おはようございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
国民医療費は、56年間で一人当たり110倍にもなっています。
・1955年 人口8,928万人 医療費2,390億円
・2011年 人口12,772万人 医療費378,000億円
国は医療費高騰に歯止めをかけようとしていますが、
医療の質を上げ、QOLを上げながら医療費を下げるのは簡単です。
長期戦略の苦手な日本は国民皆保険制度導入から50年、
健康増進政策開始から40年経過しても国民の健康状態は
悪くなる一方という情けないほど厳しい現実があり、
過去の日本の健康増進政策を整理すると、
◆ 1970年
保健栄養学級の開催
◆ 1978年
第一次国民健康づくり政策
健康は自己責任
◆ 1988年
第二次国民健康づくり政策
アクティブ80ヘルスプラン
◆ 2000年
第三次国民健康づくり政策
健康日本21
◆ 2003年5月
健康増進法施行
◆ 2008年4月
特定健康診査・特定保健指導
◆ 2013年
第四次国民健康づくり政策
第2次 健康日本21
健康寿命を延ばして「健康戦争」に打ち勝とう
・的外れの健康行政
・国民皆保険に甘えた健康オンチな国民
・うまく利用している医療・製薬などの関連産業
などが医療費高騰を招いています。
日本の医療費高騰の最大の原因は食・栄養です。
生まれ住んでいる地域の旬の食物を食べ、消化・吸収する仕組みができ、
日本人は米、野菜、魚介類を中心とした地域に根ざした伝統的日本食に
ピッタリ合いますが、大きく変わっています。
そして、日本は1987年に主食がお菓子になったおかしな国ですが、
2011年にコメはパンにも抜かれて第3位になっています。
1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われている
アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)に
よれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食で、
ごはんとパンは同じ扱いができる主食ではありません。
現代人の食生活に警鐘を鳴らしたウェストン・プライス博士は、
1930年代に世界14の先住民族を23万kmにもおよぶ調査旅行で、
伝統食を捨てて食生活が近代化すると顔の形や口腔内だけでなく
精神までも変わってしまうことを克明に調査し、書籍に残しています。
食生活と身体の退化 先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響
戦勝国米国はこの警鐘を悪用して当時優秀・勇敢だった
日本人の心身を劣化させるためにパンと牛乳を餌付けして
心身をボロボロする戦後の復讐が大成功し、食料植民地化されたことに
気づきたいものです。
私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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厚生労働省は24日、2011年度の概算の医療費が前年度比3.1%増の37兆8000億円になったと発表した。増加は9年連続で、金額は過去最高となった。高齢者の増加に加え、医療技術の進歩を受けて高額な治療を受ける人が増えた。70歳以上の医療費は17兆円と全体の45%を占める。高齢化で膨らみ続ける医療費をどのように抑制するかが課題となる。
11年度の概算医療費は前年度に比べて1.1兆円増えた。増えた分の内訳は70歳以上の医療費が0.8兆円、70歳未満は0.3兆円だった。高齢者は一般に、病気やけがで病院に入院したり、通院したりする回数が多い。1人あたり医療費で比べると、70歳以上は1年間に80.6万円かかったのに対し、70歳未満は17.9万円だった。
長寿化で高齢者の人数が増えるに従って、医療費も膨らんでいくという構図だ。70歳以上の医療費が全体に占める割合は、01年度が38%だったが、11年度は45%まで高まっている。
■単価、毎年2%上昇
医療費が増加したもう一つの要因は、医療技術の進歩によって、お金はかかるが効果も高い治療方法や新薬が出てきたことだ。特にがん治療では新薬の開発や新しい手術方法の確立がめざましい。厚労省保険局は「医療費の単価が上がっている。どの年齢層でみても毎年2%程度伸びている」と指摘する。
厚労省は際限なく増え続ける医療費を抑えるために、入院日数の短縮や価格が安い後発医薬品の使用促進策を打ち出している。ところが、医療費の抑制には結びついていない。
例えば、1回の入院あたりの平均日数は34.7日で前年度より0.4日短縮している。一方、入院費は前年度比2.1%増だった。医療費の単価が上がっているため、入院日数の短縮が医療費の削減につながっていないのが現状だ。
■後発薬23%どまり
後発医薬品は12年度に数量ベースで医薬品全体の30%にする目標を掲げているが、11年度の実績は23.3%にとどまっている。後発医薬品は先発薬と効き目は同じとされるが、効果を疑問視する一部の医師が積極的に後発薬を処方しない例があり、使用促進策に改善の余地が残る。
医療費が増えれば保険料を払う現役世代の負担がさらに増すことになる。特に75歳以上の高齢者の医療費は、税金が5割、会社員など現役世代が払う保険料が4割、高齢者が1割を負担する。医療費の抑制ができなければ、高齢者の自己負担割合を増やすなどの抜本改革を検討する必要が出てきそうだ。
(出典:日本経済新聞)
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