2012年12月20日木曜日
新・国民病「ロコモ」、特効薬はスマホ連携ギア
おはようございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
アメリカの国民健康増進運動は、泥沼化したベトナム戦争の
戦費捻出のための国民医療費削減目的だったそうですが、
長期戦略の得意なアングロサクソンらしくしっかり結果を残しました。
一方、長期戦略の苦手な日本は国民皆保険制度導入から50年、
健康増進政策開始から40年経過しても国民の健康状態は
悪くなる一方という情けないほど厳しい現実があり、
2011年の人間ドック異常者は92.2%という非常事態で、
過去の日本の健康増進政策を整理すると、
◆ 1970年
保健栄養学級の開催
◆ 1978年
第一次国民健康づくり政策
健康は自己責任
◆ 1988年
第二次国民健康づくり政策
アクティブ80ヘルスプラン
◆ 2000年
第三次国民健康づくり政策
健康日本21
◆ 2003年5月
健康増進法施行
◆ 2008年4月
特定健康診査・特定保健指導
◆ 2013年
第四次国民健康づくり政策
第2次 健康日本21
来年からの第四次国民健康づくり政策・第2次健康日本21は、
新・国民病「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」が
目玉政策になるようで、よい結果が出ることを期待したいですが、
健康増進は簡単なので、お互いに顔晴(がんば)りましょう。
私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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****************************【以下転載】****************************
メタボ(メタボリックシンドローム=内臓脂肪症候群)に続く新・国民病「ロコモティブシンドローム(運動器症候群。以下、ロコモ)」の予防関連市場が、2013年に急拡大する。ロコモ予防に有効なのは、栄養への配慮と、意識して体を動かすこと。この新市場をけん引するのは、2011~2012年に大ヒットしたスマートフォン(スマホ)と連携するエンターテインメント性の高いフィットネスギアになりそうだ。
ロコモとは、加齢や生活習慣による筋力やバランス能力の低下、骨や関節の病気が原因で介護が必要になる、または要介護の危険性が高い状態のこと。日本整形外科学会が07年から提唱している概念で、メタボ予備軍の実に2倍以上の約4700万人がロコモおよびロコモ予備軍といわれる。
「家の中でつまずいたり、滑ったりする」「片脚立ちで靴下がはけなくなった」などに当てはまる人は、ロコモの疑いがある。30~40代からロコモ予防を意識することが重要だ。
■ロコモの啓発活動が一斉に始まる
現状ロコモの認知度は17%程度しかないため、厚生労働省は13年4月から始まる第2次の「健康日本21」で、認知度を8割に引き上げることを目標に掲げた。これをきっかけに全国の自治体がロコモの啓発活動に一斉に取り組み、医薬品や食品メーカーなどもこぞって関連商品のアピールを始める。
抗ロコモをうたう初の一般用医薬品をいち早く投入したのは、太田胃散。「ロコフィットGL」は関節痛と肥満症をダブルで緩和する漢方薬で、「テレビCMや店頭で大々的に訴求していく」(太田胃散)という。
その他、ロコモ対策に有効なカルシウム、ビタミンD、たんぱく質を多く含む食品や健康食品、運動を手助けするサポーターから日用品まで、あらゆるジャンルで2013年は「抗ロコモ」がキーワード化する。“大人の骨活”をうたうダノンのヨーグルト「デンシア」などの既存製品も、ロコモ関連として脚光を浴びるだろう。
■本命はエンタメ性の高いフィットネスギア
そして抗ロコモ商品の本命と目されるのが、エンターテインメント性の高いフィットネスギアだ。これは、家事や買い物、通勤といった日常生活を気軽で楽しい運動に変えるもの。日本整形外科学会が軽いスクワットなどの「ロコトレ」を推奨するように、栄養とともに意識して体を動かすことこそロコモの“特効薬”なのだ。
代表例が、米ナイキが12年に発売して米国で爆発的に売れている「NIKE+ FuelBand(フューエルバンド)」。13年には日本での発売も期待され、大きな注目を集めそうだ。
FuelBandは腕輪型で、服に合わせやすいスタイリッシュなデザイン。本体には時間、カロリー、歩数に加え、ナイキ独自の単位「NikeFuel」で活動量が示される。
ポイントは、ゲーム感覚で運動を楽しませる仕掛けだ。FuelBandは、設定した目標に近づくにつれて本体のLEDライトが赤から緑に変化する。目標を達成できなそうなときは、普段エスカレーターに乗るところを階段で行くなど、毎日の生活に目標を攻略する楽しさが加わる。
また、FuelBandは米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」と無線(ブルートゥース)で接続し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でつながる家族や友人とデータを簡単にシェアできる。専用アプリ上では活動量が毎日ランキング化されるため、“接戦”のときは余計に歩いて帰宅するなど、運動のモチベーションアップにつながる。今後はAndroid(アンドロイド)スマホにも対応予定で、日本でも受け入れられるだろう。
国内では、スマホ連係機能を備えた活動量計をパナソニックやオムロン ヘルスケアが発売。パナソニックが10月に発売したアンドロイドスマホ対応の活動量計「デイカロリ EW-NK63」は、本体にタッチするだけでスマホにデータを転送できる。専用アプリは、最大10人まで登録できる「友達リンク機能」や「カロリー検索レシピ」も備える。
一方、オムロンヘルスケアは、アンドロイドスマホと連携する活動量計として「ジョグダイヤル HJA-312」「カロリスキャン HJA-311」の2製品を販売中。ジョグダイヤルのアプリでは、グラフ管理やダイエット目標管理ができる。カロリスキャンのアプリでは、日々の成果(100kcalごと)がプリンマークの数で表示される。
2013年は抗ロコモのかけ声とともに、複数のメーカーが追随し、スマホ連係機能を備えたフィットネスギア市場はさらに広がるだろう。
健康分野の2013年キーワード
ロコモ以外に注目されそうな2013年の健康分野のキーワードとしては、2012年に引き続き、「快眠」と「目のケア」が挙げられる。
睡眠障害は高血圧や糖尿病の悪化要因といわれ、快眠ニーズが高まっている。飲料やヨーグルトで「快眠サポート」を期待させる商品が出てきており、今後も増えそう。
「快眠」へのニーズに応える新商品の一例は、安曇野食品工房のヨーグルト「SBL88 からだにぜいたくヨーグルト」と日本コカ・コーラの「夢る」(地域限定販売)。前者には、サッポロビールが保有する「SBL88 乳酸菌」が入っている。これは、ストレス性睡眠障害を改善する効果を期待され、研究が進められている乳酸菌だ。後者は、テアニンやアルギニンなどの成分によって、「休息(快眠)サポート」をうたう。
また、温熱ヒーターを搭載した目元ケア商品も注目される。パナソニックが9月に発売した「目もとエステ EHSW50」が出足好調である。
このほか、アメリカビバレッジ協会が肥満対策として開発した「カロリー表示自動販売機」も、健康分野で気になるキーワードだ。13年初めにシカゴなどで展開した後、全米展開を予定している。カロリー表示自販機には、コカ・コーラ、ペプシ、スナップルなど主要ブランドが協力。この流れは日本にも波及するかもしれない。
(出典:日本経済新聞)
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