2008年8月30日土曜日

オレンジ、リンゴ果汁も薬剤の効果に影響

いつもありがとうございます。ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
グレープフルーツ果汁が医薬品の作用に影響があることはかなり知られていると思いますが、オレンジ、リンゴ果汁も影響があるようで、医薬品やサプリメントなどは水で飲むのが一番ですね。
私は必要がないので医薬品は飲みませんが、抗加齢実践のために欠かさないサプリメントは、よい水で飲んでいます。
友人・知人の中には胃の中に入れば同じだと言って医薬品やサプリメントなどをビールやお酒で飲む人もいますね。(笑)
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グレープフルーツ果汁が薬剤の作用に影響を及ぼすことは以前から知られているが、オレンジ、リンゴなどの果汁も薬剤の吸収を妨げる作用をもつ可能性のあることがカナダの研究で明らかにされ、米フィラデルフィアで開催された米国化学学会(ACS)で発表された。
ウェスタンオンタリオ大学(オンタリオ州ロンドン)教授のDavid Bailey氏らは約20年前に、グレープフルーツ果汁が高血圧治療に用いられるCa(カルシウム)拮抗薬フェロジピン(商品名:スプレンジール)の血中濃度を増大させることを初めて報告した。その後、ほかの研究グループにより、グレープフルーツ果汁との相互作用を示す薬剤が次々と明らかにされており、米国家庭医学会(AAFP)によると、医師らは以前から、高コレステロール、高血圧、心拍異常などのための特定の薬剤を使用する人にはグレープフルーツ果汁の摂取を避けるよう警告しているという。
今回の研究では、グレープフルーツのほか、オレンジやリンゴの果汁が一部の薬剤の吸収率を「低下させる」可能性のあることが判明した。抗癌(がん)薬エトポシド(ベプシドほか)、高血圧治療および心疾患予防に用いられるアテノロール(テノーミン)およびtalinolol(Cordanum)などの一部のβ(ベータ)遮断薬、臓器移植の拒否反応の抑制に用いるシクロスポリン(サンディミュンほか)や、シプロフロキサシン(シプロキサシンほか)、レボフロキサシン(クラビット)、イトラコナゾール(イトリゾールほか)など一部の抗生物質がこれにあたる。Bailey氏はさらに、抗アレルギー薬フェキソフェナジン(アレグラ)をグレープフルーツ果汁とともに摂取すると、水とともに摂取した場合に比べて薬剤の吸収量が半分になることを突き止めた。
いずれのケースも、果汁に含まれる物質が薬剤の吸収に影響を及ぼしていた。薬剤を取り込む輸送体の作用を妨げて吸収率を低下させる物質もあれば、薬剤代謝酵素が薬剤を正常に分解するのを妨げる物質もあるという。「影響を受ける薬剤がすべてわかっているわけではない」とBailey氏は述べている。
ある専門家は、この研究が裏付けられれば、グレープフルーツ以外の果汁についても注意を促していく必要があると述べ、「薬剤は水で飲むのが最も安全だ」としている。Bailey氏によると、水は一口で止めずにコップ1杯分を飲む方が、錠剤が溶けやすくてよいという。また、冷たい水の方が早く胃を通過し、薬剤が小腸から血液中に早く送られるため、温水よりも冷水で飲むことを勧めている。
(出典:HealthDay News)

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