2009年2月11日水曜日

阪大で骨の破壊抑える画期的治療法発見 骨粗鬆症治療に光

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ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
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最近知り合いになった70代の男性は元気ですが、
奥さんがつまずいて壁に手をついただけで骨折したそうです。
骨粗鬆症はやっかいで咳をしただけで肋骨が折れる場合もあり、
転倒して股関節や大腿骨を骨折して寝たきりになる最大の原因とも
いわれています。

骨粗鬆症の治療はむずかしく、骨密度が下がるのを食い止めるだけでも
むずかしいようですが、今回の画期的治療法と言えども破骨細胞の
働きを抑制する=骨の新陳代謝を遅らせることで骨密度を維持・増加
させるだけですが、破骨細胞の働きを抑制せずに骨密度を上げるのは
質のよい栄養療法ではむずかしくなく、骨密度は簡単に上がります。

62歳の私の骨密度は、20歳平均値よりもやや高いです。

骨密度:20歳.jpg

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骨粗鬆症や関節リウマチの原因となる細胞の働きを解明し、マウスの骨の破壊を食い止めることに、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの石井優准教授らが成功した。英科学誌ネイチャー電子版に9日、発表した。

骨は常に新陳代謝を繰り返しており、破骨細胞と呼ばれる細胞が古い骨を壊している。骨がぼろぼろになる骨粗鬆症や関節リウマチのほか、がんが骨に転移する際は、破骨細胞の働きが強くなることが知られている。だが、破骨細胞が実際に骨の中でどのように働いているかはこれまで明らかになっていなかった。

石井准教授らは、アメリカ国立衛生学研究所との共同研究で、特殊な顕微鏡を使い、世界で初めて生きたまま骨の内部を観察することに成功。破骨細胞の動きが、血中に流れる脂質の一種「スフィンゴシン1リン酸(S1P)」という物質により調節されていることを発見した。

また、石井准教授らはS1Pに構造が似ている化合物を使い、骨粗鬆症の状態にしたマウスの骨の破壊を6割軽減することに成功した。

石井准教授は、この治療法で骨の破壊の進行を止めるだけではなく、骨密度の修復も期待できるとし、骨が破壊される病気への根本的な治療法につながるという。石井准教授は「新たな骨の治療薬の開発につながる成果。早く臨床応用していきたい」と話している。

(出典:産経新聞)




◆骨粗鬆症根治に道 阪大など、骨の破壊抑える物質発見

大阪大学と米国立衛生研究所(NIH)は共同で、骨がもろくなる骨粗鬆症の新しい治療薬候補物質を見つけた。マウスの実験で骨の破壊を約4割に抑制できた。効く仕組みが既存薬と異なるため、併用すれば骨折予防につながるなど症状を大幅に軽減できるという。高齢女性を中心に国内で約1000万人の患者がいる骨粗鬆症の根本的な治療に道を開く成果だ。英科学誌ネイチャー(電子版)に9日、掲載された。

骨の中では古い骨を壊す破骨細胞と、骨を新しく作る骨芽細胞がバランスを取りながら働いている。年をとるとこのバランスが崩れ、骨の破壊が進むと骨粗鬆症になる。

阪大免疫学フロンティア研究センターの石井優准教授らは、レーザー顕微鏡を骨の中まで観察でき鮮明な画像が得られるよう改良した。生きたマウスの破骨細胞が動く様子を、世界で初めて観察した。血中にある脂質の一種が、破骨細胞の移動にかかわっており、骨近くの破骨細胞を血液中に戻す役割を果たしていることを突き止めた。

(出典:日本経済新聞)

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