2013年2月24日日曜日

家畜への抗生物質大量使用で高濃度の耐性遺伝子

おはようございます。


ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。

毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。





抗生物質を世界で最も大量に消費しているのは日本で、

10年前に家畜用抗生物質使用規制強化を決めたそうですが、

その後の報道はなかったようです。



この問題は私達が食べる家畜に乱用されていますので、

不必要な抗生物質が食肉を通じて体内に入ってくるばかりでなく

今回の研究発表によると肥料、堆肥および地下水などに残り、

世界中の人々の健康に大きな脅威をもたらしているわけです。



ますます健康で生きていくのがむずかしくなるようですね。





私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。

私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。





関連ブログ

抗生物質が検出されるエビ

家畜用抗生物質使用規制強化



****************************【以下転載】****************************



家畜の肥育に使用される抗生物質によって発生した薬剤耐性遺伝子が、肥料、堆肥および地下水などに残り、世界中の人々の健康に大きな脅威をもたらしていることが、中国の新しい研究で示唆された。



中国と米国の科学者が共同で実施した今回の研究では、中国の3カ所の大規模養豚場――獣医用途で米国の4倍以上の抗生物質が使用されている――で、抗生物質耐性遺伝子について調べた。その結果、149種類の耐性遺伝子が検出され、上位63種類の抗生物質耐性遺伝子は、対照サンプル(抗生物質を用いていない肥料または土壌)に比べ192倍~2万8,000倍高い濃度で検出された。



研究著者で米ミシガン州立大学微生物生態学センター長のJames Tiedje氏は、「この研究は中国で実施されたものだが、中国以外にも関わる問題である。飼料に抗生物質を用いるという行為は世界でも広く行われており、(他国でも)同様の現象が予測される」と述べている。この研究は、米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に2月11日掲載された。



米国疾病管理予防センター(CDC)によると、抗生物質やその他同様の薬剤は過去70年にわたり無数の命を救ってきたが、近年は細菌が薬剤に対する耐性をもつようになり、その効果が減少しているという。結核、黄色ブドウ球菌感染症、肺炎およびマラリアなど、いくつかの生命に関わる疾患において病原性の強い抗生物質耐性株の発生が認められている。米タフツ大学医学部(ボストン)のStuart Levy氏は、「今回の論文は、常々いわれてきたことを数字にしたもの。土壌汚染の程度は予想していたものだが、これまではデータがなかった。この知見は大きな貢献である」と述べている。



中国では家畜への抗生物質使用に関する規制が緩い。ヨーロッパでは使用が禁じられているが、世界各国ではさまざまなレベルの抗生物質が使用されている。米国食品医薬品局(FDA)は昨年、農場・牧場経営者が家畜に抗生物質を使用する際、獣医師から処方箋を取得することを要求する新たな規則を発表している。Tiedje氏によると、中国も国民の健康への脅威を懸念しており、そのためこの研究が実施されたという。同氏は、さらに多くの国で家畜への抗生物質の使用が禁止されることを期待しており、それによって食肉の価格が上昇する可能性が高いが、「公平な競争の場」が作られることになると指摘している。



(出典:HealthDay News)

0 件のコメント: