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日本の相補・代替医療(CAM)は科学的根拠がないという判断で
日陰者扱いされています。
CAMとは現代西洋医学以外のすべての治療法・健康法の総称です。
代替医療とは(出典:wikipedia)
最近はCAMを排除する傾向が強くなり、乳児ホメオパシー事件以降では
さらにCAMを排除しようとする動きが顕著だと感じます。
◆医療最先進国アメリカの変遷
アメリカでは西洋医学とCAMを組み合わせた統合医療が主流で、
代替医療に理解・知識のない医師は患者から相手にされないそうです。
薬漬け医療に嫌気を感じた患者がCAMに活路を見出したのが発端で
高学歴、高収入、知識人層など時代を先導して行くとされる人達ほど、
代替療法の方を評価し、積極的に活用していることが明らかになり、
医療側が追いかけて統合医療が主流へと変化していったそうです。
米国政府はハーバード大学のアイゼンバーグ準教授の「米国民の3分の1が
代替医療を併用している」という統計に愕然として、世界最大の医学研究機関、
米国立衛生研究所(NIH)内に代替医療調査室(OAM)を設立、調査を命じました。
そして、その調査を踏まえて代替医療の必要性を痛感し、
99年、米国立相補・代替医療研究センター(NCCAM)として昇格させて、
ハーバード大学、コロンビア大学、スタンフォード大学、ミシガン大学など米国を
代表とする13の大学に、CAM研究所を設立するとともに、CAM学科も開設して
医学教育を進めています。
NCCAMの年間予算は1億2000万ドルで、日本でのCAMの国家予算は
事業仕分けされてゼロかも。
また、サプリメントの安全性と有用性を解明、医療費を下げる効果が確認できた
94年、栄養補助食品健康教育法(DSHEA)が立法され、
翌年に、米国立衛生研究所(NIH)に、「栄養補助食品室」を設置してサプリメントの
科学的分析を推進、前述の13大学に助成金をだして研究・開発を促進しています。
CAMのベースは栄養療法で、サプリメントが主役となっていて
アメリカ先端医療学会は栄養療法が中心だそうです。
最後までサプリメントに抵抗した医師自身のサプリメント活用状況
◆日本の現状
日本で国・行政が健康食品の法整備をしないのは意図的で、
国民の健康より既得権益を優先しているからで、国民の健康維持・増進には
大きなマイナスですが、巨額な政治献金を受けているので法整備は
先送りされ続けるかも知れません。
低質な栄養機能食品や期待するほど効果のない特定保健用食品どころか
医薬品よりも効果が高い夢のようなサプリメントは、日本ではなかなか
見つけられないので、健康が大切な人には本当にお気の毒だと思います。
アメリカの動向と日本の現状ではどちらが私達国民のためになるのかは
明らかですが、日本では私達が賢くなって自分自身の選択で統合医療化
させるしかないのがとても残念な現実です。
医師・薬剤師・栄養士などのサプリメント知識を確認する方法の例
Q:先生は何かサプリメントを摂取されていますか。
ここで否定的ニュアンスだったら相談相手にならない
多くの医師・薬剤師・栄養士はここで終わりでしょう。
Q:どんなサプリメントを愛用されているのですか
Q:総合ビタミン・ミネラル剤は愛用されていますか
ここまでで否定的ニュアンスだったら相談相手にならない
Q:その総合ビタミン・ミネラル剤はどんな体感がありましたか
明確に体感があればよい総合ビタミン・ミネラル剤を愛用されている
可能性があり、相談相手になる
ここまでたどり着けることはあまりないと思います。
私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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****************************【以下転載】****************************
代替医療への関心が高まっている。人間の体は複雑で、最新の医学を駆使しても治せない病気はいくつもあるからだ。わらにもすがる思いで、がん患者の半分は漢方や健康食品を利用しているという。一方で自然派志向の人を中心に科学的根拠のない民間療法も広がり、健康を害するなど社会問題になっている。
金沢市在住の山本健夫さん(76、仮名)は、4年前に大腸がんとわかり手術した。2008年1月に肝臓への転移が見つかり再び手術を受け、抗がん剤治療も始めた。再発を防ぐため、がんに負けない体力をつけたいと思っていたところ、ある講演をきっかけに代替医療に興味を持った。
「憂うつさ消えた」
同年5月、通院していた金沢大学付属病院の補完代替医療外来を訪れた。「がん治療のメーンにはならない」との説明を受け、主治医の承諾のもと、体力を付ける目的で臨床試験中というハトムギやタヒボ茶などの健康食品を使うことになった。使い始めて約2年たち、「活気が出てきたような気がする。憂うつな気分もなくなった」と話す。また「薬は副作用が強いが、代替医療なら心配なさそう」と、安心して使えるのもよいという。
金沢大病院では、健康食品や漢方などの利用の相談にのる専門外来を月2回、開いている。料金は初診料か再診料のみ。同病院のほかの科にかかっている患者らからの相談が多く、がんのほかアレルギー疾患や難病の患者やその担当医らが相談に訪れる。
同外来を担当する鈴木信孝特任教授は「治療に使っている薬と漢方薬とを併用してもよいかという相談が多い。通常の医療をうまく組み合わせて使うよう指導している」と説明する。
代替医療は健康食品や漢方、ヨガ、はり・きゅうなど幅広い。有効性の科学的根拠がよくわかっておらず、漢方を除けば大半の医療機関で治療には積極的に使っていない。
一方で利用者は多い。厚生労働省研究班が、がん患者を対象に代替医療の利用の有無を聞いたところ、約45%が利用経験があると回答した。うち96%が健康食品、気功やはり・きゅうの利用者も数%ずついた。知人やインターネットの情報を頼りに患者が自分の判断で使っているケースが多かった。
効果見極め中止
「いつ再発するか、自分のせいでがんになったのではないか、と強い不安があった」。がん患者の自立支援をする「キャンサー・ソリューションズ」社長で、自身も乳がんを経験した桜井なおみさん(43)は、代替医療を使い始めた理由をこう話す。
桜井さんは抗がん剤治療が終わると、アガリクス、プロポリス、カバノアナタケといった健康食品や、民間療法のホメオパシーに使う砂糖玉「レメディー」も飲んだ。代替医療を専門とするクリニックで処方されると自由診療で数万円かかったこともあった。結局、効果はよくわからず、3年ほどたって「使っていても効かない」と冷静になりやめた。
厚労省研究班の調べでは、代替医療を利用しているにもかかわらず、患者の約57%は十分な情報を得られていなかった。医師に相談したのは約4割だが、多くの患者は医師から利用について具体的なアドバイスを得られていなかった。研究班メンバーの大野智・埼玉医科大学国際医療センター講師は「代替医療について、一般の医師にはほとんど知識がない」とこぼす。
専門外来を開設
そこで、代替医療に詳しい医師による専門外来を開設する病院も出てきた。芳珠記念病院(石川県能美市)は07年に「補完代替医療外来」を設置した。患者からの相談にのるほか、代替医療の臨床試験に参加してもらう。仲井培雄理事長は「臨床試験は患者に経済的負担をかけずに代替医療を試してもらえるので好評だ。薬のほかに何を使っているかなどを医師が把握できるメリットもある」と話す。
また、厚労省や日本緩和医療学会は、代替医療の内容を医師が患者へ説明するためのガイドラインを作成する予定だ。
代替医療は広く利用されている一方、効果について科学的根拠がないものがほとんど。大野講師は「いずれも効くか効かないかはわからない。利用する場合は、このことを理解したうえで使ってほしい」と話す。
(出典:日本経済新聞)
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