2008年10月5日日曜日

奇跡の無肥料無農薬リンゴ、木村興農社の偉業

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石川拓治著「奇跡のリンゴ」(幻冬舎)という本があり、
NHKの人気番組「プロフェッショナル仕事の流儀」でも紹介されました。

100%不可能だと言われていた無農薬かつ有機肥料も一切使わないで
リンゴを育てている木村秋則さんの人生を綴ったものです。

木村さんは無農薬リンゴを作るために何と30年もの歳月をかけ、
言葉では語れないほどの苦難をされました。

諦めて、「もう死のう」と覚悟して山奥に入ったことがきっかけで、
自然のままの土作りに気づき、無農薬リンゴを成功させたのでした。

また、苦労して作ったトウモロコシが、タヌキに食べられてしまった時に
見てくれの悪いトウモロコシを畑の脇に置いてくるようにしたら
ピタッと被害が収まったとか。

自然のままで、自然と共生することで、
農薬も肥料も使わないリンゴを作ることに成功されたのでした。

私も木村さんのリンゴを食べてみたい。

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リンゴは無農薬で栽培することは難しい。30~40回農薬を散布するのが通常だ。それを無肥料で栽培しているのが青森県弘前市の木村秋則さんだ。かつては農協から表彰されるほど農薬を多用していたが、家族が農薬の被害になったことがきっかけで1978年から無農薬でリンゴ栽培を始めた。自然栽培のリンゴは常温で保管しても腐敗することなく熟成し、アップルパイのようになる。リンゴは予約で販売先が決まっているほどの売れ行き。そこで、11月頃から発売される今年度のリンゴジュースをMyNewsJapan読者に紹介する。

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【Digest】
◇切り口が茶色に変色しにくいリンゴ
◇リンゴジュースがワインになっていた
◇無肥料無農薬は苦労の連続
◇9年目に実った自然栽培のリンゴ
◇無肥料の認知度が高まった
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◇切り口が茶色に変色しにくいリンゴ

2001年12月頃、ある雑誌に無肥料無農薬のリンゴを栽培している青森県弘前市の木村秋則さんの記事が書いてあった。

リンゴは無農薬で栽培することすら難しい。当時は無肥料という言葉もまだほとんど使われておらず、無肥料でリンゴが栽培できていることが信じられない思いだった。

木村興農社
◆住所:〒036-1331 青森県弘前市大字五大字沼田41-1
◆TEL&FAX 0172-82-3398

そのリンゴとリンゴジュースを販売していたので、さっそく電話で申し込んだ。久しぶりに食べたリンゴの味は、今までに食べたことのない美味しさだった。しかも、市販のリンゴは切り口がすぐに茶色くなるものだが、木村さんのリンゴは時間がたっても茶色に変色しにくかった。

久しぶりに、というのはリンゴに限らず果物は農薬を多用するものが多いので、無農薬の果物しかその当時は食べていなかったからだ。みかんやキウイなどは無農薬のものがあったがリンゴはなかったので、その当時で約5年前から食べていなかった。ただし、無添加のお菓子でも原材料に市販のリンゴが使われていたものは止むを得ず食べていた。

リンゴジュースは自然の甘さというか、しつこくないさっぱりした甘さでほどよい酸味もあった。そのリンゴジュース約300gと1個分のリンゴの皮をビンに入れ、保温器で発酵させた。すると1週間ほどで二酸化炭素の泡が出始め発酵してきた。リンゴのワインができたのだ。

リンゴの栽培は通常30~40回農薬を散布する。そんなリンゴで同じようにしても、まともに発酵しないかもしれない(市販のリンゴでは発酵させたことがないので、どうなるかは分からない)。

その後、2002年4月頃ナチュラルハーモニーの河名秀郎社長と出会った。自然食の売店では木村さんの自然栽培のリンゴとリンゴジュースを販売していた。河名さんに聞いてみると、数年前に木村さんと出会い、考え方や生き様に共感し販売させてもらうようになった、とのことだった。

河名さんは「木村さんのリンゴは常温で保管しても、腐敗することなく熟成してアップルパイのようになりました」と言っていた。

◇リンゴジュースがワインになっていた

2002年9月の終わり頃、河名さんと一緒に木村さんのリンゴ畑に見学に行った。木村さんから無肥料無農薬の自然栽培でリンゴ栽培を始めたきっかけや、その後の苦労話、リンゴの木の剪定の仕方、害虫と益虫のことなどについて説明を受けた・・・・・。

(出典:MyNewsJapan)

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