2013年1月4日金曜日
「家庭の味」遺産になる? 手作り減少
おはようございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
食べたもので細胞が入れ替わり心身をつくりますので、
たった1回の人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど
生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、
食の外部化がここまで進んでいたとは震撼します。
「おふくろの味」は「袋の味」から「遺産」へ
そして、調理力と健康は強く相関していますので、
国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと
危機感を強く感じます。
食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の
服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。
・食育の重要性は27年前に気づいた。
・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。
・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したら
わずか6%しか改善していない。
・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る
・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。
子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)
8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。
食生活は悪化し続け、心身の健康状態は悪化の一途であり、
2011年の人間ドックの異常なしはわずか7.8%です。
2011年国民健康・栄養調査結果の概要
2005年7月に食育基本法が施行され、時間と経費をかけていても
・主食がお菓子になり
・コメはパンにも抜かれて第3位になり
・野菜・果物の消費量は下がり続け、含有栄養素も激減し
・魚の消費量も減り続け
「食生活と身体の退化 先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響」
検査すると食事の栄養素は十分に含有されていない
1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われている
アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)に
よれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食であり、
ごはんとパンは同じ扱いができる主食ではありません。
食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、
ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品に
することで、少しもむずかしくありません。
食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて
抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。
私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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マーガリン・精製油の恐怖
21世紀の知的健康法
『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会
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「ダイエットメニュー」「糖尿病治療メニュー」…。スマートフォンの画面に、色鮮やかで見た目においしそうな食品が並ぶ。
「パパはニンジンが嫌いだから『苦手な食材』に指定して、私はいつものダイエット…」。主婦は鼻歌を歌いながら注文ボタンをタッチする。そういえば、長女はもうすぐ歯が生え始めるころだ。
「今週からカルシウム配合のスペシャルメニューをお届けします」。画面に表示される食品メーカーからのメッセージをみて安心すると、主婦は趣味のヨガ教室に向かった。
25年後。こんな未来が訪れるだろうと予測するのは『変わる家族 変わる食卓』などの著書があるアサツーディ・ケイ200Xファミリーデザイン室の岩村暢子さん(59)だ。
「手作り? 家庭の味? そんなのほとんど残らないと思うわ。だって大変でしょう」と岩村さん。「毎日の食事で家庭がつながった時代は終わる。でも悲観しなくていいんじゃない? レジャーとか、ほかのことを家族が大切にするようになると思う」ともいう。
予兆はある。静岡市葵区の主婦、白田陽子さん(58)=仮名=は3年前から、おせちをネットで注文するようになった。「正月に何もないのは寂しいけど、作るのは面倒。買った方が品数も多いし」という理由からだ。
昨年は10月に注文し、12月30日に40品目入りの重箱が届いた。しめて2万円。「独身時代は母と煮染めや田作りを手作りしたけど、結婚してからはさっぱり」。昨年、長男(29)が結婚したが、義娘に教えるつもりもない。
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岩村さんは平成10年から家族の実態調査のため、一般家庭の食卓の写真を撮りためてきた。驚(きょう)愕(がく)したことも度々あった。
手作りはほとんどせず、子供の朝食はカップ麺1個だけ。夕食は冷凍食品のパスタと焼き鳥…。菓子パンや冷凍肉まん、ゼリーなどを買っておき、家族が食べたいときに勝手に食べる「セルフサービス式」の家庭も出現している。
「すでに現状がこれ。料理の習慣が親から子へ引き継がれないのだから、買ってきた出来合いのものを食べるという時代の流れはもう止められない」
「おふくろの味」は完全に消え去るのだろうか。唯一残るとみられるのが、料理の「趣味化」「お楽しみ化」の流れだ。
東京都立川市の自営業、あやさや母さん(49)=ネット上の名前=は「キャラ弁」作りに3年半前からはまっている。のりをカッターでくりぬき、アニメのキャラクターなどを作ってカラフルな弁当を飾る。
次女が中学2年のころに持たせたところ、「友達にかわいいってほめられた」と喜んだことから拍車がかかった。毎夜、のりをくりぬくのに30分から1時間。「もう趣味の領域よね」。作ったキャラ弁のレシピはネット上に公開している。
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キャラ弁ブームを後押しするように、おにぎりを青や赤、紫色に染める専用のふりかけが続々と発売された。だが、その発色に使われる着色料「コチニール色素」と急性アレルギー反応に関する国内の研究情報が提供されたとして、消費者庁は昨年5月、注意喚起を行った。
ほかにも多くの既成食品に使われているコチニール色素。添加物に詳しい食品ジャーナリスト、安部司さん(61)は「見た目や手軽さを重視すれば、それだけリスクが増すことを肝に銘じなければならない」と警鐘を鳴らす。
こうした流れに抗するように、近年は伝統的な食文化や食材を見直すスローフード運動も起きている。
農林水産省は昨年3月、日本の食文化を世界遺産化しようと「ユネスコ無形文化遺産」への登録を申請した。申請書には、一汁三菜を基本とする食事スタイル▽「自然の尊重」が基本的精神▽日本人の長寿や肥満防止に役立つ-などと美辞麗句が並ぶ。
ただ、岩村さんは皮肉を込めてこう語る。「こんな食事をしている家庭なんて今でさえほとんどない。このまま行けば25年後には本当に家庭の味は『遺産』になってしまうでしょうね」
(出典:産経新聞)
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