2013年1月7日月曜日

仕事と介護の板挟み 働き盛り世代の「介護離職」

おはようございます。

ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。

毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。





2011年の平均寿命は男性:79.44歳、女性:85.90歳

健康寿命は男性:70.42歳、女性:73.62歳で、

要介護期間は男性:9.02年、女性:12.28年と長期になり、

残念ながら多くの人が望むPPK(ピン・ピン・コロリ)にはならず

寝たきり老人数も世界一多いそうです。





日本人は「長生きは不安」9割、「長生きはリスク」7割で、

理由は経済と健康ですが、備えはほとんど何もしていない

ようです。



また、自分や家族の介護に4分の3が「不安ある」

今後10年現行のままなら介護保険「維持できない」87%

と回答していても介護への備え、半数以上が「なし」

という長期戦略の苦手な日本人の現実です。





働き盛りの40~50代は、自分自身の健康管理は当然ですが、

健康診断で50代の8割はひっかかる状態で、

2011年の人間ドック、「異常なし」過去最低の7.8%です。



自分自身の健康管理も十分ではないので親の健康管理には

気が回らないとしても知らん顔していると前述の介護期間が

圧し掛かるわけで、対策は健康寿命を損なう7大疾患の

的を射た予防に協力・努めることです。



機能・気力・体力・活力の変化(老いる・ショック).jpg



健康寿命を損なう7大疾患



・虚血性心疾患

・脳血管疾患

・糖尿病

・骨粗鬆症

・変形性膝関節症

・ガン

・認知症



7大疾病の年齢リスク.jpg



病気予防も介護予防もむずかしくありませんので、

お互いに顔晴(がんば)りましょう。





私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。

私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。





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****************************【以下転載】****************************



働き盛りの40~50代の多くが直面するのが親の介護だ。特に仕事中心できた男は戸惑いが大きい。介護を理由に離職する「介護離職」も増えてきた。仕事と介護の板挟みに直面した男たちの葛藤を追う。





■職場では肩身狭い思い



神戸市在住の公務員、Aさん(61)は3年前に一人暮らしの母が倒れてから、同じ市内の実家に寝泊まりし、在宅介護を続けてきた。パート勤務の妻にも要介護の親がいる。「自分の親は自分で介護する」のが夫婦の了解事項。同居の娘にも負担は掛けたくない。Aさんが一人で頑張ってきた。



出勤前は大忙しだった。家を出るのは朝7時。その前に母の食事の世話や着替え、デイサービスに行く準備などを済ませる。中間管理職の立場では遅刻や急な休みにも肩身が狭く、職場では「また休むのか」「施設に入れんかい」などと言われ、けんかもした。そのため常に異動対象者。遠方への異動には「辞めろ」の意が込められていた。



昨年末に再び母が倒れて入院。在宅介護は限界に達した。幸いにも病院から自宅近くの介護老人保健施設(老健)を紹介してもらい、今年の2月に入居できた。老健はリハビリを中心とした医療サービスを提供する。Aさんは3月に定年を迎え、今は1年契約の再任用で勤務する。「老健がなかったら、働くことなどできなかった」と振り返る。





■潜在的な介護離職者もっと多い



総務省の就業構造基本調査によると2006年10月~07年9月の介護離職者数は14万4800人。離職者総数の2%だが「潜在的にはもっと多い」と介護問題に詳しい立命館大学産業社会学部の津止正敏教授はみる。「40~50代の管理職は親の介護問題を職場で口にしづらい状況にある。一人で追い詰められ、突然離職というケースが目立つ」



法制化された介護休業は無給で通算93日が限度だが1年間取得できる企業もある。東京の会社勤務だった田村権一さん(63)は、55歳のときに1年間の介護休業を利用した。京都の実家で一人暮らしだった父のもとに夫婦で移り住み、介護を始めた。介護施設を見つけて復職するつもりだったがかなわず、期限の1年になり退職を決断をした。



その後5年間、退職金と父の年金を頼りに無職のまま在宅介護を続け、父は旅立った。田村さんは「安易に介護休職したのが間違いだった」と振り返る。計画的に準備すれば休職・離職は避けられたはず。60歳まで勤めれば手にできた年金は減額された。「期限後のセーフティーネットがないと、介護休業制度は片道切符」と力を込める。





■介護のため請負契約に



「今日は調子が良さそうだねえ」。老健の食堂で母の食事を介助しながら柳沢健一さん(59)は話しかける。今年6月に骨折した母を東京都武蔵野市の老健に入居させた。自宅から自転車で15分。食事介助に訪れるのはもはや日課だ。



同居の母が認知症と診断されたのが10年。「その後の2年間の在宅介護は地獄の日々」。意思疎通のできない相手に怒鳴り散らした。パート勤務の妻は介護には消極的。長男の自分が担わざるを得なかった。



アパレル業界で築いた人脈を生かして職業紹介の仕事に就いていたが、介護のため請負契約に。それでもデイケアで母を送り出す朝9時と迎える夕方4時半には自宅にいなければならない。満足に仕事ができないのはつらかった。



救いになったのが、男性介護者の会だ。NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン(東京・新宿)が開く「つくし会」で思いのたけをぶちまけた。「同じ悩みを持つ人に聞いてもらうだけでも力になる」(柳沢さん)。経験談から知恵も授かった。「真っ暗闇でも落とし穴があるとわかれば、注意して進める。できることをやるしかないと腹をくくれた」





■介護福祉士の資格取得



介護体験を生かして新たな道を探す人もいる。東京都に住む独身の石田誠男さん(50)は母を5年間、在宅介護してきた。家賃収入などで暮らしながら、通信教育で介護福祉士の資格を取得。昨年から日本社会事業大学に編入し、社会福祉士の資格を得るべく学んでいる。母も今春、自宅近くの特別養護老人ホームに入居できた。資格を生かして働くのが目標だ。



津止教授は男性の介護体験を社会の共有財産にしようと「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」を広げている。今展開中なのは「介護退職ゼロ作戦」だ。「様々な制度やサービスを使いこなせば仕事と両立可能なことを示すモデルを数多く発表していきたい」



仕事と育児・介護の両立支援策を企業に提供するコンサルティング会社、wiwiw(東京・新宿)は、30代から介護への心構えを持つ重要性を強調する。「事前の心構えと相談で準備を始め、家族・地域・サービスなどすべてを動員して乗り切ることを決意すべきだ」と山極清子社長は説く。



(出典:日本経済新聞)

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