2012年12月22日土曜日

脳卒中や感染症のリスクも 自覚ない「隠れ低え症」


おはようございます。

ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。

毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。





低体温症は増えているそうですが、

体中心部の温度は約37度に保てないと代謝がうまくいかず

様々な不調や病気を呼び込みます。



記事にある低体温症を改善する3つの方法は、

・運動をして筋肉を減らさない、増やす

・よい食事・栄養管理をする

・汗対策 身体を冷やさない



共通点はエネルギーを発生する小器官であるミトコンドリアの

数を増やし、活性化させることでむずかしくありませんので

お互いに顔晴(がんば)りましょう。





私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。

私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。



****************************【以下転載】****************************



予防に3つのポイント



これからの季節、意識しないうちに体が冷える「隠れ冷え」(軽度の低体温症)に注意が必要だ。思わぬ体の不調につながりかねない。専門家に対策を聞いた。



私たちの体には、心臓、肝臓など重要な臓器を守るために、体の中心部の温度を約37度に保つ仕組みがある。気温が下がり体温が奪われ始めると筋肉や肝臓などが熱を作り出すほか、腕や足など末梢(まっしょう)の血流を少なくして体温が奪われないようにする。





体の中心が冷える



隠れ冷え.jpg



女子栄養大学栄養クリニックの蒲池桂子教授は「このとき手足がひどく冷たいと感じたり、腰や肩の鈍痛を訴えたりする人がいる。これが冷え性」と話す。体全体が冷えていると思いがちだが、実は体温調節機能がきちんと働くことで起こる現象であり、体の中心部の温度はしっかり守られていることが多い。



これに対して、様々な原因で体全体の熱が少しずつ奪われ、中心部の温度まで下がった状態が低体温症だ。東京臨海病院の山本保博院長は「雪山遭難者などの研究で、体の中心温度が30度以下になると不整脈など循環器の障害を起こして命の危険をもたらすことが知られていた。ただ最近では、本人が自覚しない程度の低体温でも体の不調の原因になる可能性が指摘されている」と話す。



これが「隠れ冷え」といわれる軽度の低体温症だ。中心部の体温の低下を正確に評価できる医療用体温計が開発され、軽度の体温低下と体の不調との関係が解明されつつある。例えば、肝臓、腎臓、筋肉の働きが低下すると糖尿病など生活習慣病のリスクが高まる。また動脈硬化をもたらし、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクも高くなる。免疫力が低下してインフルエンザなど感染症にかかりやすくなるほか、基礎代謝が低下して太りやすくなる。



温かい食事.jpg



こうした隠れ冷えを予防するにはどうすればよいのか。第1のポイントは筋肉。筋肉は体温を作るために最も重要な働きをする。山本院長は「運動不足の人、特に高齢者は筋肉量が少ないため、室内で過ごしていても深刻な低体温となることがあるのが最近の調査で分かってきた」と話す。無理のない程度の筋トレや散歩などを習慣にして筋肉量を維持するのがよい。



第2のポイントは栄養管理だ。筋肉量維持のためにタンパク質補給は欠かせない。また、ごはんやパンなど炭水化物でとったエネルギーを燃やすのに必要な、鉄、マグネシウム、クロムなどのミネラルやビタミン類の不足も低体温の原因になる。東日本大震災後に、おにぎりなどカロリー重視で栄養バランスの悪い補給物資を食べ続けたことが被災者の不調の原因となったことが、避難所での栄養調査で指摘された。



蒲池教授は「体を温める食材としてショウガが知られるが、冷えやすい体を改善するには、ミネラル、ビタミン類の補給が不可欠。これらを豊富に含むのが雑穀、豆類、干しシイタケ、のり、かつお節などの伝統的な乾物。毎日の献立に使いたい」と話す。



アルコール類は、飲むと体が温かくなったように感じるが、体表面の毛細血管を拡張させるので逆に体温が奪われる。酔ってソファなどで仮眠するのが習慣になっている場合、低体温の原因になるので要注意だ。





平年より寒い冬に



第3のポイントは汗対策。山本院長は「汗などで体がぬれていると体温が急速に失われる。野外活動などで汗をかいたときは、乾いた下着に替えられるように準備したい」と話す。



冬の汗は大敵.jpg



都市部では通勤などの満員電車でかいた汗が原因となり冷えることがある。何枚も重ね着するより、マフラー、帽子、手袋などを利用して汗をかく前に調節することがコツだ。



体が冷えたときには入浴。中心まで冷え始めた体を温めるには、38~40度の湯に20分程度つかる。疲れているときは、みぞおちあたりまでつかる半身浴がお勧めだ。上半身が冷えないように乾いたタオルなどを肩にかけるといいだろう。



蒲池教授は「冷えは食欲不振や運動不足をもたらし、冷えをさらに進行させる悪循環をもたらす」と話す。気象庁発表の12~2月の3カ月予報では、東日本、西日本では平年より寒い冬になる可能性が高い。「自分は寒さには強いから大丈夫」と自負している人は特にご用心。早め早めの冷え対策に取り組もう。





■体温測定は正確に



低体温症に対する知識が広まるにつれて「私の平熱は35度しかない」などと、体温の低さを訴えて医療機関を受診する人が増えている。ただ、病院で看護師の指導に従って正しく測定すると36度以上ある場合がほとんどだという。



わきの下で体温を測る方法は、まず体温計の先を上に向けて、体の頭部方向に真っすぐ差し込む。肘を体にしっかり引き寄せ、てのひらを上に向けるとわきがぐっとしまるのでより正確に測定できるという。また、運動直後や汗をかいたときなどは数値が正しく測定できないことが多い。室内で安静にしているときに測るのがよいようだ。



(出典:日本経済新聞)

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