2013年4月27日土曜日

甘口、食卓を席巻 30代以下、カレーもお酒も




おはようございます。

ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。

毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。





たった1回の人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているで、自業自得の結果としてさらに糖尿病などの生活習慣病が増えるのは間違いないです。



菓子と米消費額推移.jpg



そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。



「家庭の味」遺産になる? 手作り減少



食外部化率推移産経130103.jpg



調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。



調理力と健康.jpg



食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。



・食育の重要性は1985年頃に気づいた。

・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。

・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。

・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る

・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。





子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)

8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。





食生活は悪化し続け、心身の健康状態は悪化の一途であり、2011年の人間ドックの異常者は92.8%です。



国民健康・栄養調査2011.jpg



2011年国民健康・栄養調査結果の概要





◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。

 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。

 ランセット2011年9月日本特集号

 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)





◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。

 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。

 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授





2005年7月に食育基本法が施行され、時間と経費をかけていても



・主食がお菓子になり



菓子と米消費額推移.jpg



コメはパンにも抜かれて第3位になり



コメとパンが逆転日経120504.jpg



・野菜・果物の消費量は下がり続け、含有栄養素も激減し



野菜の栄養素は激減.JPG



・魚の消費量も減り続け



肉魚消費量推移.JPG



「食生活と身体の退化 先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響」



栄養摂取量の推移



検査すると食事の栄養素は十分に含有されていない



検査すると栄養素は摂れない.jpg





1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。





食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。





食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。





私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。

私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。





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****************************【以下転載】****************************



「甘口」を好む人が増えて食卓に上がる食品が変わってきた。カレーは甘口のシェアが上がり、パンやお酒など幅広い分野でも甘い商品が席巻している。30代以下の世代は子供のころから外食産業で甘めの洋食に親しみ、苦さや辛さに慣れずに育ったことが影響しているようだ。



ハウス食品が手掛ける代表的なカレールー「バーモントカレー」。2009年に販売量に占める甘口の割合は38.6%だったが、毎年伸び続けて12年は40%を超えた。同期間に44%台で横ばいだった「中辛」に迫りつつある。「辛口」は15.2%まで低下した。



ライフスケープマーケティング(東京・千代田)の「食MAP」は、食品ごとに家庭の食卓に登場する頻度を調査・集計している。12年に食パンにバターを塗る人の数は10年比で1割以上減少し、甘いピーナツクリームをつける人は2割増えた。あんパンなどの菓子パンを朝に食べる人の割合も少しずつ増えている。



4月下旬、スーパーのライフ南千住店(東京・荒川)で、菓子パンを買っていた女性は近くに並んでいたトースト用の甘い調味料を手にとって、「子供も私も甘い物が好きなので」と話した。その調味料はハウス食品が12年2月に発売した「パパン」で、砂糖にシナモンやジンジャーを加えた商品だ。当初目標は年間で1億円だったが、8億円を売り上げた。



味の志向の変化に対応できるかどうかが、多くの食品関連企業にとって重要な課題になっている。漬物最大手のピックルスコーポレーションが09年に発売した「ご飯がススムキムチ」はリンゴで味付けして甘みを強めた。年間40億円を売り上げる人気商品になった。



都内在住の会社員男性(25)は朝の食卓には菓子パンが並ぶという甘口派だ。夜の飲み会では「ビールは苦みが苦手」といい、1杯目から果実風味のサワーを注文する。



サントリー酒類は若者の好みを詳細に調べた。09年に発売した缶酎ハイ「ほろよい」は果実など甘い風味が特徴で、20代の若者を中心に売り上げを伸ばしている。



同社は今年からバーボンの「ジムビーム」を扱い始めた。米国産ウイスキーであるバーボンはもともと甘い風味があるが若い世代向けに、ミントやガムシロップを入れて炭酸で割る「ミントジュレップ」という飲み方も提案している。



甘口を好む親がつくる料理の味付けに子供は影響されやすい。時代が進むにつれて甘い食品を選ぶ人の割合がさらに増えていく可能性もある。



(出典:日本経済新聞)

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