2012年11月14日水曜日

初期虫歯 診断基準普及へ 口内環境整え再石灰化を


おはようございます。

ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。

毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。





8020運動はご存知ですか。

80歳で自分の歯を20本残そうという運動で、

口腔ケアは軽視されがちですが、健康・長寿には重要です。





歯を失う最大要因は歯周病ですが、虫歯の影響もあり、

記事にある穴が開く前の初期虫歯を治療することが普及して

ほしいと強く思います。





東京予防歯科研究会





私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。

私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。





関連ブログ 新しい順

食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識

歯石除去は心臓病リスクも下げる、台湾研究

飲食物の酸で歯が溶ける「酸蝕歯」 食事習慣や歯磨きの見直し必要

歯周病、心疾患・糖尿病を悪化

歯周病、善玉コレステロール激減し動脈硬化悪化 仕組み解明

虫歯・歯周病を根治する「殺菌水」療法 少々高額

“口は災いの元” 歯周病菌 糖尿病などのリスクに

酸蝕歯 歯を溶かす飲食ご注意 黒酢、コーラ、スポーツ飲料やグレープフルーツでも

口腔崩壊:子供の虫歯、貧困で悪化!? 放置続出、医師「全国調査を」

歯周病はいろいろな生活習慣病に関係している

「家族の喫煙で子どもは虫歯になりやすい」 岡山大調査

歯の健康を保ちたい 「80歳で20本」残すには

虫歯ができる前にレーザーで検知

高級歯磨き剤に脚光 高齢化 ケア意識高まる

妊婦さんも歯が命 口腔ケアで出産時のリスク軽減

歯周病の治療で血管機能が改善

歯周病:意外と怖い 動脈硬化、糖尿病に関係も

認知症:「口の健康で予防」 歯周病の人ほど脳血管障害に

東北大調査:歯が少ないと医療費高額に

歯周病は40歳を過ぎると進行が加速する

抜いた健康な歯は「歯の銀行」に預けよう

歯周病と全身への影響 歯周病菌は動脈硬化にもかかわる

中高年男性はご用心、歯と脳梗塞の意外な関係

「安心できる歯科医療を」第三者評価機関が旗揚げシンポ

肥満の人は歯周病にご注意 普通の人の1.5倍の罹患率



****************************【以下転載】****************************



虫歯というと、削って治すイメージが一般的。だが、初期の虫歯なら口内環境を整えれば歯の再石灰化が進み、削らずに治すことが可能だ。日本の診断基準では、穴が開いてからが虫歯とされるが、海外では初期段階の虫歯を診断できる基準「ICDAS」(アイシーダス、International Caries Detection and Assessment System=国際的う蝕(しょく)探知評価システム)」の普及が進み、日本でも導入の動きが広がっている。



虫歯の診断基準産経121113.jpg



◆穴が開く前に



虫歯は、歯の表面に付いた歯垢(しこう)(プラーク)内の虫歯菌が作る酸が溶け出し、歯の表面のエナメル質に含まれるミネラル分(リン酸やカルシウムなど)が溶け出す「脱灰(だっかい)」によって起こる。通常は、脱灰が起こっても唾液の成分にはミネラル分が含まれているため、再石灰化される。



しかし、糖分の取り過ぎなどで脱灰と再石灰化のバランスが崩れると、虫歯になる。初期の虫歯は、この脱灰が起こっている状態。歯の成分が溶け出しているため、白く濁ったシミのようになる。



東京医科歯科大学の田上順次教授は「初期虫歯の状態なら適切なケアと治療で再石灰化が可能。穴が開いてからでは削る治療しかできない。治療した部分がまた虫歯になるケースも多く、穴が開く前に治療することが重要だ」と話す。



再石灰化にはまず、食事後の歯磨きで口の中の環境を整えるといいという。虫歯菌は砂糖などの糖分で増えて酸を生み出すため、しっかりと歯磨きをするといい。



「寝ている間は唾液が出ないため、再石灰化が行われない。夜寝る前の歯磨きはしっかりと行ってほしい」(田上教授)



唾液を出すことも効果的だ。食事のときによくかんだり、再石灰化を促すミネラル成分「CPP-ACP」の入ったシュガーレスガムを食べたりして唾液の質を高めるのもいい。





◆世界基準でも



初期虫歯から治療を始めようという動きは、世界的に始まっている。近年は虫歯予防に有効なフッ素入りの歯磨き粉などが普及。虫歯になるスピードが遅くなり、穴が開く前の、脱灰が始まった「初期虫歯」の段階で発見することが可能になった。



初期虫歯の治療に利用されているのが、世界の研究者がつくった虫歯の新しい診断基準「ICDAS」。これまでは世界的な虫歯の統一基準がなかった。2002年から研究が始まり、05年に完成した。



基準はコード0~6の7段階。歯の見た目の状態で虫歯の進行度を区分しているのが特徴で、「健全な歯」はコード0。日本の診断基準では歯に穴が開いてからが虫歯とされるが、ICDASではエナメル質が変化している「初期虫歯」はコード1、2に区分され、治療の対象だ。



国内でもICDASのシンポジウムが開かれるなど導入の動きが出ている。日本ヘルスケア歯科学会の杉山精一代表は「これまで、初期虫歯は予防という観点で捉えられていた。ICDASが導入されれば、患者も初期虫歯を早く自覚できる。穴が開く前でも病変。治療という意識を持つことでケアに力も入り、削る治療に進まないようにできるだろう」と話している。



(出典:産経新聞)

0 件のコメント: