2010年1月24日日曜日

「7割は課長にさえなれません」という本のご紹介

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


書店で手に取り、内容紹介部分を読んで即、購入して
読みましたが、若い世代の雇用環境は深刻です。


内容紹介部分の抜粋

・40歳になっても係長止まりのバブル世代
・2人目が産めない女性一般職
・正社員になれない団塊ジュニア
・終身雇用を望む新人の割合が過去最高を記録
・35歳で昇給を止める動きがすでに加速、生涯賃金は3割減
・まさに飼い殺し


1990年入社の大卒者で課長以上に昇格している人間は、
たったの26%だそうで、30~40代の会社員、特に人気大企業への
就職をめざす就職活動学生には読むと参考になると思います


他に印象に残ったところは、

・今の会社に一生勤めたい 2009年55%と過去最高
・7割の人間が飼い殺しになる
・断言するが、これから先も会社員の賃金は下がり続ける
・30代男性正社員と非正規雇用労働者の既婚率には倍の開きがある
・流動性を失った社会は、必ず停滞し、競争力や活力を失う
・35歳を過ぎたあたりで転職も昇給もできない袋小路に追い込まれる
・激増するメンタルトラブル
・優秀な若者は日本を見捨てる


たった一度しかない大切な人生を企業に飼い殺されない方法は、
自立することであり、お役に立てているので喜ばれています。


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*******************************【以下転載】*******************************

7割は課長にさえなれません.jpg

まえがき

本書は『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(光文社新書、2006年)、『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』(ちくま新書、2008年)に続く、若者をテーマとした新書の3冊目にあたる。タイトルからは気づかない人も多いと思うが、私のなかでは三部作の最終作という位置づけだ。
といっても、最初から3冊書くつもりだったわけではなく、2008年までは2冊で十分と考えていた。一作目は問題提起が中心であり、現状解説のウエイトが大きい。二作目は個人のキャリアをデザインしていくアプローチについて、ケースごとに追ったオムニバス中心である。
いちおうこれで完結しているといえなくもない。年功序列なんてバカバカしいと思うのであれば、転職すればすむ話だろう。
ただ、どうもそれだけでは足りないのではないかと感じるようになってきた。理由は二点ある。
まず、現在の労働市場は決して万人向けではないことが大きい。厚生労働省も経団連も連合も、いまでも長期雇用を捨てるつもりはさらさらないので、社内人事制度はもちろん、労働市場も硬直しきったままだ。そのなかで腕一本を頼りにすいすい泳ぎまわって、やりたい仕事と収入を両立させるのは、至難の業【わざ】と言ってよい。
やはり理想は、一般的な日本企業の内部で、若手がやりがいも収入も手にできるシステムを浸透させる以外にないだろう。
そして二点目は、このまま旧態依然とした日本型雇用を維持しつづけてしまうと、どうやら社会全体が底抜けしそうだという現実である。金融危機の震源地アメリカ以上の落ち込みを見せる日本経済、いっこうに再建の道筋すら見えない財政、そして、規制ですべてのハードルが乗り越えられると考えている政治家。すべては十年前と何も変わらない。
この十年のあいだ、たしかに少数のアウトサイダーは生まれたものの、社会全体の針路は微動だにしていないのだ。
2010年からは、第二の就職氷河期世代が生まれ“日本人”の縮小再生産サイクルは加速するだろう。
こうなると、もはや転職で逃げる、逃げられないの話ではなくなってしまう。社会全体の仕組みを見直し、希望と再チャレンジを生み出すシステムを構築しないかぎり、この国に生きるすべての人間に未来はないのではないか……。
これが、三部作となった理由である。
中身について少しだけ話をしておくと、今回は工夫を凝らしている。文章を読んだ際、ロジックだけで構造的な課題まで完全に理解できる人は多くない。そこには、中間のストーリーが必要となる。というわけで、今回は複数の人物たちが登場することになった。
そのなかのだれかにシンパシーを感じてくれる人が多ければ、坂の上にふたたび希望が見えるかもしれない。
とにかく「なんでこんなに生きにくいんだろう」と感じている人に読んでもらいたい。そんな本である。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

40歳になっても係長止まりのバブル世代。二人目が産めない女性一般職。正社員になれない団塊ジュニア。ああ、なんでこの国はこんなに生きにくいんだろう…。閉塞感漂う日本経済、終身雇用を望む新人の割合が過去最高を記録した。しかし「終身雇用=安定」は真っ赤なウソ。35歳で昇給を止める動きがすでに加速、生涯賃金は十数年前とくらべ三割減。まさに飼い殺しなのだ。201X年、働くことに希望がもてる会社にするために、私たちがいまこそ心しておくべきこととは?雇用問題のスペシャリストが示す最終解答。

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 年齢で人の価値が決まってしまう国
第2章 優秀な若者が離れていく国
第3章 弱者が食い物にされる国
第4章 雇用問題の正しいとらえ方
第5章 日本をあきらめる前に
エピローグ 201X年・明るい未来

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

城繁幸(ジョウシゲユキ)
1973年山口県生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通に入社。人事部門にて新人事制度導入直後からその運営に携わり、同社退社後に刊行した『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』(光文社)、『日本型「成果主義」の可能性』(東洋経済新報社)で話題に。『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(光文社新書)では若者が職場で感じる閉塞感の原因を探り、大ベストセラーとなる。雇用問題のスペシャリストとして各メディアで積極的な発言を続ける。現在、人事コンサルティング会社「Joe’s Labo」代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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