2008年10月14日火曜日

「抱かれる子どもはよい子に育つ」という本のご紹介

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


今回ご紹介する「抱かれる子どもはよい子に育つ」という本は
すばらしい育児書であり、心理学、精神医学、人間学の斬新なやさしい
専門書でもあります。
より多くの人に読んでいただきたいと思います。


特に印象に残ったところ

・自然の流れに逆らっている現代の育児法
 抱きぐせをつけるな
 赤ちゃんを甘やかすな、過保護にするな
 一人で寝かせて、自立を促せ
 ゼロ歳児保育の施設を増やせ
 子育てより、職業が生きがいだ
 粉ミルクや離乳食缶詰を使えば、母親は楽だ
 保育は子育ての終わった女性にゆだねよう
 子育ては男女平等に
 しつけは三歳までに
 これらは誤りである
 社会が働く女性を求め、アメリカの誤った初期の育児法をすんなり
 受け入れてしまう高度経済成長をめざす時代背景があった

・マザーテレサの言葉
 「この地球上に二つの飢えた地域がある。一つはアフリカ、もう一つは日本。
 アフリカは物理的な飢え、日本は精神的な飢えである。」

・国立岡山病院の母乳育児成功率は100%
 生後一日目から母子同室
 出産後三十分以内から赤ちゃんに乳首をなめさせる
 砂糖水や粉ミルクは一切与えない

・自閉症は治りにくい脳の病気ではない
 初期であれば自閉症は、母親がよく抱けば治る

・新生児室は赤ちゃんにとって地獄のような世界
 生後間もない赤ちゃんを母親から離すことは危険

・一億総心身症からの回復の鍵は「スキンシップ」と「素直なこころ」
 心身症は乳幼児のスキンシップの少ない育てられ方にある
 大人になってからもスキンシップで治る

・児童虐待も乳幼児のスキンシップの少ない育てられ方にある

抱かれる子どもはよい子に育つ.jpg

こころの仕組み.jpg

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

母親が、よく抱いてスキンシップをとり、母乳で育ててこそ、赤ちゃんのこころは育まれる―本書では、親子の信頼関係をいかに築くかに長年取り組んできた著者が、よくいわれている子育ての常識を問い直し、育児の基本をやさしく説く。夜泣きや児童虐待、産後のうつ病の対処法、“コアラ抱っこ”の効用など、親子のこころを育むエピソードの数々。お母さんとお父さんに贈る心温まるメッセージ。

【目次】(「BOOK」データベースより)

なぜ人間は育児をするのか?/なぜ赤ちゃんを、母親が抱いて育てることが大切か?/なぜ母乳育児が見直されているのか?/なぜ母性豊かな女性は神や仏に近いのか?/なぜ夫婦仲のよさが育児に大切か?/なぜ家庭の「和」が育児に大切か?/なぜいつまでもあまえる子どもになるのか?/なぜ親が早くから叱り過ぎてはいけないのか?/なぜ親が口出しをし過ぎてはいけないのか?/なぜ人間の性格は変化するのか?/なぜマタニティーブルーになるのか?/なぜ親による児童虐待が起こるのか?/なぜ「コアラ抱っこ」は一挙両得なのか?

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

石田勝正(イシダカツマサ)
1936年、名古屋生まれ。京都大学医学部卒業。1977年、医学博士号取得、翌年、先天性股関節脱臼の発生・防止の研究と実践の成果により京都新聞文化賞受賞。専門の整形外科のほか、精神医学にも深く携わる。日本児童青年精神医学会会員。石田診療所院長。龍谷大学非常勤講師。元・国立京都病院医長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

0 件のコメント: