「世の中が便利になって、生き方の選択肢は広がったようですが、実は狭くなっている。勝ち組にならなくてもいい。自分の道を歩んで、気持ちよく生きてほしい」とエールを送る。

(出典:産経新聞)

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