2010年2月12日金曜日

「男85センチ、女90センチ」メタボ腹囲 根拠なし 3万人調査で判明 厚労省研究班

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


当初より腹囲数値に疑問の声があったメタボ検診の腹囲診断基準は
腹囲では、心筋梗塞や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できないと
いう調査結果が発表されましたが、肥満のリスクが高いことは変わりません。

やはりという印象ですが、診断基準が変わり、よりよいものになるものと
期待されます。


今年までの健康日本21の健康政策も失敗に終わったようですが、
国のやる健康運動は失敗し続け、国民の健康状態が悪化の一途なのに
「謎の鳥」政権にも期待できそうもないのは非常に残念です。


最大の原因はアメリカにパン食を餌付けされ、食事の間違い
気づいていないからで、国・行政の「不作為の罪」です。

日本の常識で暮らすと生活習慣病に罹るワナ・カラクリに嵌められるので
本当に本当にお気の毒だと思います。


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


一生太らない体のつくり方

関連ブログ 新しい順
メタボ健診・指導、低迷 検査項目減に不満噴出
メタボ健診、初年度の受診率35・9% 目標の半分
メタボ対策消極派、「食事に気を使うのが嫌」が37%
生活習慣病とメタボ腹「関連強くない」 厚労省研究班
メタボ健診:健康は肥満対策より禁煙、節酒 厚労省研究班、疑問投げかけ
目指せ!!1日1万歩 適度な運動でメタボ予防 筋肉と骨の維持にも有効
女性のメタボ基準緩すぎ? 最適腹囲90cm→80cm
高血圧:メタボの方、正常範囲でも要注意 学会が5年ぶりに目標値の新指針
メタボ健診の効果的、効率的指導法確立に名乗りを上げたイイヤマ
メタボ対策の家庭用健康器具で事故多発 国民生活センター調べ
メタボリックシンドロームで大腸癌(がん)リスクが増大
メタボ体質:やせてても 4人に1人、血液数値に異常 重病リスク、正常値の5倍
メタボ、国際基準統一へ おなか優先、日本だけに
「早起き」で脱メタボ 夜型生活改め仕事能率アップ
小林製薬「ナイシトール」のメタボ対策宣伝は違法
弱腰の大阪府、見て見ぬふりの厚労省

おいしくて、栄養バランスも良い「メタボ対策食」で特定健診を乗り切れ!
「メタボ元年」混迷の幕開け 国の受診目標「簡単に達成できない」
メタボ対策、3人に1人が「実践」
メタボ対策の小林製薬「ナイシトール」、効き目の独自証拠なしで販売
メタボ健診は“病”という氷山の氷を溶かす未来に向けた壮大な実験
メタボリックシンドロームの原因は肥満でなく過食
6割が「自分はメタボかも…」、保健指導を受けたら「気をつける」が95%も
メタボ「分かっちゃいるけど…」改善意欲は乏しく 撲滅委アンケート
女性67%が「私はメタボ」 「対策成功」たった16%
高血圧、糖尿病、メタボ 指針作成医 9割に寄付金
机上の空論、メタボ健診 新年度開始、自治体から疑問百出
メタボリックシンドローム “ながら運動”でメタボ退治
メタボ健診に意義はあるか?

********************************【以下転載】********************************

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の適正な診断基準を検証していた厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大学教授)は9日、診断の必須項目の腹囲の数値によって、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できないとする大規模調査の結果をまとめた。

現在の腹囲基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)の科学的根拠を覆すもので、診断基準の見直しに影響しそうだ。

現在の診断基準は、腹囲に加え、血糖、脂質、血圧の3項目のうち二つ以上で異常があった場合、メタボと診断され、保健指導(積極的支援)の対象となる。しかし、他の先進国に比べ男性の腹囲基準は厳しすぎる、女性の基準は逆に甘いと、批判されていた。

研究班は、全国12か所の40~74歳の男女約3万1000人について、心筋梗塞、脳梗塞の発症と腹囲との関連を調べた。

その結果、腹囲が大きくなるほど、発症の危険性は増加したが、特定の腹囲を超えると危険性が急激に高まるという線引きは困難であることがわかった。

現在の腹囲基準は、学会などが集めた小規模の研究データをもとに、腹囲が基準を超えると、内臓脂肪が蓄積して、生活習慣病になりやすいという前提で設定された。

同研究班は昨年、腹囲が男性85センチ、女性80センチを超えると、血糖や脂質などの検査データの異常が急激に増えるということを明らかにしたが、今回の発症との関連では腹囲基準の妥当性は導きだせなかった。

国際的には、腹囲を必須とせず、総合的にメタボを診断するのが主流。米国では、腹囲(男性102センチ以上、女性88センチ以上)は中性脂肪、HDLコレステロール、血圧、血糖値を含めた五つの診断基準の一項目に過ぎない。

ただ、今回の研究でも肥満の人ほど発症しやすい傾向は変わりない。現行の基準でメタボと診断された人は、そうでない人に比べて発症の危険性は男性で1・44倍、女性で1・53倍高かった。

門脇教授は「腹囲が大きくなるほど心臓病や脳卒中を起こす危険は男女とも高くなったが、基準値としてどの数値が明確なのかを示すことは難しかった。今回の研究結果をもとに今後、最適な腹囲の基準について議論をしていく必要がある」と話している。

[解説]メタボ基準「肥満は危険」変わらない

特定健診・保健指導(メタボ健診)の目的は、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などの生活習慣病予防で、厚生労働省は、保健指導を通じて、年間2兆円の医療費削減を目算していた。しかし、腹囲では明確な線引きが出来ないことがわかったことで、診断基準やメタボ健診のあり方が問われることは必至だ。

日本では、腹囲が必須条件で、腹囲が基準値以内だと保健指導の対象にならず、血圧や血糖、脂質など他の項目が軽視されていた。

ただ、腹囲が生活習慣病と無関係というのではない。今回の研究でも、腹囲が大きく、肥満な人ほど、心筋梗塞などを発症する危険性は高まることが確かめられた。腹囲の基準値に一喜一憂するのではなく、生活習慣病の危険性を幅広く考えて、やせている人も含めて十分な対策をとることが重要だ。

(出典:読売新聞)

0 件のコメント: