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本日12月13日は「ビタミンの日」です。
食事摂取基準は、健康な個人または集団を対象として
国民の健康の維持・増進、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、
生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的とし、
エネルギーおよび各栄養素の摂取量の基準を示すもので、
最新のものは、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」です。
栄養所要量は欠乏症を避けるために摂取すべき必要最低量ですが、
2008年11月の国民栄養調査によると、この栄養所要量すら
下回っている栄養素はたくさんあり、年々不足栄養素の種類も
増えています。
◆栄養所要量を下回っている栄養素
日本はこれだけ栄養素失調の人が多いということです。
・カルシウム
欠乏症状:発育不良、不眠、骨の形成不良、骨粗鬆症、神経過敏、関節痛、動悸、手足の痺れ
・マグネシウム
欠乏症状:神経過敏、不安感、無気力、混乱、筋肉の痙攣、脳・身体の疲労、筋肉・神経系の障害と精神行動異常
・鉄
欠乏症状:貧血、体力低下、呼吸困難、皮膚の炎症、頭痛、肩こり、不眠、冷え症、耳鳴り、疲れやすい
・亜鉛
欠乏症状:発育不良、疲労、味覚障害、不妊症、性的発育遅れ、傷が治りにくい、敏捷性に欠ける
・銅
欠乏症状:発育不良、不眠、骨粗鬆症、神経過敏、関節痛、動悸、手足の痺れ
・ビタミンA
欠乏症状:夜盲症、発育遅れ、皮膚角質化、骨・歯発育不良、粘膜障害、ドライアイ
・ビタミンE
欠乏症状:胃腸病、不妊症、インポテンツ、流産、手足の痺れ、運動能力の低下、筋肉の低下、髪が傷み抜けやすい
・ビタミンB1
欠乏症状:便秘、脚気、倦怠、胃腸障害、心臓肥大、血圧異常、神経障害、筋力の低下
・ビタミンB2
欠乏症状:発育不良、スタミナ不足、消化障害、白内障、抜け毛、口唇炎、口角炎、角膜炎
・ビタミンB6
欠乏症状:ニキビ、貧血、関節炎、精神不安定、めまい、抜け毛、学習障害、体力の低下、幼児のひきつけ
・パントテン酸
欠乏症状:脱毛、下痢、低血糖症、胃腸障害、副腎機能低下、腎臓障害、抑うつ症、若年老化
・食物繊維
欠乏症状:便秘、解毒機能低下、大腸の機能低下、大腸ガン・糖尿病・心臓病のリスク
アメリカでは、日本と同じRDA(推奨1日摂取量)とODAの2つがあります。
ODAは、最適1日摂取量といい、最新の研究成果を反映した健康増進に
最適な摂取量で、RDAとODAの関係は以下の通りです。
・ビタミンA :RDA×2~5
・ビタミンB1 :RDA×3~30
・ビタミンB2 :RDA×3~30
・ビタミンB6 :RDA×5~25
・ビタミンB12:RDA×2~50
・葉酸 :RDA×2~50
・パントテン酸:RDA×2~20
・ビタミンC :RDA×8~50
・ビタミンD :RDA×5~10
・ビタミンE :RDA×5~90
健康増進にはRDA(推奨1日摂取量)の2~5倍摂るとよいことがわかります。
最近行なわれた健康食品フォーラムと
別のセミナーの「健康食品の正しい選び方・使い方講座」で
国立健康・栄養研究所の同じ職員の講演をお聞きしましたが、
遅れた日本の現実が改めて確認できました。
特に某区民向けの「健康食品の正しい選び方・使い方講座」では、
・日本人は食事で必須栄養素がすべて摂れている
(上記の国民栄養調査とまったく逆のことを言っている)
・健康な日本人に健康食品・サプリメントは必要ない
・健康食品・サプリメントは健康に不安がある人には役に立つかも
・よい健康食品・サプリメントはあまりない(これは正解)
・健康食品・サプリメントは医師、薬剤師、管理栄養士などの専門家に相談して
という繰り返しでした。
サプリメント先進国アメリカで、このタイトルでこんな講演をしたら
ブーイングされますが、日本国民は本当にお気の毒です。
日本は、国民栄養調査での必須栄養素の所要量すら摂れていない
調査結果を無視し、いまだ食事だけで身体と心に必要なすべての
栄養素が摂れると主張して国民が健康になる権利を奪っている
専門家とは言えない専門家が多く、マスコミ情報も同様の傾向です。
私のライフワーク:人生3大不安の健康、経済、孤独を解消するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
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*******************************【以下転載】*******************************
12月13日は「ビタミンの日」。明治43年のこの日、鈴木梅太郎氏が抗脚気(かっけ)因子(後のビタミンB1)を米ぬかから抽出して学会で発表した。来年は「ビタミン発見100周年」。今回は、多忙な師走を乗り切るためにも大切なビタミンB1の働きや上手な摂(と)り方を紹介する。
ビタミンB1は、糖質が体内でエネルギーに変わる際、不可欠な働きをする。ビタミンB1が不足すると、細胞でのエネルギー代謝が低下し、疲労を感じる。
しかし、日本人のビタミンB1摂取量(推奨量は成人男性で1・4ミリグラム)は、食事からではすべての世代で不足している(平成20年国民健康・栄養調査)。血中ビタミンB1濃度が50ナノグラム/ミリリットル未満と低く、疲労感を訴える「潜在性ビタミンB1欠乏症」は大半の日本人が抱える隠れた問題症状だ。
あなたの体にビタミンB1は足りていますか?
(出典:産経新聞)
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