2010年9月16日木曜日

職場で実践できるアンチエイジング

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


社員の健康には経営者の健康意識が大きく影響しますし、
企業は社員の健康が企業の命運を左右すると感じ始めています。


文部科学省疲労研究班の04年調査によると
15歳~65歳の56%が疲れを訴え、39%が慢性疲労を訴えています。
そして、慢性疲労を訴える約半数が日常生活に支障がでるほどの
慢性疲労大国ですが、ビタミンB1も摂れていないので疲れて当然です。

ビタミンB1血中濃度.jpg

また、仕事で強い悩み、不安、ストレスを感じている人は62%に達し、
心身ともにボロボロという感じです。

なすすべがあまりなく、対策は後手になっています。

社員の健康が企業業績に影響

そして、健康管理は企業の責任を問われる時代になりました。

健康管理企業責任時代日経0610.jpg

私は社員を元気にして会社も元気にするのは得意です。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*****************************【以下転載】***************************** 

アンチエイジングで従業員みんなの健康を増進し、バランスの良い生活で生産性を向上。

あなたの部署は相撲部屋?


事業所における健康管理には多くの人が関わっています。労働衛生管理室あるいは健康管理室などの名称で呼ばれる部署は一般的には人事部に所属し、さらに産業医、健診担当医や保健士が加わります。業務の内容は労働衛生環境の整備、安全管理、労災事故の予防、健康管理、福利厚生事業であり、日常的に行われている活動は職場巡視、企業健診とその結果に基づく対応といったところでしょう。わたしは産業医が専業ではありませんが、産業医としていくつかの事業所の健康管理に関与した経験があります。そこで感じた一番のことは企業や事業所ごとの格差です。これは1カ所を重点的に管理している立場の方には分かりにくいかもしれません。

検診で指摘された異常項目への対応は企業や事業所によりまちまちです。異常を指摘された者に対し適切に指導するのは優等生。指摘されっぱなしで毎年同じ顔ぶれが指導対象となる部署、検診でひっかからなくても3カ月ごとに新規のうつ病が発生する職場もあります。ある企業では喫煙率が極めて高く会議中も煙がもくもく。酒飲み集団のような職場あり、ストレス太りが多い相撲部屋あり、ドライアイ軍団あり、腰痛チームに、胃弱組といった具合です。おそらく事業所に特有な原因と危険因子が存在するに違いありません。

人材派遣会社は様々な職種に人材を送りこんでいますが、「あそこに行くとストレスでうつ病になる人が多い」とか、「タバコの煙でまいった」とか、「セクハラが多い」という声が聞かれます。労働衛生は企業内だけの問題ではなく、もっと広い視野からとらえるべきでしょう。

わたしが関わった企業では、その検診成績を母集団データ(年齢・性別分布をそろえたもの)と比較検討するよう心掛けてきました。その結果「肥満が多い」と分かれば予算をつけて、対策を実施します。老化危険因子としては代謝の問題です。放置すると動脈硬化が促進し、血管年齢が著しく老化します。対策成果については企業の許可を得て、学会や論文で発表しました(論文:肥満症男性システムエンジニアに対するLCD療法による減量効果について。診断と治療92巻:704-709ページ:2004年、参照)。

ある職場では母集団に比べて視力低下者が多く、しかもその数が年齢とともに増えることが分かりました。目のような神経・感覚器系の障害は、神経年齢の老化につながります。パソコンに向かう時間、照明環境などを再確認するとともに、姿勢の指導、乾燥気味であった部屋の湿度調整などドライアイ対策を実施しました。

同じ企業内でも、工場労働者、部課長、役員などそれぞれの立場によっても健康長寿を妨げる危険因子が異なることが分かります。まだ実施したことはありませんが、全国に事業所を展開している企業では、事業所ごとに危険因子を調査し、切磋琢磨してお互いがよくなるよう競い合えばいいと思います。

健康増進で生産性向上

わたしたちの調査ではエグゼクティブの方は自己管理能力が高いことが分かりました。一般従業員に健診結果を渡しても、1年間ほったらかしてますます悪くなることがしばしばあります。検診日の直前だけ断食したり、断酒したり……。しかしエグゼクティブは指摘されたことをしっかり直してくる方が多いです。

これらの検診には抗加齢QOL(Quality of Life)共通問診票が使われます。産業医によっては「こんな問診票でなにが分かる。無理してよく書く人だっているではないか?」と言う人もあります。そうなのです。無理して実際よりもよく書いてしまう人が実は問題なのです。

ストレスが過剰に加わった時にうつ病になりやすい人は、「完全主義で几帳面」「仕事や家事を人任せにできない」「融通がきかない」「人にどう見られているか非常に気になる」という性格が多いと言われています。実際にうつ状態になるとさまざまな症状を訴えますが、発症前の高ストレス状態にある時は、問診票成績と身体検査成績の間に乖離が見られることが分かってきました。これを利用すれば少しでも多くのうつ病発生をくいとめることができるでしょう。

心の症状をどのように扱うか。とかく精神科医師に頼り過ぎのこの問題は、産業医や人間ドック・検診医のみならず多くの医師が避けて通れない問題になっています。共通問診票では、これまで軽視されがちであった「心の症状」にも重点を置き、「心の症状」と「身体の症状や所見」との関連を調べました。心と身体は決して別々に考えることができないほど密接につながっています。企業検診の項目に抗加齢QOL共通問診票を加え、母集団と比較することによって本当に様々なことが分かるのです。これが職場で実践してほしいアンチエイジング企業検診の第一歩です。

エグゼクティブの方にはぜひとも抗加齢医学を学んでほしいと考えています。労働衛生、産業衛生の分野にアンチエイジング医学が加われば、従業員の健康増進に役立ち、皆が元気になり、欠勤率が減り、生産性が高まります。しかも病気も減り、健康保険組合の支出も減ります。エグゼクティブであるあなた自身のQOL向上はもちろん、従業員みんなの健康増進のためにも、職場でアンチエイジングの考えを生かしてほしいと思います。

米井嘉一教授(同志社大学)

(出典:ITmedia エグゼクティブ)

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