2010年1月13日水曜日

患者の食事サポート チームで栄養管理

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


食べたものが心身をつくり、食べ方は心も豊かにする。

適切な食・栄養を摂ることが治療の一環として重要なのは当然ですが、
日本の治療は食・栄養の理解が遅れ、かつ理解も足りず、
実施している病院はまだまだ少ないそうです。

私が食・栄養の重要性に気づいて活用したのは96年からで、
病弱だった母はすこぶる元気になり、10年インスリンを打っていた
糖尿病はたった2ヶ月で完治し、何かで入院することがあっても
主治医が不思議がるほど早く治っていました。


1977年に発表された世界の健康政策の原典・
アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)では、

・現代医学は栄養に盲目な片目の医学。
・治療効果も上がらないので医学革命が必要であり、医師の再教育も必要だ。

と鋭く指摘し、日本を除く先進国では食・栄養も重視するようになり、
米国の先端医療学会の中心は栄養療法で、統合医療の柱として
奇病・難病・重病にもよい結果をだしているそうです。

サプリメントが人生を変えた


プロも含めたアスリートもトレーニングと同様に食・栄養が重要ですが、
気づいて実践している人はまだまだ少ないと感じています。
スポーツ成績を上げるのも簡単なので喜ばれています。


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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*******************************【以下転載】*******************************

栄養摂取は生きる基本。入院患者にとっても重要だ。これまで医療現場では、患者の食事など栄養管理はあまり関心が持たれてこなかった。最近、患者が適切に栄養を取ることも治療の一環と考え、医療機関でそれを支える「栄養サポートチーム(NST)」が増えている。広がる「医食同源」の取り組みを探った。

「食欲がないみたいですね?」

「うまくのどに落ちていかない」

東京都保健医療公社大久保病院(新宿区)で毎週行われるNSTの回診。むせや吐き気、食事の味、唾液(だえき)の有無…チームの丸山道生医師らが行う食事の質問に、大腿(だいたい)骨骨折で入院した女性(78)が答える。

女性は次第に食事の量が減って二、三割しか食べなくなり、栄養状態の指標である血中タンパク質のアルブミンの値が2・5グラム/デシリットルと、「低栄養」(同3グラム/デシリットル以下)の状態になった。チームは、女性とのやりとりを通して、口腔(こうくう)内の乾燥や入れ歯の不具合、のみ込む力が弱くなる嚥下(えんげ)障害などを考えた。とりあえず口腔内の乾燥を防ぐ口腔ケア、嚥下障害の有無の確認、食べやすいよう食事の形態を変えることなど決めた。

栄養サポートとは、医療機関内の医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、リハビリスタッフ、臨床検査技師ら関係する人たちでつくるチームが、患者一人一人がきちんと必要な栄養が取れるように、その管理を行うこと。入院時に低栄養と判断されたり、入院中に体重が減少したり長期間点滴を続けている患者らをチームが定期的に回診し、チームで方針を決めていく。

「栄養管理を行うことで治療効果を良くしたり、誤嚥による肺炎、低栄養で動かなくなることによる褥瘡(じょくそう)の予防などを目指している」と丸山医師。同病院では二〇〇二年からNSTが活動している。

栄養サポートの必要性は一九六〇年代後半、点滴で栄養補給を行う「中心静脈栄養(TPN)」が開発されたころから欧米を中心に広がった。口から食べられなくなった患者の栄養摂取法として開発されたTPNだったが、うまく管理しないと感染症や免疫力の低下などを引き起こす点が問題化した。二〇〇〇年ごろ、胃ろうなどを作って腸に直接栄養剤を入れる「経腸栄養」も行われるようになった。

同時に高齢化が進み、高齢患者も増えた。特に高齢患者は脳梗塞(こうそく)など病気の後遺症でのみ込む力が弱まったり、うつ的な症状が出たり、食べない状態が続いたために無気力になってさらに食欲低下になりやすい。一般的に入院患者全体の四割が低栄養とされている。

こうした背景から、栄養管理の範囲は栄養の取り方の選択から、食事や栄養剤の形態や量の調節、合併症の予防や早期発見、感染症や褥瘡の予防、嚥下障害のリハビリなど多岐にわたるようになった。日本では一九九〇年代末、NSTをつくる取り組みが始まった。二〇〇六年には、入院患者の栄養管理が診療報酬の対象になり、現在、全国で約千五百カ所の医療機関でチームが活動する。

効果は表れている。大久保病院の昨年の改善例では「認知症で腎不全の患者(82)は、TPNをしていたが、のみ込みやすい食事を用意し看護師が介助することで、すべて口から食べられるようになりTPNをやめた」「経腸栄養を始め、下痢に悩む患者(87)の栄養剤に食物繊維を加えたら、下痢が改善」「食欲低下の乳がん患者(79)に、好みの食事を提供したら、食事量が増えた」などが報告された。

「食べて治すことが目標だ。患者さんの生活の質(QOL)の向上にもつながる」と丸山医師は話す。

(出典:東京新聞)

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