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ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
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かつてなく魚離れが加速しているそうですが、
どこまで日本の食文化は崩壊していくのでしょうか。
日本人の健康状態はさらに悪くなり、短命化がさらに顕著にでてから
気づいても後の祭りだと思います。
1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われている
アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)に
よれば世界最高の健康・長寿食は、伝統的日本食です。
葬られた「第二のマクガバン報告」によれば、
動物性タンパク質、特にカゼインは有害です。
食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、
ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品に
することで、少しもむずかしくありません。
子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)
私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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****************************【以下転載】****************************
「かつてない『魚離れ』が起きている」と、この5月に発表された『水産白書』が危機感をあらわにしている。それによれば、これまで若者に顕著だった魚離れが中高年層にまで及び、この10年に30~40代でも魚介と肉の摂取量が逆転し、50代以上でも魚介類の消費が減少しているという。
それを裏づけるように一昨年、(財)大日本水産会が「日頃の食事の主菜は、魚介料理と肉料理のどちらが多いか」とアンケートをとったところ、56%が肉料理が多いと答え、魚介料理は11%にとどまった。消費の動きが常に生産をゆさぶる消費資本主義社会日本。このままゆけば日本の水産業の未来はどうなるのか。最近目にする水産データからは業界の危機感がにじみ出ている。
なぜ魚料理は家庭の食卓から消えていくのか。その理由をたずねれば、こんな答えが返ってくる。「同居する家族が魚介類を好まないから」。それが第一の理由だ。以下「肉より割高」「魚介類は調理が面倒」「魚焼きグリルを洗うのが面倒」「自分が魚介類を好まない」「調理法を知らない」などの理由が続く。「なんとわがままな!」と旧世代からは一喝されそうな理由ばかりが並ぶが、それが現実なのである。これらの答えを見ながら私も様々なことを考えさせられた。魚食民族日本人の味覚の遺伝子が組み替わろうとしているのだろうか。これは単なる魚離れではないのではないか。魚介類を嫌いだと拒絶する家族が増え続けているのである。
魚は割高だと魚離れの消費者は言うが浜の値段は安かった。それでも売れないのは、なぜ? しからば家族の誰が魚介を嫌うのか。その7割が「子ども」であると答えている。食生態学の研究によれば、人間の味覚や嗜好は18歳頃までに形成され、それがその人間の生涯の食生活に決定的な影響を与えるという。ならば、日本の魚食文化の未来はますます先細っていくことになる。魚が割高だ、調理や後片づけが面倒だという理由については食の外部化やサービス化が進む現代の消費社会では今さら驚くほどのことではないが、しかし「調理法を知らない」という理由には少し気になるところがある。
昨年、農林中央金庫が30代主婦に行ったアンケートでは、70%の主婦が「自分で魚をおろすことはない」と答え、その理由として「おろし方がわからない」「料理が面倒」「後片づけが面倒」「魚の匂いを残したくない」「魚が気持ち悪い」をあげている。とりわけ「魚が気持ち悪い」には驚かされた。日々苦労して大海に魚を追う漁師たちがこれを聞いたらどう思うだろうか。食の新人類出現、などと言って済まされる話ではない。もはや出刃包丁も煙も立たない台所が多数派で、「尾頭付」「年取り魚」「サンマの煙」などの言葉は死語と化している。小中高生にアンケートをとれば、相変わらず嫌いなメニューのNo.1は「魚料理」。魚を気持ち悪いと感じる親から魚好きが育つわけはないのである。
しかし一方で、健康ブームや食育の影響か、子供をもつ母親の3分の2が「子供に魚をもっと食べさせたい」「魚料理のレパートリーを増やしたい」というデータも多い。データが矛盾しているのではない。人間が矛盾しているのである。頭では魚を食べさせたいと思いながら、手は動かず、心は面倒だと魚を遠ざけている現代の母親たち。魚食をめぐるこの矛盾を解決してくれるところ、それが全国に4000店ほどまでに増加を続けている回転寿司店なのではあるまいか。
現代日本の食の風景、食卓の象徴は何かと聞かれて、私はそれは回転寿司ではないかと思うことがある。寿司は日本の二大食材である米と魚が一体になって完成した食文化の代表であるが、かつてはハレの日のもてなし料理が大衆化した。今では椅子に座って待つだけで、次々に運ばれてくる簡便さ。好きなネタを好きなだけ選べる満足感。すでに日本で消費される3分の1は外食で占められるようになったシャリ。その上に乗っているネタの50%は調理されて世界からやってくる輸入魚。中国からウナギ。ロシアからカニ。インドネシアのエビ、タイのイカ、モロッコのタコ、カナダの甘エビ、チリのサーモン、台湾のマグロ、日本のカツオ…。まわる回転寿司はさながら魚の国際見本市。子供が喜ぶデザートもある。家族一緒の食事気分も味わえて、一皿105円の低価格。昼といわず夜といわず混み合っている回転寿司は日本人の食卓の最前線なのではあるまいか。
カウンターにすわって待てば好きな寿司が安価に食べられる回転寿司という新しい魚食文化──。しかし、いつまでその幸福そうな風景が続くのか。『水産白書』は、もうひとつの警告を発している。「世界的な水産物争奪戦がはじまっている」と。経済発展を背景に、あこがれの海鮮食材を世界中から輸入しはじめた13億の胃袋をもつ中国。すでにその量は世界水産物消費の3分の1を占め、なおとどまる気配はない。BSE(牛海綿状脳症)、鳥インフルエンザの不安と健康志向高まる米国とEU(欧州連合)も魚食ブーム。当然ながら国際価格は上昇し、日本の輸入業者が価格競争についていけない「買い負け」が続いている。世界の水産地図は大きく変わりつつある。国内で魚離れに遭い、海外から圧力をかけられ、いつまで輸入に頼れるのか「魚食民族日本人」。
どこに届けられるのだろうか。小さな漁港でイカ干しする姿があった日本の漁業、そして魚食の文化はどうなるのか──。そんな問いをかかえて東北の旧知の老漁師たちをたずねた。その一人が言う。「残念ながら浜の体力は衰える一方だ。これからは輸入魚が食卓の大半を占めるだろう。それでも沿岸の漁師たちが獲る旬の魚は細々と都市の料亭などには届けられるだろうが、いつまで続くかどうか。これからは遠くの人々に届ける漁業と、地元の人々と分かち合う二つになるのではなかろうか。お前さんは、どっちを食べるかね? うまい旬の魚が食べたかったら、いつでも浜までやってこい。とびっきりのを食わせてやるぜ」と笑った。
(出展:日経エコロジー 2007年8月号)
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