2010年6月29日火曜日

日本発、世界経由の伝統食 健康志向で逆輸入

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


伝統的な日本食を親からではなく逆輸入マクロビオティックとして
外国人から習う時代になったのは残念ですが、
正しい箸の使い方も外国人から教わるのも近未来だと思います。

地域に根ざした伝統的な食習慣を一番最初に放棄した沖縄県が
長寿県から短命県に転落したのは10年以上前
のことです。
そして、同じように奄美群島でも同様にアラ還世代から短命化
していますので、いずれ日本の平均寿命は短くなるでしょう。

日本人は長生きしたくない≒早く死にたいという人が4割いる
そうなので、望みは叶いやすい時代になってきました。


1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われている
アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)
よれば世界最高の健康・長寿食は、伝統的日本食です。

栄養摂取量の推移

カロリーと脂質摂取比推移.jpg

脂肪比率と疾患グラフ.jpg

菓子と米消費額推移.jpg

葬られた「第二のマクガバン報告」によれば、
動物性タンパク質、特にカゼインは有害です。

タンパク質の有害性.jpg

食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、
ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品に
することで、少しもむずかしくありません。


子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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****************************【以下転載】****************************

岐阜県各務原市の高家寺住職、北川宥智(きたがわ・ゆうち)さん(46)は5月、知人らを招いて食事会を開いた。調理するのは西邨(にしむら)マユミさん(53)。主食は玄米。「命あるものを丸ごと食べてこそ調和がとれる」という考えから、ニンジン、ゴボウは皮付きで千切りに。野菜の煮あえに砂糖は使わない。その土地の素材を使う-。

西邨さんは「マクロビオティック(穀物菜食)」の料理人。日本の伝統食から生まれたこの食思想が今、海外での評価を受けて日本に逆輸入され、"マクロビ"の名で普及しつつある。

▽マドンナのシェフ

西邨さんは1982年に渡米。米国で長くマクロビオティックの普及に当たっている久司道夫(くし・みちお)氏(84)のもとで学び、2001年から7年間、歌手マドンナさんのプライベートシェフを務めた。

ヒジキをサラダにするなど、西洋人にも食べやすくする工夫を重ねた。08年の帰国後は、日本でも多くの人に食べ続けてもらうことが大事と、「30回はかむ」「化学調味料は使わない」などを原則に、緩やかな「プチマクロ」を提唱している。

「マクロビオティックはおいしくないという先入観があるから、まずは食べてもらうのが大事」。そう話す西邨さんが炊いた玄米は「ぼそぼそ」といったイメージを覆す軟らかさ。ひじきレンコンや野菜の煮あえなど、砂糖なしでもおいしい。

高家寺の北川住職は「現代の精進料理は肉や魚を使わないというだけで、伝統的な日本の食事とは懸け離れ、根源的なものを失ってしまった」と語る。「西邨さんの料理は四季に合わせた伝統食だが、新しいものを取り入れ続けている」

▽仏語で「長寿法」

マクロビオティックは、明治時代に唱えられた食養生法を、桜沢如一(さくらざわ・ゆきかず)(1893~1966)が継承・発展させ、フランス語の「長寿法」から命名した。日本ではあまり普及せず、桜沢が50年ごろから弟子の久司らを欧米などに派遣し、海外に広まっていった。

中でも米国では、愛好者が豆腐などの食材を作り始め、TOFU、MISOやDAIKONなどの和名がそのまま通じるまでに。「日本食ブームのときも輸入品でなく、しょうゆやみそが手に入った。それもあって、ここ10年くらいでマクロビが一気に広まった」と西邨さんはみる。

マドンナさんのほか、ハリウッドスターら海外のセレブの間でも人気に。世界各地の料理をアレンジしたマクロビメニューが、新しい料理として日本に再上陸し、雑誌の特集やレシピ本も出版され、20~30代の女性を中心に愛好者を増やしている。「マクロビオティックが昔ながらの日本食と伝えると、みな驚きます」と西邨さんは言う。

▽当たり前すぎて

東京都の主婦田中里子(たなか・さとこ)さん(30)は、マクロビの料理教室「クシマクロビオティック アカデミィ」(東京都渋谷区)で学んだ。結婚前はほとんど料理をしなかったが、本屋で目にしたレシピ本にひかれた。スペイン人講師のパトリシオ・ガルシア・デ・パレデスさん(39)から教わる、きんぴらなど日本食の作り方-。

「日本人が当たり前に食べているみそやしょうゆを、客観的に評価されたと感じました」と田中さんは振り返る。

「当たり前すぎて、自分たちの文化のよさに気付かないのかもしれませんね」とパレデスさんも言う。母親が作る日本食で育ち、約10年前に来日したパレデスさんは、日本人の食生活が欧米化し、伝統食が姿を消しつつあることに驚いた。

「日本の伝統食は主食と副食の割合がすばらしい。野菜を使った副菜や、海藻や発酵食品など体にいい食材の種類も豊富。現代の日本人が忘れてしまったものを、スペイン人の私が教えているのが、おもしろいですね」

(出典:共同通信社)

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