2009年6月17日水曜日

加齢臭なんて気にしない 体臭不安を安心に変えるコツ

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奥さんに心が離れるほど募る不快感といわれるほど嫌われているという
報道があるほど加齢臭は気になるようです。

私は耳垢がペースト状なので皮脂腺の活動も活発でもっとも汗臭く
なりやすいそうですが、加齢臭はなく、加齢臭をでなくするのは簡単です。


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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6月の第3日曜日は「父の日」だ。「母の日」も「子どもの日」も爽やかな季節にあるのに、なんで「父の日」だけ蒸し暑い梅雨にあるのだろう。駅から会社まで歩くだけでも汗ばむこの季節は、男性にとって苦手な季節。家族や職場の女性から「汗臭い」「オヤジ臭い」と思われたりしないか。意外に多くの人が不安に感じているという。

経済産業省は、抗菌加工製品のガイドラインを作成するために、健康や清潔感に関する意識調査(1999年)を行ったが、「自分の体臭や口臭を常に気にしている」と答えた人は、じつに42%にのぼった。

しかも、意外にナイーブな中高年男性を、さらに不安にさせているのが「加齢臭」という言葉。汗の臭いなら対処しようがあるが、年齢が原因の臭いといわれたらお手上げだ。加齢臭の正体はなにか、そして加齢臭や汗臭さなど体臭に対する効果的な対処法はあるのだろうか。

加齢臭の正体とは

「体臭そのものは、じつは他人から嫌われる存在ではありません。むしろ、人それぞれ異なる個性のようなもの」と語るのは、ワキガや多汗症など強い体臭の原因となる疾病の治療を積極的に行ってきた五味クリニック(東京都新宿区)の五味常明院長だ。例えば、赤ちゃんには赤ちゃんの臭いがあるし、思春期の子どもにも独特な臭いがある。一緒に生活する家族にとって、それはお互いを身近に感じる自然な「香り環境」だ。

加齢臭もそれと同じ。人間なら誰でも、年齢に応じて体の加齢変化がある。血管が酸化して動脈硬化を引き起こすように、体の皮脂腺にある脂肪酸や脂質も酸化する。そうした酸化物質には臭いがあり、そのひとつがノネナールという物質だ。男女とも40代以降に増え始めるが、実はさほど人に不快感を与える臭いではないという。子どもの頃、おじいさん、おばあさんと一緒に暮らした人なら、かなり高濃度をかがせても「懐かしい臭い」と回答する人もいるという。

さらに、五味院長によると体臭の悩みでクリニックに来院した中高年患者の体の臭いを調べても、7割の人は加齢臭がほとんどなかった。残りの3割の人からは「わずかで、専門家でないと分からない程度」(五味院長)の加齢臭があったが、そのほとんどの人に高血圧・糖尿病・動脈硬化などの徴候があったという。「加齢臭について、心配しすぎる必要はありませんが、加齢臭を予防するためにメタボリック対策をするなら、ポジティブでいいですね」と五味院長は話す。

希薄な人間関係が生んだ体臭不安

五味院長の話から見えてきた加齢臭の真実。それなのに言葉ばかりが一人歩きしているのはなぜだろう。「背景にあるのは核家族化と人間関係の希薄化です」と五味院長はいう。

人間の臭いに対する感覚というのは、主に子ども時代に形成される。かつては、ひとつの家族のなかに、いろいろな世代が同居していた。また、家の周囲にはニワトリ小屋も“肥だめ”などもあった。かつての子どもは、そうした臭いを受け入れながら育つため、いろいろな臭いに適応力があった。

しかし、現在は清潔な住環境のなか、あまり臭いをかがずに子どもは育つ。祖父母の臭いを知らずに育った人にとって、ノネナールの臭いは得体の知れない未知の臭いなのだ。年頃の娘たちが父親の体臭を「オヤジ臭い」と嫌うのも、思春期だからというだけではない。臭いに慣れていないのだ。仕事が忙しく、育児に手をかけなかったばかりに、子どもと密接に体を接する機会が少なかったことが影響しているという。残念なことに父親の体臭と子供の頃の楽しかった思い出が結びついていないのだ。

誰もが臭いに敏感になった結果、周囲の臭いはおろか、今度は自分の体臭すら不安材料になってしまうことがある。これが「体臭恐怖」で、「自分の体臭が周囲に迷惑をかけているのでは」という強い不安に悩む心の病気だ。

備えあれば「不安」なし

体臭恐怖とまではいかなくても、誰でもなんらかの体臭不安を感じているのが現代社会の特徴といえるだろう。では、自分の体臭とどうつきあっていったらいいのか。気にしすぎないのがいちばんだが、体臭の強さには個人差があることも確か。しかも、自分の体臭は自分では分からないから、なかなか不安解消にならない。

「じつは、自分は体臭が強くなりやすいのかを、大ざっぱに判断する方法があります。それは耳垢のタイプを調べることです」と五味院長はいう。まず一般的な体臭の原因は汗だ。汗を分泌する汗腺には、全身に分布してサラサラとした汗を出すエクリン線と、わきの下や下腹などに集中してあり、脂肪やタンパク質などを含んだベタベタした汗を出すアポクリン線がある。アポクリン線の汗を放置すると細菌が繁殖して体臭の原因となる物質を作り出すが、アポクリン線の活発な人ほど、耳垢が湿っているのだ。

例えば、耳垢がペースト状になっている人は、皮脂腺の活動も活発でもっとも汗臭くなりやすい。耳垢は固まっているが湿っている人も、やや体臭が強くなりにくい。そして、耳垢がカリカリに乾いている人は、もっとも体臭が少ないタイプだ。

「夏は、毎日シャワーを浴びて、わきの下や股間などをきれいにすることは基本ですが、さらに体臭タイプに応じて制汗剤や消臭剤などを使い分けるといいでしょう」と五味院長はアドバイスする。

例えば、体臭がもっとも強いタイプでは、わきの下にスプレーする制汗剤に強い殺菌成分が含まれるものを選ぶといい。しかし、強い殺菌成分は皮膚の常在菌をも死滅させてしまうので皮膚の健康を損ないかねない。体臭がそれほど強くないタイプの人は、よりマイルドなものか殺菌成分のないものでも十分。自分の体質に合った対処をすることで、不安はかなり解消されるはずだ。

体臭を包んで消臭する新製品

また、消臭効果のある下着などを利用する方法もある。汗がしみこんでも細菌が繁殖するのを抑える繊維を使用したシャツや、下着にスプレーする消臭剤といった製品もいくつか発売されている。

さらに、この4月には非常に強力な消臭効果を持つ製品が発売された。それが高機能の繊維製品の開発で知られるセーレンが発売する「イノドールクイック 瞬感消臭」シリーズの新商品だ。

「瞬感消臭」は繊維の隙間に直径500~800ナノメートルという臭いを吸着するセラミックス粒子と、臭いを分解する金属イオンとを、繊維内部に入れ込む技術で作られた高機能布を使った製品。この粒子は、活性炭と同様に表面に小さな穴が無数にあり、ここで臭いを吸着するうえ、金属イオンが吸着した臭い分子を速やかに分解する。この布で臭いの発生源を包み込むと、硫化水素などの強烈な臭いを持つ物質でも外部に広がるのを防げる。 (機能や仕組みの詳細はこちら)

「瞬感消臭」は、従来製品にない画期的な消臭機能があることから、まず2008年7月に介護や医療目的を中心とした製品ラインを発売、患者や介護士から高い評価を受けてきた。

4月にはその高機能を維持したまま、一般ユーザーも購入しやすい商品として、男性用パンツ、女性用ショーツ、Tシャツなどを発売した。デザインを新たにしたことで、中高年だけでなく、体臭に悩む若い人にも製品が支持されているという。

一見、日常的に使用している下着と変わらないが、わきの下、股間など体臭の主な発生源を消臭布でしっかりくるんでしまう。かなり強い体臭があっても、臭いが外に漏れることはないという。

「体臭不安の悪影響は、周囲に気遣うあまり自分を消極的にしてしまうこと。生活管理と消臭グッズを利用することで不安を安心に変え、生活をもっと楽しんで欲しい」と五味院長は中高年にエールを送る。

(出典:日経BP セカンドステージ)

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