2009年5月3日日曜日

青魚の脂 EPA摂取で脂質改善 動脈硬化を防ぎ、血液サラサラ

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
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健康・長寿のための生活習慣は、食事、運動、精神の3輪車を
どういう心(意志)で動かすかで決まり、生きていくうえで、
食べることは決定的に重要です。

魚に多く含まれているオメガ3系脂肪酸は、多才な効果・効能が
わかってきていますが、若い人ほど魚離れが深刻だといわれています。
日本はGHQの占領政策の大成功があって優れた過去を捨てるのが得意な
国民ので、魚離れから短命化するのも時間の問題だろうと感じています。

私はサプリメントも含めて毎日毎日4g以上のオメガ3系脂肪酸を摂っています。

若者は食事嫌い

9歳までの食習慣としつけが人生を決める。

子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)


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◇イワシ、サンマ、サバ、アジ

日本人の食生活は戦後、大きく変わった。最も大きな変化は動物性たんぱく質と脂肪の摂取量の増加だ。食の欧米化に伴い、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞など動脈硬化性疾患が増えた。どうすれば防げるのか。イワシやサバなど魚をもっと食べ、脂肪の取り方を変えてみるのも方法のひとつだ。今回のキーワードは「魚の脂」。【小島正美】

■40年間で2~3倍に

心臓病や脳卒中を引き起こす要因には、動脈壁の硬化や血栓などがある。血管の内側に脂肪がたまると血管が狭くなり、しなやかさがなくなる。これが進行すると脳や心臓の血管が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞が起きる。

「こうした疾患の増加をもたらす大きな要因のひとつが、動物性食品や脂肪の取り過ぎだと言ってもいいでしょう」。こう語るのは、血栓症や脂質代謝の研究で知られる秦葭哉(よしや)・三鷹病院(東京都三鷹市)院長(元杏林大学高齢医学教授)。過去約40年間で、日本人の肉類や脂肪の消費量は約2~3倍も増えた。これは家庭の食卓や外食で、肉類や油を使った料理を食べる機会が多くなったためだ。

■低温で固まりにくく

ところが、北極園に暮らす先住民のイヌイットは肉食の生活ながら心臓病での死亡率が極めて低いことが1960年代に分かり、注目された。

イヌイットは主にアザラシやクジラなどを食べ、野菜や果物をほとんど取らないのに、なぜなのか。デンマークの研究者らが調べた結果、イヌイットの人たちの血中にはEPAという多価不飽和脂肪酸が多いことが分かった。

EPAはエイコサペンタエン酸の略で、イワシやサンマ、サバ、アジなど青魚に多く含まれる脂肪酸だ。牛肉や豚肉、鶏肉の脂肪は温度が低いと固まりやすいのに対し、冷たい海に生息するアザラシやクジラ、魚の脂はEPAが多く、水温が低くても固まりにくい。この固まりにくさが、いわゆる血液のサラサラ状態を保つ。同じ肉食でも、牛肉や豚肉を食べるのと魚肉を食べるのとでは、血液の脂質や血栓のもとになる血小板への影響が異なるわけだ。

EPAは健康に欠かせないが、人間が体内で作り出せず食事で摂取しなければならない必須脂肪酸。秦さんは「戦後60年の食生活を振り返ると、EPAが多く含まれる魚の消費量が減っている」と、魚を中心とする和食の大切さを改めて強調する。

■脳卒中のリスク低下

ではEPAを摂取すれば、脂質は改善されるのか。

秦さんらがヒトの臨床試験を行ってきた結果、EPAを摂取すると中性脂肪が減り、善玉のコレステロール(HDL)が増え、脂質が改善されることが分かった。

しかし、病気を防ぐにはもっと有効な方法もあることが、高脂血症患者への大規模な臨床試験で分かった。

この試験は総コレステロール値が1デシリットルあたり250ミリグラム以上の高脂血症患者約1万8600人(40~75歳)を二つのグループに分け、一方にコレステロールを下げるスタチン系薬剤(高脂血症薬)だけを、もう一方にはEPA製剤(1日あたり1800ミリグラムの摂取)と高脂血症薬の両方を摂取してもらい、狭心症や心筋梗塞の発症率に差が生じるかを約5年間追跡した。

その結果、EPA製剤と高脂血症薬を併用したグループの方が発症が少なかった。

また、別の解析ではEPA製剤と高脂血症薬を併用すると、脳卒中の再発リスクが低くなるとの結果も得られた。

中性脂肪が高く善玉コレステロールの低い人にEPAの摂取が有効なことなどから、EPAはサプリメント(栄養補助食品)だけでなく、医薬品(製品名「エパデール」など)にもなっている。

■徐々に体質を変化

肥満を特徴とするメタボリックシンドロームに含まれる高脂血症、高血糖、高血圧といった異常が多い人ほど、血液中に含まれるEPAの濃度が低いという研究も報告されている。秦さんは「EPAの摂取はメタボの改善にもなる」と話す。

EPAは摂取し続けると体内の細胞に少しずつ取り込まれ、徐々に体質を変えてゆく。マラソン選手での試験では、赤血球の膜に取り込まれると血球の変形能力が高くなり、酸素供給能力が高まるという結果が出ている。また、糖尿病で皮膚に壊疽(えそ)ができた場合、EPAの摂取で症状が改善されたとの報告もある。

◆EPA

多価不飽和脂肪酸の一種で、元は海の藻類や一部の植物に含まれている。イワシやサンマに多いのは藻類を食べるため。血小板の凝固を抑えることから、血液の抗凝固(血栓防止)作用がある。中性脂肪を低下させる特定保健用食品(トクホ)としても市販されている。しその葉に似た植物のエゴマにも不飽和脂肪酸のα(アルファ)-リノレン酸が多く、人の体内でEPAやDHA(ドコサヘキサエン酸)に変わる。EPAやDHAはアトピー性皮膚炎や花粉症にも効果的という報告もある。

(出典:毎日新聞)

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