2009年12月16日水曜日

ウォーキングで脳活性化 歩数計への過信は禁物

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


健康への先行投資が人生を快適・豊かで幸福にすることになりますが、
貯筋は貯金と違って利子はマイナスなので運動を継続し続けないと
筋肉はドンドンと脆弱化し、最悪は寝たきりになりますので
高齢になるほど運動の重要性が高まります。


運動は、
・有酸素系トレーニング(ウォーキング、自転車、ジョギングなど)
・無酸素系トレーニング(筋力トレーニング)
・ストレッチ
の3つが必要で、ウォーキングだけでは筋力維持はできても
筋力アップは得にくいです。

厚生労働省の健康づくりのための運動指針2006(PDF)は、例によって
細かいので覚えられないかも知れません。

運動指針2006.jpg

様々な運動の強さを表したメッツ値表(PDF)

普段の生活習慣をうまく活用することで運動効果は得られますので、
お互いに顔晴(がんば)りましょう。


私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
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ウォーキング効果をより高める
ひざのためには、走るより歩くのがいい

********************************【以下転載】********************************

「太陽の光を浴びて、セロトニン神経を刺激するウオーキングを」と話す有田秀穂東邦大教授 年齢を問わず、人気の健康法がウオーキング健康法。しかし、脳全体に影響を与えるセロトニン神経研究の第一人者で『歩けば脳が活性化する』(ワック)の著者、有田秀穂(ひでほ)東邦大学教授は「歩数計に縛られた歩き方は脳の活性化につながらない」と警鐘を鳴らす。テレビモニターを見ながらのウオーキングはカロリー消費につながっても、セロトニン神経の活性化は期待薄という。有田教授は「歩き終えたときに疲労感でなく爽快(そうかい)感を感じることも重要」と指摘する。

朝日を浴びながら

有田教授によると、セロトニン神経が活性化すると、(1)大脳の緊張状態が緩和され、アルファ波(安静時に出現する脳波)が出やすくなる(2)ネガティブな気分が改善されて、プラス志向になる(3)抗重力筋が働き、顔つきや肌の張り、姿勢がよくなる(4)痛みの感覚が和らぎ、痛みに耐えられるようになる(5)自律神経が活発化する-といった変化が起きる。いわゆる「セロトニン効果」だ。

セロトニンは睡眠ホルモンの一つ、メラトニンと車の両輪のような関係にある。セロトニンが昼間の活動を演出しているのに対して、メラトニンは夕方以降、セロトニンに代わって増え始め、睡眠をコントロールするという。

「室内で終日、ゲームばかりしている子供に比べ、屋外でよく遊ぶ子供は太陽の光を浴び、セロトニン神経が刺激されて深い眠りにつける。ウオーキングをするときも、深夜より朝日を浴びながらするほうが心身両面にいい効果をもたらします」

おすすめできないウオーキング法として、有田教授は(1)テレビモニターや雑誌を見ながら漫然と歩く(2)仲間とおしゃべりをしながら歩く(3)距離や消費エネルギーばかりに気をとられ、体力の限界まで歩くこと-を挙げる。

副作用のない薬

昭和39年に「日本ウオーキング協会」が誕生し、翌年には国内最初の歩数計が発売。歩数計の普及とともにウオーキングが生涯スポーツとして浸透したが、有田教授は「歩数や消費カロリーにばかり気をとられていると、エネルギー代謝としてのウオーキングになりがち」と指摘する。セロトニン神経の活性化には余計な雑念を捨て、集中して歩くことが肝心という。

また、朝型の生活に変えてセロトニンが増えるような生体時計に変えることも大切という。セロトニンの最大の敵はストレスと疲労。有田教授によると、へとへとになるまで歩くことは百害あって一利なし。「正しいウオーキングは深い睡眠へ誘(いざな)う副作用のない薬を自前で出すための準備と考えて」と呼びかけている。

【用語解説】セロトニン神経

脳の中心である脳幹の中央部分に核を持ち、図のように脳全体にネットワークを構築し、心や体のバランスをつかさどる。人間の意識や気持ちに影響し、心身ともにスムーズな活動を行うための状態を作り出す働きをする。1970年代に脳内にあることが分かり、以降、脳の研究者らがそのメカニズムや役割について実験や研究を重ねてきた。

(出典:産経新聞)

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