2010年7月29日木曜日

「夏バテ」って何? 一種の自律神経失調症 ビタミン不足

いつもありがとうございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家てるです。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


連日猛暑が続いていますが、元気ですか。

私が暑さにも強くて夏バテした記憶もなくいつも絶好調なのは、
的を射たよい生活習慣を続けているからだと思っています。

この猛暑で皇居ランナーが激減しているそうですが、
私のトレーニングメニューは猛暑でも変えずにできています。


時期的にご参考になる記事ですが、ビタミンB1がきちんと
摂れている人は非常に少ないそうで、今年は「ビタミン発見100周年」。

ビタミンB1血中濃度.jpg

栄養所要量は欠乏症を避けるために摂取すべき必要最低量ですが、
2008年11月の国民栄養調査によると、この栄養所要量すら
下回っている栄養素はたくさんあり、年々不足栄養素の種類も
増えていますので、夏バテして当然でしょう。

国民栄養調査.jpg


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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****************************【以下転載】****************************

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連日のうだるような暑さ。「夏バテ」しそうだという人も少なくないでしょう。
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ところで、「夏バテ」って何でしょう?
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この時期に、体に起こる変化と、快適に過ごすコツを、
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聖蹟サピアタワークリニック・総合診療科医師の渡邉美和子さんにうかがいました。
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「夏バテ」は、一種の自律神経失調症

夏バテは、「温度変化に体がついていかない」状態です。暑くなると体力を消耗し、食欲も落ちてきます。

さらに、今は、オフィスや電車の中はエアコンが強烈に効いており、寒いくらいだったりします。ただでさえ、夏の暑さで疲れているところへ、短い時間での急激な温度変化が加わるわけです。

体は、自分の状態を一定に保とうとしますから、暑いときには汗をかいて体温を下げ、寒くなると今度は冷えないように血管を収縮させて、体温を上げる方向に調整しようとします。これらの調整は自律神経が行うので、変化が激しいと神経も疲れてしまい、反応が鈍くなってきます。一種の“自律神経失調症”といえるかもしれません。

これは、夏に限ったことではなく、季節の変わり目には起こる体の変化です。

ビタミンB群とCをとる

さて、夏は食欲が落ちるので、そうめんや冷やし中華といったさっぱりとしたものを食べることも多いでしょう。アイスクリームなども食べる機会が増えますね。このように、夏は糖類(炭水化物)過多になりがち。糖質の代謝にはビタミンB1を要します。おまけに、このビタミンは水溶性で、汗と共に外に出てしまいます。つまり、夏はビタミンB1が不足しがちになるのです。

さらに、アルコールをとる回数も増えがち。冷えたビールは最高ですが、アルコールの代謝には糖質以上にビタミンB1が消費されます。

ですから、夏はビタミンB1を意識してとっていただきたいのです。もちろん食事からとるのが一番ですが、食生活が不規則になることもあるでしょう。そういうときにはサプリメントを上手に利用すればいいのです。

ビタミンB1をとるといっても、これだけをとればいいというわけではありません。ビタミンB群にはB1、2、6、12等があり、これらは水溶性で、とりすぎると不要な分は尿などで排出されます。ところが、ビタミンB1など1種類だけに偏ってとると、その不要分を排出する際に、他のビタミンが不足していても一緒に尿や汗に出てしまうという性質を持ちます。ですので、複数種類のビタミンB群を含むマルチビタミンを選んで下さい。紫外線対策としてとりたいビタミンCも組み合わせるのがお勧めです。

体力を消耗しやすい夏は、バテる前に予防的にサプリメントを飲み始め、少しずつビタミン類を補給しておくのもいいことです。バテてからでは回復に時間がかかります。

代謝機能を維持するために、たんぱく質も意識してとってください。豚肉や青魚、納豆は良質のたんぱく質源で、しかもビタミンB群が豊富な、夏バテ対策にはふさわしい食品です。

水分補給は大切ですが、飲めばいいというものではありません。「出した分だけ補給する」ことが目的なのですから、無理に大量の水を飲んだり、汗を増やして脱水を助長するような飲み方は逆効果です。特にコーヒーやお茶は利尿作用があるのでとりすぎに注意です。夏には、ミネラル分の入った飲料が適しています。また、冷たいものを飲んでも、お腹がビックリするだけで、直接体温を下げることにはなりません。時には温かい飲み物もとりいれてください。

夏の「冷え」と「むくみ」も要注意

神経を休め、きちんと働かせるためには、睡眠も大切です。これだけ暑いと寝苦しいですので、エアコンをかけるのも(タイマーをかけて)安眠のためには必要なことだと思います。ただし、冷えすぎないよう、そして風が直接体に当たらないよう注意してください。冷えると、体内で体温を一定に保とうとする機能をフル回転させることになるので、かえって疲労感が増してしまいます。また、不快感を感じるのは温度よりも湿度ですから、クーラーよりも除湿(ドライ)を使うことがお勧めです。

ですから、基礎生活力が弱い人…睡眠不足の人や食事の偏りがある人は、夏バテになりやすいのです。胃腸が弱くて下痢しやすい人も、ビタミンやミネラルが体外に出ていきますので、夏バテには要注意です。

また、夏でも「冷え」の人が増えています。冷えは、血の巡りが悪くなっている状態(末梢循環障害)です。エアコンのよく効いたオフィスであまり動かないデスクワークをしていると、血の巡りが悪くなります。これは、むくみにもつながります。

「こうしたらいい」と分かっていても、なかなかすべては実践できません。そんなときは、「できない部分」を他のことで補ってください。

例えば自分が睡眠不足気味だと思ったら、栄養補給には注意する、といったことです。私の場合は、お風呂に入ったときに、血行がよくなるよう、体をマッサージしながら洗う、といったことを心がけています。

風鈴をつって、音色に耳を傾けてみるといったことも、ぜひやってみていただきたいことです。それが直接体温を下げることにつながったりするわけではありませんが、そうした「五感をフル稼働して“涼”を感じる」ことは、体の機能アップにもつながります。

まだまだ暑い日が続きそうですが、できることを少しずつ実践して、快適に過ごしてください。

Profile
渡邉美和子さん
聖蹟サピアタワークリニック・総合診療科
北里大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院(内科)、マリーシアガーデンクリニック院長などを経て、2010年から現職。従来の「治療」だけでなく、遺伝子診断やメディカルエステなども取り入れ、一人ひとりの状態に応じたオーダーメードの医療を実践。予防専門医療機関を目指す。クリニックには歯科も併設しており、口腔内から全身の疾患治療も行っている。資格に、国際統合医学会評議員、日本抗加齢医学会専門医など。

(出典:日経ウーマンオンライン)

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